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ビタミンB12

くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主

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ビタミンB群は、B1、B2など8種類のビタミンを総称した呼び名です。ビタミンB群のほとんどは、欠乏すると脳障害や精神疾患を引き起こします。

ビタミンB群はどんなバランスのよい食事を心がけても、1日に1mgを摂取するのが精一杯。心身ともに健康な人であれば、その量でも健康を維持できますが、すでに病気や症状が出ている人は、1mgではビタミンB群不足に陥ってしまいます。

残念なことに、医療や健診で行なわれる検査の一般的な読み方では、不足を発見することができず、不足を自覚するのが難しいです。

 

 

くよくよする人も、イライラする人も、ビタミンB群が救世主

 

落ち込みやすいことと、怒りっぽいことは一見すると違う症状に感じます。

しかし、感情のコントロールがうまくできないという点では同じです。

GABA、セロトニン、ドーパミンなどの脳内神経伝達物質の合成と

代謝がうまくいってないのです。

その原因のひとつが、やはり栄養の過不足だと考えられます。

 

GABA、ドーパミン、セロトニンの合成には、

主原料のアミノ酸以外に、ビタミンとミネラルが必要で、

ビタミンB群のサプリメント摂取が

有効な場合があります。

 

ビタミンB群は、B1、B2など8種類のビタミンを総称した呼び名です。

ビタミンB群のほとんどは、欠乏すると脳障害や精神疾患を引き起こします。

ビタミンB群欠乏症の代表としては、B1はウェルニッケ脳症、

ナイアシン(B3)は不安増大や幻覚症状、B6は不眠とうつ病、

B12はうつ病、幻聴、幻覚のほか、思考力の低下も招きます。

とくにウェルニッケ脳症は一度発症すると治りませんから、

お酒を控える、ジュースの過剰摂取をやめるなど、

未然に防ぐことが大切です。

 

じつは、ビタミンB群はどんなバランスのよい食事を心がけても、

1日に1mgを摂取するのが精一杯。

心身ともに健康な人であれば、その量でも健康を維持できますが、

すでに病気や症状が出ている人は、

1mgではビタミンB群不足に陥ってしまいます。

残念なことに、医療や健診で行なわれる検査の一般的な読み方では、

不足を発見することができず、不足を自覚するのが難しいです。

そのため、落ち込みやすい、イライラしやすいなどの症状に心当たりがあるなら、

サプリメントを取り入れることをおすすめします。

 

サプリメントには、特定のビタミンBだけのタイプもありますが、

身体のなかで8種類が協力し合って働くので、個々に摂取するより

すべてのビタミンBが含まれている「ビタミンB複合体」を選びましょう。

 

とくに、糖質をたくさん食べている人、お酒、ジュースを飲む人は要注意です。

血糖スパイクが起こるうえに、糖質の分解にもビタミンB群が使われるので、

糖質を取りすぎると、脳内神経伝達物質を作る分が不足してしまいます。

血糖値の上昇も気分の浮き沈みに関係しますから、糖質を控え、

ビタミンB群を多く摂取するように心がけてください。

寝つきが悪い人も、ビタミンB群不足の可能性大。

ビタミンB群が足りなくて糖質が分解しきれず、脳が高血糖状態になり

、眠りにつきづらくなります。

寝る前にビタミンB群を摂取しておけば、血糖が分解されて血糖値が安定し、

眠りやすくなります。

「栄養で人生は変わる より」

 

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、

からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。

B1だけではありません。

B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、

エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、

とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、

タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、

「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

日時:2020年2月 1日 AM 11:41
シニアの脳にこそ栄養が必要

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神経伝達物質を増やすにはどうしたらいいのかというと、まずこれらの主原料となるたんぱく質を十分に取ることです。

ところが、感情老化が進む年代になると日本人は肉や魚をあまり食べなくなり、たんぱく質が不足した状態になってしまいます。日本では70歳以上の5人に1人がたんぱく質不足だといわれていますから、当然セロトニンやドーパミンが不足しやすくなり、それが意欲の低下を招いて、感情老化を促進することにもなりかねません。

今のところ肉や魚、牛乳や大豆など、たんぱく質の多い食品を食べるのが、もっとも効率のよいたんぱく質の取り方ですから、栄養バランスも考えながら上手に摂取しましょう。

 

 

シニアの脳にこそ栄養が必要

 

「年を取ったら胃腸の負担を減らすよう粗食にしたほうがいい」

「肉食は動脈硬化につながるので控えたほうがいい」

 

日本では、まだまだこうした考え方を持っているシニアが少なくありません。

しかも、食料不足でもない日本で、間違ったダイエットのために栄養失調になったり、

たんぱく質を十分に取らないために筋肉が衰える人がたくさんいるのを見ると、

人生100年時代の先行きが不安になってきます。

いつもでも若々しