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くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主

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ビタミンB群は、B1、B2など8種類のビタミンを総称した呼び名です。ビタミンB群のほとんどは、欠乏すると脳障害や精神疾患を引き起こします。

ビタミンB群はどんなバランスのよい食事を心がけても、1日に1mgを摂取するのが精一杯。心身ともに健康な人であれば、その量でも健康を維持できますが、すでに病気や症状が出ている人は、1mgではビタミンB群不足に陥ってしまいます。

残念なことに、医療や健診で行なわれる検査の一般的な読み方では、不足を発見することができず、不足を自覚するのが難しいです。

 

 

くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主

 

落ち込みやすいことと、怒りっぽいことは一見すると違う症状に感じます。

しかし、感情のコントロールがうまくできないという点では同じです。

GABA、セロトニン、ドーパミンなどの脳内神経伝達物質の合成と

代謝がうまくいってないのです。

その原因のひとつが、やはり栄養の過不足だと考えられます。

 

GABA、ドーパミン、セロトニンの合成には、

主原料のアミノ酸以外に、ビタミンとミネラルが必要で、

ビタミンB群のサプリメント摂取が

有効な場合があります。

 

ビタミンB群は、B1、B2など8種類のビタミンを総称した呼び名です。

ビタミンB群のほとんどは、欠乏すると脳障害や精神疾患を引き起こします。

ビタミンB群欠乏症の代表としては、B1はウェルニッケ脳症、

ナイアシン(B3)は不安増大や幻覚症状、B6は不眠とうつ病、

B12はうつ病、幻聴、幻覚のほか、思考力の低下も招きます。

とくにウェルニッケ脳症は一度発症すると治りませんから、

お酒を控える、ジュースの過剰摂取をやめるなど、

未然に防ぐことが大切です。

 

じつは、ビタミンB群はどんなバランスのよい食事を心がけても、

1日に1mgを摂取するのが精一杯。

心身ともに健康な人であれば、その量でも健康を維持できますが、

すでに病気や症状が出ている人は、

1mgではビタミンB群不足に陥ってしまいます。

残念なことに、医療や健診で行なわれる検査の一般的な読み方では、

不足を発見することができず、不足を自覚するのが難しいです。

そのため、落ち込みやすい、イライラしやすいなどの症状に心当たりがあるなら、

サプリメントを取り入れることをおすすめします。

 

サプリメントには、特定のビタミンBだけのタイプもありますが、

身体のなかで8種類が協力し合って働くので、個々に摂取するより

すべてのビタミンBが含まれている「ビタミンB複合体」を選びましょう。

 

とくに、糖質をたくさん食べている人、お酒、ジュースを飲む人は要注意です。

血糖スパイクが起こるうえに、糖質の分解にもビタミンB群が使われるので、

糖質を取りすぎると、脳内神経伝達物質を作る分が不足してしまいます。

血糖値の上昇も気分の浮き沈みに関係しますから、糖質を控え、

ビタミンB群を多く摂取するように心がけてください。

寝つきが悪い人も、ビタミンB群不足の可能性大。

ビタミンB群が足りなくて糖質が分解しきれず、脳が高血糖状態になり

、眠りにつきづらくなります。

寝る前にビタミンB群を摂取しておけば、血糖が分解されて血糖値が安定し、

眠りやすくなります。

「栄養で人生は変わる より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、

からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。

B1だけではありません。

B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、

エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、

とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、

タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、

「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

日時:2020年2月 1日 AM 11:41
ビタミンB群不足は不眠や集中力低下も引き起こす

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ビタミンB群不足であらわれる症状に、睡眠障害があります。

睡眠をコントロールする神経伝達物質が十分にできないため、睡眠のリズムが乱れ、夜寝付けない。昼間眠くなる、悪夢を見るといったことがあります。

ビタミンB群を積極的にとるようにしたところ、寝付きがよくなったという事例が多数報告されています。

眠れないからアルコールに頼る人もいますが、寝酒は逆効果です。アルコールを分解するときにビタミンB群が大量に消費されてしまうからです。

集中力や記憶力の低下もビタミンB群不足に伴う症状です。

 

 

ビタミンB群不足は不眠や集中力低下も引き起こす

 

仕事や勉強などの作業で頭を使う人や、集中力を必要としている人は、

明らかにビタミンB群が消費され、ビタミンB群不足になっているので、

特に気をつけてほしい。

 

今から10年ほど前、ある大学の芸術学部で

食事とうつの関係について講義をしたことがあります。

なぜ大学の芸術学部からそのような内容で声がかかったのかというと、

芸術学部の学生は、

ほかの学部と比べてうつなどの精神症状で学校を辞めてしまうことが多いため、

それに危機感を覚えた学校側からの依頼だったのです。

 

芸術学部は写真や絵、映像、文芸など、独特の集中力を必要とする学部です。

まさに「ビタミンB消耗型」の生活を送っているのです。

おそらく人一倍、ビタミンB群を消費してしまい、

うつなどの精神症状が出てしまうケースが多かったのではないでしょうか。

 

講義の結果は大好評で、後に学生さんからもらったアンケートには、

「1人暮らしなので、これからは食生活を見直します」

「軽度のパニック障害でしたが、食生活を見直したらパニックが出にくくなりました」

などといった感想がたくさん書かれていました。

その素直な感想が嬉しくて、いまだに大切に保管しています。

 

ところで、ビタミンB群不足であらわれる症状に、睡眠障害があります。

睡眠をコントロールする神経伝達物質が十分にできないため、

睡眠のリズムが乱れ、夜寝付けない。

昼間眠くなる、悪夢を見るといったことがあります。

子どもの場合はよく寝言をいう、夜中に突然叫ぶ、

といった症状があらわれることも少なくありません。

 

ビタミンB群を積極的にとるようにしたところ、

寝付きがよくなったという事例が多数報告されています。

 

眠れないからアルコールに頼る人もいますが、寝酒は逆効果です。

アルコールを分解するときにビタミンB群が大量に消費されてしまうからです。

 

集中力や記憶力の低下もビタミンB群不足に伴う症状です。

ビタミンB群が不足すると、情報処理能力はガクンと落ちる。

 

例えばビタミンB群が不足しているときにテレビの視聴やネットサーフィン、

読書をしていると、画面から次々にあらわれる映像や情報を処理しきれなくなる。

そして観るのが嫌になり、煩わしく感じるようになります。

 

日々、大量の情報に接している現代人にとって、

これはかなりハンディキャップになるのではないでしょうか。

「「うつ」は食べ物が原因だった! より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、

記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、

脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、

アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、

アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンはアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、

神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、

脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

なお、レシチンをアセチルコリンに合成するには、

ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。

 

 

日時:2019年4月26日 PM 05:03
生活習慣の影響で起こる「ビタミンB群不足」

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脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

 

生活習慣の影響で起こる「ビタミンB群不足」

 

たんぱく質が脳内神経伝達物質のおおもとなら、

合成の過程で大きくかかわっているのがビタミンB群です。

 

たんぱく質は、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニン、

GABAなどの神経伝達物質につくり変えられていきますが、

そのつくり変えになくてはならない働きをするのがビタミンです。

ビタミンが、つくり変えに作用する補酵素になるのです。

なかでも、特に重要なのがビタミンB群です。

 

ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン(B3)、

パントテン酸、葉酸、ビオチンの総称です。

これらは単独ではなく、複合的に作用するのが特徴です。

 

ビタミンB群のなかでも神経伝達物質の合成に欠かせないのがビタミンB6です。

神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン、GABAについても、

それに変わる反応はすべてビタミンB6がかかわっています。

それらの反応で主役を務めるのは酵素ですが、

ビタミンB6がなければ、酵素は何の働きもできません。

ビタミンB6という名脇役があってこそ、

酵素ははじめて主役として活躍できるのです。

 

一方で、ビタミンB群は実に消費されやすい栄養素です。

生活習慣の影響で、いとも簡単に消費されてしまいます。

消費される原因の筆頭に挙げられるのが、糖質の摂取です。

 

ビタミンB群は別名「代謝ビタミン」と呼ばれているように、

あらゆるものの代謝に使われてしまいます。

 

ビタミンB群はエネルギーの産生に欠かせない栄養素です。

エネルギーとなるのは、

私たちが食べ物から摂取したたんぱく質や脂質、糖質。

もちろんこれらは、摂取したからといって、

そのまま体の一部になるわけではありません。

胃腸で消化・吸収されてはじめてエネルギーとして使われるのですが、

このエネルギー代謝に欠かせないのが、ビタミンB群なのです。

 

ですから、糖質を大量に摂取すると、

ビタミンB群は糖の代謝に使われてしまいます。

糖質依存の食生活を送っていると、

それだけビタミンB群も必要となり、

ビタミンB群不足に陥ります。

糖質だけではありません。

偏った食生活やアルコールやカフェインを摂取したとき、

喫煙、薬の服用などでも消費されてしまうのです。

 

生活習慣や体質などによって消費量が違うため、

その消費量は個人差が大きいことも特徴です。

「「うつ」は食べ物が原因だった! より」

 

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うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、

「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。

原因としては、精神的なストレスのほか、

コンピューターによるテクノストレスや、

テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減少したり、

視床下部や下垂体といった脳の機能の異常なども、

原因として考えられています。

不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、

パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、

生活全般を見直してみることが必要です。

 

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、

とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、

タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、

「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

日時:2019年4月 8日 PM 04:13
小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

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元気で過ごすために、深い呼吸を毎日意識して行いましょう。キラキラした「清気」を鼻から吸い込み、体の中がきれいな空気で満たされ、体が透明になっていくイメージで、吐くときは体の中にある濁った気を全部口から出すイメージで行いましょう。自律神経にはこうしたイメージ力が非常にたいせつです。

私たちは、ふだんは無意識に呼吸をしています。呼吸が浅い人は、メンタルが弱くなっていく傾向にあります。

深呼吸をすると苦しい、途中でやりにくくなる人は、精神的に疲れている人が多いのです。

 

 

小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

 

私たちは、ふだんは無意識に呼吸をしています。

呼吸には、浅いところで行う胸式呼吸と、

横隔膜を使って深く息を吸い込む深呼吸の2種類があります。

呼吸が浅い人は、メンタルが弱くなっていく傾向にあります。

深呼吸をすると苦しい、途中でやりにくくなる人は、

精神的に疲れている人が多いのです。

 

東洋医学では、呼吸は肺と腎の両方で行うと考えます。

肺に空気をしっかり入れる力、

そして肺の空気を体の下まで引っぱってくる腎の力、

この二つがよい呼吸をするために必要です。

生命力が弱く、体調がすぐれない人は、腎の力が足りないため、

深い呼吸ができずに浅い呼吸になります。

肩で息をしているような状態です。

気持ちが落ち込んでうつぎみの人も腎が弱くなっているので、

深い呼吸ができません。

 

1日1回でいいので、深呼吸を意識して行うことが大事

 

元気で過ごすために、深い呼吸を毎日意識して行いましょう。

キラキラした「清気」を鼻から吸い込み、体の中がきれいな空気で満たされ、

体が透明になっていくイメージで、

吐くときは体の中にある濁った気を全部口から出すイメージで行いましょう。

自律神経にはこうしたイメージ力が非常にたいせつ。

よい気をとり入れてめぐらせることで、

健康や長寿を得るという、東洋医学の「導引」の考え方と同様です。

 

まずは7秒から始めます。

沿い所に軽く吐いて体の中をからにしてから、

7秒ゆっくりと鼻から吸います。

そして7秒かけてゆっくりと吐きます。

これを3分間続けます。

うつぎみだと胸が広がらず7秒でも苦しいことでしょう。

 

7秒ができるようになったら、14秒、21秒、30秒と長くしていきます。

14秒の深呼吸を2から3分続けるだけで、想像以上に疲れるはずです。

筋肉も使うので、ダイエットにもなります。

21秒の深呼吸では、肩甲骨も開くので、脳もすっきりします。

30秒になるとかなりきつく感じるでしょう。

慣れてくれば、30秒かけてゆっくり吸い、

30秒ゆっくり吐くことができるようになります。

 

1日1回、とくに時間を決めなくてもよいので、

この深い呼吸を実践してください。

なんだか疲れたなあと思ったときや、

何かしている合間に深呼吸を思い出すとよいでしょう。

夜に負担をかけると眠れなくなるので、

夜寝る前だったら1分程度にします。

風が通らないようなところでは、よい気をとり入れられないので、

できるだけ清潔な場所で行うようにしましょう。

 

横隔膜のかたさをとるのは肩甲骨で

 

深い呼吸ができるか否かは横隔膜が関係しています。

横隔膜は息を吸うと緊張して張り、吐くとゆるみますが、

かたくなって動きが悪くなると、肋骨を押すと痛むようになります。

東洋医学でいう胸協苦満の症状です。

こうなると、ストレスを感じやすく、うつ症状になりやすくなります。

 

横隔膜のかたさは、肩甲骨を動かすことでとることができます。

まずは両手を指先からひじまで前で合わせ、上を向けたまま、

ひじをできるだけ高くあげてみましょう。

ひじがあごの高さより上にあがれば、肩甲骨がよく動いているということ。

これができないと横隔膜の動きが悪くなっています。

 

毎日気づいたときに行っていると、だんだんあがるようになります。

肩甲骨の動きがよくなってくると、肩こりもよくなって、

首にいく血流量もふえて頭もすっきりしてきます。

さらに呼吸が楽になって、気持ちも前向きになります。

「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

日時:2018年10月23日 PM 03:30
そもそも自律神経とは、何だろう

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風邪を引かないようにうがいや手洗いをするのと同じように、自分はストレスに弱いと思う人はそれなりの対応策を考えておいたほうがいい。ときどき意識して深呼吸をするだけでも、気持ちは落ち着くはずです。

最初に息を吸ってもいいのですが、うまくいかなければ、まず大きく息を吐き切ってしまうのがコツ。こうして肺の中を空っぽにすると、人間は自然と大きく息を吸います。これを繰り返すのです。

また、うつなどの気分障害には、ヨガを始めとする「瞑想」がいい、という話もあります。何も考えずに呼吸のみに意識を集中することで、脳は一時的にせよ休息状態に入ります。

 

 

そもそも自律神経とは、何だろう

 

「自律神経失調症」というものがあります。

 

人間は、脳が“自律的”に呼吸や血流をコントロールしています。

胃腸などの内臓もそうです。

手足などは自らの意思でコントロールしていますが、

たとえば「この夕食は、早めに消化しよう」とか

「心臓は止まらないようにしよう」などとは考えません。

これらは、脳がほどよくコントロールしているのです。

しかし、ストレスがたまったり不規則な生活を続けていると、

この「自律神経」が乱れてきます。

 

これといって内臓などに異常がないのに、

原因不明の症状が出てくる状態です。

頭痛、下痢、便秘、胃痛、体がだるい、疲れやすい、めまい……

そしてそれらによる不安感や不眠など、

ありとあらゆる症状が出てきます。

 

自律神経は内臓や血管など、全身をコントロールしており、

周囲の状況に合わせて脳が体の機能を調整します。

たとえば、暑いと汗をかき、寒いとトイレが近くなる……

というように働くわけです。

 

生命を維持するためにはなくてはならないものです。

 

自律神経の働きが不安定になると、うつにつながる

 

うつや落ち込みに自律神経が大きく関わっていることは、

おわかりだと思います。

自律神経が不安定になることで、心身にさまざまな悪影響を及ぼし、

重くなると「うつ病」に進むのです。

 

ストレスがかかりすぎると、普通なら自然に働いている自律神経が

うまく機能しなくなります。

しかし自律神経は、「こうやって治そう」と思って

治るものではありません。

人間の意思とは関係なく心身が働いているものだからです。

 

いわば「自律神経失調症」は病名ではなく“状態”をあらわすもの

だと思えばいいのです。

病気ではないのですから、生活習慣を整えることで、

意外とあっさり治る。

 

うつの“入り口”かもしれませんが、うつ病ではありません。

 

ストレスを感じると交感神経が興奮するだけでなく、

副交感神経との切り替えがうまくいかなくなります。

繰り返しになりますが、これが自律神経失調症なのです。

 

ストレスがなくなっていけば、

副交感神経が活発になってリラックス状態になります。

ですが常にストレスがかかっていると、

この切り替えができにくくなるのです。

 

交感神経は元気をみなぎらせたりするのに必要なものではありますが、

ずっとこの状態だと眠れなかったり興奮状態が収まりません。

 

忙しさは自律神経の敵でもある

 

ザックリ言ってしまうと、

自律神経失調症は「メリハリ不足」でもあります。

 

人間は、交感神経と副交感神経がメリハリ良く働いています。

しかし不規則な生活、忙しすぎる生活、

気持ちに余裕がない生活には、メリハリがありません。

 

休むべきときには休み、忙しく活動すべきときには一気に動く

というリズムのようなものが必要になります。

しかしストレスがあふれるような状態では、

このリズムが乱れてきます。

脳も休まらないから自律神経も弱ってきます。

 

だからこそ、忙しさばかりの生活はできるだけ避けたいのです。

ただ、適度な忙しさは、ぼんやり何もしないよりはずっとマシです。

 

風邪を引かないようにうがいや手洗いをするのと同じように、

自分はストレスに弱いと思う人はそれなりの対応策を

考えておいたほうがいい。

ときどき意識して深呼吸をするだけでも、

気持ちは落ち着くはずです。

 

最初に息を吸ってもいいのですが、

うまくいかなければ、

まず大きく息を吐き切ってしまうのがコツ。

こうして肺の中を空っぽにすると、

人間は自然と大きく息を吸います。

これを繰り返すのです。

 

また、うつなどの気分障害には、

ヨガを始めとする「瞑想」がいい、

という話もあります。

何も考えずに呼吸のみに意識を集中することで、

脳は一時的にせよ休息状態に入ります。

 

脳の詳しい説明は省きますが、「前頭前野」(脳の前部)が

心や身体に命令を出し、「海馬」という部分が情報を蓄えています。

うつになると元気がなくなったり、ときには記憶力も鈍るのは、

前頭前野と海馬の機能が衰えてきたせいでもあります。

 

ここを休ませてやることも、ストレス対策には重要になってくるのです。 

「「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」

日時:2018年8月28日 PM 04:37
ストレスと、脳内ホルモン「セロトニン」の関係

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うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。

原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減少したり、視床下部や下垂体といった脳の機能の異常なども、原因として考えられています。

不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、生活全般を見直してみることが必要です。

 

 

ストレスと、脳内ホルモン「セロトニン」の関係

 抗うつ薬は、脳内にある「セロトニン」を増やします。

 

セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンが暴走しないように、

心のバランスを整える神経伝達物質だとされています。

セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、

怒りっぽくなったり、逆に沈み込んだりします。

 

うつ傾向になるのは脳内のセロトニンが少なくなることが

影響していると考えられます。

「そうではない」と言う人もいますが、

脳のことはまだまだよくわかっていないことが多いのです。

 

セロトニンの話にしても、まだまだ「これが正しい」という

考えはないのが当然でしょう。

 

ですが、そういうことをいったん横に置いたとしても、

やはりセロトニンは重要な神経伝達物質だと考えています。

いろいろなデータを見た上で、そう思います。

 

腸を健康にすると、うつにならない?

 

セロトニンは、人間の体にあるうち実に90%が小腸の粘膜にあります。

 

昨今増えている「過敏性腸症候群」は、腸に異常がないのに、

外出先で便意を催したりします。

ひどいときは通勤時、一駅ごとにトイレに行かなければなりません。

これは自律神経のトラブルによるもので、

セロトニンが関係していると言われます。

 

また、慢性的な下痢や便秘などにもセロトニンが

関係していると考えられています

 

つまり腸内のセロトニンは、腸のぜん動運動にも関係します。

セロトニンには、整腸作用があるからです。

 

また、腸の中には多くの細菌がいます。

その中には「善玉菌」「悪玉菌」があることを、

ご存知の方もいるでしょう。

善玉菌が多いと腸内環境も便通も良いのです。

 

腸内細菌は、いわば脳へのセロトニンの“材料”を

送るときに大きな働きをします。

腸内環境が悪化すると、

脳へセロトニンを送るはたらきも悪くなってきます。

 

結果的に、腸のトラブルはうつにつながっても行くわけです。

 

言い換えれば、腸を健康にすればうつにもなりにくい。

 

また、たんぱく質が極端に不足すると、脳の神経伝達物質も

きちんと生産されないだけでなく神経伝達物質のバランスや

切り替えも崩れます。

 

そもそも消化器とストレスには、強い因果関係があります。

 

強烈なストレスがかかったり、常にストレス一杯状態だと、

交感神経が興奮したままになります。

アドレナリンがどんどん放出され心拍数は上がり、

消化器系の運動は鎮まっていきます。

これだけなら胃腸はおかしくなりませんが、

交感神経と副交感神経の療法が興奮したり、

切り替えがうまくいかなくなります。

 

こうなると、胃の粘膜を守っている粘液が減り、

胃酸は多く分泌されます。

 

これでは胃も痛くなるし、

場合によっては胃炎や胃潰瘍にもつながります。

自律神経が正常に働いていないのです。

「「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」

日時:2018年4月24日 PM 05:08
認知症予防にはイタリアン!?

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アルツハイマー型認知症は、20年以上もの長い時間をかけて、脳の中に“老人斑”が溜まっていくことによって発症します。

高齢になり、もの忘れの兆候が見られるようになってから、慌ててイタリア料理やスペイン料理を食べても、すでに始まっている認知症の進行を止めることはできません。

若い頃から、地中海食のような食事を意識して食べるような食スタイルを実践することが大切なのです。

厚生労働省でも、認知症を含む生活習慣病の予防のために、この地中海食に注目し、日本人の健康的な食事のお手本にすることを提案しています。

 

認知症予防にはイタリアン!?

 

□地中海式の食事には認知症予防に効果的な食材が豊富

□塩分控えめの和食も同等の効果アリ

 

認知症予防にはイタリアン!?

 

脳にゴミを溜めにくい食事とは、具体的に、

どのような食事を摂ればよいのでしょうか。

 

これまでの研究成果として、“週に1回以上、魚または海産物を食べる人”や

“週に3回以上、野菜と果物のジュースを飲む人”は認知症になりにくい

という報告があります。

 

最も有名なものは、“地中海式の食事を摂っている人は

アルツハイマー型認知症になりにくい”という研究です。

 

「地中海食」とは、スペインやイタリア、ギリシャ、モロッコなど、

地中海沿岸の国々の人たちが日常、食べている食事のこと。

この「地中海食」は伝統的な食スタイルとして、2010年11月に、

世界無形文化遺産に登録されました。

 

具体的には、野菜や果物、豆類、穀類を基本に、

肉よりも魚介を多く食べ、赤ワインを少々。

チーズやヨーグルトなどの乳製品とオリーブオイルを

たくさん使うことが地中海食の特長です。

これらは、どれも細胞を若々しく保つ働きのある食べ物なのです。

 

野菜や果物のビタミンCやβカロテン、豆類のビタミンE、

赤ワインのポリフェノールは、細胞をサビつかせる活性酸素を除去する

抗酸化力が強い栄養素です。

魚介類にも、酸化しにくいDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富です。

また、乳製品は、細胞の元になるタンパク質とともにカルシウムも摂取できます。

そして、地中海食の特徴でもあるオリーブオイルは、

酸化しにくいオレイン酸を豊富に含んでいます。

 

反対に、アルツハイマー型認知症になった人たちの食生活を調べてみると、

“若い頃から肉類の摂取量が多く、魚と野菜の摂取量が少ない”

“甘いものの摂取が極端に多い”“食事以外に水分をほとんど摂らない”

“カロリー不足(女性の場合)”などの共通点が見られます。

やはり、動物性脂肪や糖質に偏った食事は、認知症の危険因子になるようです。

 

では、たとえば芸能人の名前が思い出せなくて不安になった人が、

今日から毎日、イタリアンを食べ続ければ、もの忘れがすぐに回復するでしょうか?

 

残念ながら、答えはノー。

アルツハイマー型認知症は、20年以上もの長い時間をかけて、

脳の中に“老人斑”が溜まっていくことによって発症します。

高齢になり、もの忘れの兆候が見られるようになってから、

慌ててイタリア料理やスペイン料理を食べても、

すでに始まっている認知症の進行を止めることはできません。

若い頃から、地中海食のような食事を意識して食べるような食スタイルを

実践することが大切なのです。

 

和食も塩分を控えれば理想的な食事に

 

厚生労働省でも、認知症を含む生活習慣病の予防のために、この地中海食に注目し、

日本人の健康的な食事のお手本にすることを提案しています。

なぜなら、地中海食は、乳製品とオリーブオイルを多用することを除けば、

私たちの馴染みのある和食との共通点が多いからです。

 

“魚に野菜のおひたし、汁物、煮物、米飯”という昔ながらの和定食は、

生活習慣病全般を遠ざける食スタイルです。

そして、日本の食卓に多く登場する、納豆をはじめとする大豆製品やイワシやサバなどの

青背魚、緑黄色野菜などは、地中海食に置き換えられる健康的な食材と言えるでしょう。

 

ただし、和食にはひとつだけ欠点があります。

 

それは、塩分が多くなりがちなこと。

味噌汁や漬け物など、塩辛いものが多いのです。

塩分の多い食事は、言うまでもなく高血圧の原因になります。

最近では、病院での入院食にも、味噌汁やスープがほとんど出されなくなりました。

認知症を予防したいなら、塩や醤油を控えめにした薄味の和食がオススメです。

「認知症にならない人がやっている脳のゴミ掃除 より」

日時:2017年5月18日 PM 04:32
イライラしやすいときは、糖分やビタミンB12が不足しているかもしれません

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしている

セロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、

軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな

依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に

広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、

簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加える

ことによって鍛えることができます。

 

 

 

イライラしやすいときは、糖分やビタミンB12が不足しているかもしれません

 

新しい生活パターンへの対応、

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、

うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、

人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

うつ病は、今やサラリーマンの3割近くに見られ、

「心のかぜ」ともいわれるほどポピュラーな病気になりました。

原因としては、精神的なストレスのほか、コンピューターによるテクノストレスや、

テレビやゲームなどによる眼精疲労などが元になることもあります。

 

また、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減少したり、

視床下部や下垂体といった脳の機能の異常なども、原因として考えられています。

不足している栄養素がないよう食生活の乱れに注意したり、

パソコンなどを使いすぎないように気をつけたりといった、

生活全般を見直してみることが必要です。

 

そのほかには、神経伝達物質セロトニンの材料となるトリプトファンや、

セロトニンなどの生成に必要なビタミンB6・B12、葉酸などの

ビタミンB群を補給します。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という

神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、

さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど

日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンや

アセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、

アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な

糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、

神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも

原因のひとつと考えられます。

 

トリプトファンはアミノ酸の一種で、牛乳や肉(赤身がいい)などの

たんぱく質に含まれています。

ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さけなどの魚類、牛肉、鶏ささ身、

レバーなどに多く含まれています。

ビタミンB12はレバーや魚介類に、

葉酸はレバーのほか、菜の花、モロヘイヤ、春菊など緑の濃い野菜に多いです。

また、イチョウ葉に含まれるギンコライドやケルセチンなどのポリフェノールは、

脳の血液循環をよくして、脳を活性化します(お茶などでとるのがおすすめです)。

 

加えて、散歩など屋外で体を動かす機会を増やすと、

気分のおちこみを軽減しやすくなります。

 

ただし、軽度のおちこみだけでなく、うつの症状がみられるときは、

まず病院で検査を受け、治療と並行して、これらの食事療法を行ってください。

 

日時:2017年5月 3日 PM 05:01
うつ病が起こる要因

2017.4.26.jpgのサムネイル画像

 

ストレスは、本来は「体や心にかかる刺激や負荷」

指す言葉です。

病気や不快な出来事はもちろんストレス(負荷)になりますが、

それ以外の、「昇進、結婚、出産、引っ越し、子どもの独立」

などの「変化」も、刺激という点でストレスになりえます。

こうしたきっかけでうつ病が起こる場合があることも、

知っておいてください。

 

 

うつ病が起こる要因

 

《脳の仕組みとストレスの関係がわかりつつある》

 

うつ病がなぜ起こるのか、その原因やメカニズムについては、

現在も研究が行われています。

 

脳は、無数の神経細胞でできています。

これらの神経細胞は、「神経伝達物質」という物質を介して

さまざまな情報を伝え合い、複雑な働きをこなしています。

 

しかし、ストレスを抱えていたり、心身ともに疲れている状態が続くと、

神経細胞の働きや、神経伝達物質の量に変化が生じたり、

脳の血流量に影響が及びます。

 

《脳の変化や遺伝子だけでは説明がつかない》

 

うつ病に関しては、神経伝達物質のうちでも、

「セロトニン」や「ノルアドレナリン」などの量が減ることが、

抑うつ症状などを引き起こす要因となっていると考えられています。

 

また、ヒトのDNAの解析が進み、抑うつ症状やうつ病に関係する

可能性のある遺伝子もいくつか発見されています。

しかし、うつ病の発症の仕組みは複雑で、遺伝子だけでは説明がつきません。

 

うつ病の発症には、もともとの性格や考え方の傾向と、

環境(ストレスの状態)などが深くかかわっているためです。

 

《「心の強さ」は関係ない》

 

うつ病について、時に「心が弱いからうつ病になるのではないか」

と思っている人もいます。

しかし、これは誤りです。

 

うつ病は、心の弱さから発症する病気ではないのです。

むしろ「まじめでコツコツ」やるタイプの人が、強いストレスや、

急激な変化に直面したときに、今までのやり方やペース配分をうまく調整できないと、

疲労や苦痛を抱えやすく、それがうつ病の1つの要因になると考えられます。

 

特に、社会の構造やシステムが急激に変わりつつある現代では、

本来は好ましい性格であっても、変化に対応することが苦手な人にかかる

ストレスが大きくなります。

 

そのことが、うつ病の患者さんが急増している一因と考えられます。

 

《きっかけとなるストレスはいろいろある》

 

うつ病の発症には、ストレスの大きさと強さが関係します。

ストレスが大きくて強いほど、うつ病の危険性が高くなるのです。

 

ストレスの大きさや強さは、その人の物事の受け止め方や、

ストレスにどのくらい耐えられるか(ストレス耐性)によっても変わってきます。

 

ストレスを感じやすい人にとっては、たとえ一つひとつは小さな出来事であっても、

それが積もり積もれば、大きな負担となってきます。

 

しかし、「自分はストレスに強い」と思っている人でも、

突然大きなストレスに襲われることもあります。

例えば、身近な人が急に亡くなったときなどです。

このような、いわば“不意打ちのストレス”がうつ病を招くケースも少なくありません。

 

この点で、うつ病は誰にでも起こる可能性のある病気といえるでしょう。

 

《意外なストレスがうつ病を招く》

 

ストレスは、本来は「体や心にかかる刺激や負荷」を指す言葉です。

 

病気や不快な出来事はもちろんストレス(負荷)になりますが、それ以外の、

「昇進、結婚、出産、引っ越し、子どもの独立」などの「変化」も、

刺激という点でストレスになりえます。

 

こうしたきっかけでうつ病が起こる場合があることも、知っておいてください。

 

《うつ病の発症に関係する要因》

 

状況の変化によるストレス

 

<喪失体験>

 大切にしていたものがなくなったり、消えることは大きなストレスとなる

 ・親しい人との死別

 ・失恋、離婚

 ・病気 など

 

<環境・対人関係の変化>

 環境の変化もストレスのもと。

 出産や昇進なども、ストレスを招きやすい。

 ・異動や退職

 ・引っ越し

 ・出産

 ・子どもの独立

 

<性格>

 ・うつ病の患者さんに多い傾向がいくつかある

  例えば、まじめで几帳面など、うつ病に多いと考えられる性格・傾向がある

  うつ病のタイプによって多少異なるが、「自分の失敗を悔やむ」

  「他人に気を遣う」「他人からどう見られているかを気にする」

なども比較的多い。

 

<体質>

 ・自分自身のからだの変化

 ・もともとの体質

  自分自身の病気や体の衰えをきっかけに、うつ病が起こることは多い。

  また、体質も関係すると考えられる。

  ただ、もともとの体質があるからといって、必ずうつ病になるわけではない。

「うつ病 正しく知って治す より」

日時:2017年4月26日 PM 05:25
脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄

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数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、40年以上研究を続けてきました。その結果、ビタミンB12は作用の点でも、ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に低下していたと報告しています。

 

 

脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄



ビタミンというと、一般には、野菜など植物性食品に多く含まれる

というイメージが強いようです。

しかし、実は、動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。

それはビタミンB12です。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には

広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

 

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、

日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的に

ビタミンB12が含まれています。

これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 

ビタミンB12を電子顕微鏡で見ると、鮮やかな赤色の結晶が見えます。

こんな鮮やかな色のビタミンは、ほかにありません。

 

また、ビタミンB12は、ほかのビタミンとはケタ違いに分子量が大きいのです。

たとえば、ほかのビタミンを人間一人が乗る飛行機にたとえると、

ビタミンB12は、それが何機も飛びたてる航空母艦なみの大きさです。

 

こういった数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、

40年以上研究を続けてきました。

その結果、ビタミンB12は作用の点でも、

ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

 

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

 

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、

体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経には、ビタミンB12は不可欠なのです。

 

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質

というものが行き来します。

二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

 

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、

シナプスは次々にこわれていきます。

ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

 

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、

脂肪成分となじみやすい構造をもっています。

脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。

そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、修復作用を発揮します。

 

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、

認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に

低下していたと報告しています。

認知症とビタミンB12の深い関係を示唆する研究結果といえます。

 

大量にとるほど効果を発揮

 

ビタミンB12の必要所要量は、厚生労働省によると、

成人で1日2.4マイクログラム(1マイクログラムは百万分の1グラム)

とされています。

これは悪性貧血を起こさないための最低量で、少し余裕をみて、

必要量を1日5マイクログラムとする説もあります。

 

これらは「欠乏症を防ぐ」ための摂取量ですが、まったく違う観点から、

1日に3000マイクログラムのビタミンB12をとるよう提唱しています。

脳神経系への積極的な作用を期待するには、このレベルのとり方が必要だからです。

 

これだけ多量のビタミンB12は、食品からは到底とれません。

そこで、おすすめしたいのが、大量のビタミンB12が手軽にとれる

「脳ビタミン食品」です。

 

この食品は、朝晩1包ずつとれば、1日に3000マイクログラムの

ビタミンB12がとれるようになっています。

なお、大量にとっても、弊害がないことが、医学的にハッキリ確認されています。

 

水溶性ビタミンであるビタミンB12を大量にとっても、

体内で働かずに排泄されるのではないかという見方もありますが、

それは違います。

 

ビタミンB12は、最終的には尿中に排泄されますが、

それまでの間、体内でさまざまな働きをします。

ビタミンB12の場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、

一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、

吸収率が増す効果)により、吸収、利用率が高まります。

 

脳を活性化する成分として、近ごろではダイズなどに含まれる

PS(ホスファチジルセリン)というものが話題になっていますが、

ビタミンB12には、脳内でPSを作る働きもあることがわかっています。

 

脳ビタミン食品には、ビタミンB12とともに、他のビタミンB群、ビタミンE、

セレン、コエンザイムQ10、イチョウ葉エキスといった多種類の有効成分や

機能性食品が配合されています。

それらにの相乗作用によっても、脳神経系への幅広い効果を発揮するものと思われます。

 

脳ビタミン食品は、物忘れや認知症、記憶力や集中力の向上に役立ちます。

また、腰痛や手足のしびれなどが改善した人もいます。

 

超高齢社会を目前にしたいま、元気でイキイキと年を重ねるために、

ビタミンB12に注目していただきたいと思います。

「健康雑誌安心 より」

日時:2017年4月25日 PM 04:54
注意したいうつ病の症状

   

2017.4.22.jpgのサムネイル画像うつ病は、最近急増しています。

その背景には、かさむ過重労働、「勝ち組」や「負け組」

などの言葉に象徴される競争社会のプレッシャーなど、

さまざまなことが関係していると考えられます。

本人も周囲も、うつ病について正しく理解し、

早期に医療機関を受診しましょう。

そして、正しい診断による治療を、焦らず行うことが大切です。

 

 

注意したいうつ病の症状

 

《気持ちの変化が行動にも現われる》

 

 うつ病では、さまざまな精神症状が現れます。

 

「悲しい」というより「むなしい」

 

 うつ病の症状は、「何をしても楽しくない」「何も興味がわかない」

などの言葉で表現される、強い抑うつ感です。

 

 しばしば誤解されることですが、うつ病では、

涙を流すような悲しさはあまりない場合もあります。

むしろ、「悲しさ」「怒り」などの感情の動きが停止し、

「むなしさ」に閉じ込められたような状態だといえるでしょう。

 

意欲がなくなる

 

 何かをしよう、したいと感じることがなくなります。

仕事や家事、趣味やレジャーなどはもちろん、

身だしなみもおろそかになってきます。

 

考えの転換ができない

 

 悲観的な考えばかりが浮かぶようになり、

悪いほうへ悪いほうへと考えが及んでしまいます。

事態を打破する前向きな考えは浮かばず、

悪循環にはまり込んでしまうのです。

 

 また、こうした考えが高じて、事実とは異なる、

妄想ともいえるような極端な思い込みを持つこともあります。

周囲が「そんなことはまったくない」と説得しても、

なかなか受け入れないという特徴もあります。

 

自殺を考えることも症状の1つ

 

 自殺とうつ病は非常に関係が深く、「死にたい」「自殺してしまいたい」と

自殺を口にしたり、または自殺を試みて、周囲がうつ病に気づくケースも

まれではありません。

 

つらさを隠していることもある

 

 うつ病の初期には、患者さんがつらさを隠して、

元気に振る舞うことがよくあります。

すると、本人がとてもつらく感じていても、周囲にはそう見えないため、

うつ病に気づくのが遅れることもしばしばです。

 

《身体症状を訴えることも多い》

 

 うつ病では、抑うつ症状などとともに、多くの場合は身体症状も現れます。

 

睡眠障害、食欲低下が多い

 

 うつ病では、「よく眠れない」「すぐに目が覚めてしまう」などの

睡眠障害がよく起こります。

眠れないことでひどくつらい思いをするうえに、

睡眠不足で昼間もスッキリしません。

 

 食べたいという気持ちがなくなって、食べる量も少なくなります。

そのためにやせてきます。

疲れやすく、倦怠感も強くなります。

 

さまざまな不快な症状が現われる

 

 体のしびれや痛み、頭痛、口やのどの渇きなど、

さまざまな症状が現われる人もいます。

体調がすぐれず、内科を受診したものの特に異常が見つからないことから、

精神科を紹介され、うつ病と診断されることも多くあります。

 

<気持ちの変化>

●感情がわかない

 たのしさ、うれしさなどのプラスの感情はもちろん、

悲しみや怒りなども感じなくなり、むなしさ、

空虚感に支配されるようになる。

●イライラ感が起こることも

 もどかしさや焦りが強くなり、

時にイライラ感として現われることがある。

●意欲がなくなる

 積極性がゼロになり、何をする気も起こらなくなる。

しかし、「やらなくては」という義務感はあるため、焦りを感じたり、

できないことに対する罪悪感にさいなまれることも多い。

●自己否定の考えから抜け出せない

 悲観的な方向にばかり考えてしまう。

現実には決してそんなことはないのに、破産してしまうと思い込む「貧困妄想」、

“世間に顔向けできない”と考える「罪業妄想」などか現われることもある。

 

周囲の励ましや

なぐさめ、説得も

頭に入っていかない

 

<行動の変化>

●反応が鈍くなり、引きこもりがちになる

 感情の動きがなくなり、物事に対する反応が鈍く、薄くなる。

人と会うのも苦痛になり、他人との接触を避けて引きこもりがちになる。

●動作がゆっくりになる、日常のことをやらなくなる

 憂うつな気分や身体症状のために、きびきびとした動作ができなくなる。

家事がおろそかになったり、身だしなみがだらしくなるなどの行動が見られることも多い。

●やたらと自分を責める

 まったく自分に関係ない事柄でも「自分が悪い」「迷惑ばかりかけてすまない」

などと言って、ひたすら自分を責める言動が出てくる。

「うつ病 正しく知って治す より」

日時:2017年4月22日 PM 04:30
セロトニン神経の7つの効果

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私たちの心は絶えず変化をします。

その変化そのものは悪いものではありませんが、

もしそれに振り回されていると困ったことになります。

例えば、ストレスを、食べる、買いものする、

人に話すなどで発散することがあります。

これも過剰になれば依存症になる可能性がでてきます。

セロトニン神経はそういったことにならないよう、

心のバランスを調える作用をします。

 

 

セロトニン神経の7つの効果

 

セロトニン神経は、脳全体の神経細胞に指令を送ることができます。

言葉を話したり、身体を動かす機能がある神経の活動レベルそのものを

コントロールし、主に、大脳皮質、自律神経、筋肉、痛み感覚、心に作用し、

以下にあげるような効果をもたらします。

 

その1 仕事にやる気が出る

セロトニン神経が刺激を受け活動が活発になると大脳皮質が覚醒します。

大脳皮質には意識レベルを調節する働きがあります。

意識には、スッキリ、ぼんやり、イライラなどさまざまな状態があり、

セロトニン神経が作り出すのはスッキリ爽快な意識の状態です。

これをクールな覚醒と呼びます。

このクールな覚醒状態は、心が安定し、落ち着いた状態で、混乱もなく、

何かうまくやれそうだ、やり遂げられそうだという感覚を意識している、

準備が整った状態を作り出します。

 

その2 朝の寝起きをよくする

心臓機能、血圧、代謝、呼吸などを管理する自律神経は、

交感神経と副交感神経という2つの神経で成り立っています。

副交感神経は眠っているときに優位となり、

交感神経は活動をしているときに優位になります。

この2つの神経は、互いにシーソーのようにバランスを保ちながら身体の調整をしています。

セロトニン神経が働いていると、朝目覚めたとき、適度に交感神経を緊張させ、

身体の方をスタンバイの状態にしてくれます。

寝起きが悪く、スッキリした朝が迎えられないというのは、

この働きがうまくいっていないということです。

 

その3 若々しい顔つき、立ち姿

重力に対して姿勢を保つために働く抗重力筋という筋肉にも、

セロトニン神経は働きかけます。

この筋肉は、自分で動かそうと思って動くというよりも、

起きていると自然に動く筋肉で、まっすぐな姿勢、

いきいきとした表情などに関係します。

この筋肉の緊張が弱った状態は、授業中の居眠りを思い出してもらうとわかりますが、

身体や表情が力なくだらんとします。

セロトニン神経が働くことで、抗重力筋が働くと、姿勢もよく、首もスッと立ち、

若々しい印象を与えます。

また顔は、抗重力筋が多い場所なので、この筋肉がしっかり働いていれば、

目元がぱちっとし、はつらつとした元気爽快な顔つきになります。

 

その4 不定愁訴が消える

セロトニン神経の働きのひとつに鎮痛作用があります。

身体のある部位から痛みが発生すると、脊髄ないし、脳の神経を介して、

痛みを脳が認識するのですが、たいしたことのない痛みの場合、

痛みの伝達経路の途中でセロトニン神経から分泌されたセロトニンが

その痛みの伝達を抑えてしまいます。

ところが、セロトニン神経が弱ると、この働きがうまく作動せずに、

ささいな痛みも過敏に訴えるようになります。

いわゆる不定愁訴などがその症状のひとつです。

生理痛、歯痛、関節の痛みなどもそうです。

セロトニン神経が鍛えられれば、こうした状況がなくなるので、

不定愁訴が消えるわけです。

 

その5 心のバランスを保つ

私たちの心は絶えず変化をします。

その変化そのものは悪いものではありませんが、もしそれに振り回されていると

困ったことになります。

例えば、ストレスを、食べる、買いものする、人に話すなどで発散することがあります。

これも過剰になれば依存症になる可能性がでてきます。

セロトニン神経はそういったことにならないよう、心のバランスを調える作用をします。

 

その6 欲望とストレスを越える

修行を積んだお坊さんは、楽しいことやいやなことに対し、即座に反応し、

いやなことをいつまでも気にするようなことがありません。

同じように、セロトニン神経を鍛え続けると、特に腹筋呼吸をしっかり続けると、

興奮にも落ち込みにもすぐに対処できる状態がつくれるようになります。

それは、欲望やストレスを越え、「今」を生きることができるようになるともいえます。

 

その7 幸せ脳がつくられる

セロトニン神経を鍛えていくと、一時的にセロトニン神経が弱った状態となります。

これは継続することで解かれますが、途中でやめると元の状態に戻ってしまいます。

まずは心と身体の変化を実感するために3ヶ月を目安に続け、

次にセロトニン神経が恒常的に高いレベルで安定すると考えられる3年を目指します。

その後も生涯続けることで幸せ脳が出来上がっていきます。

「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」

日時:2015年4月 7日 PM 05:04
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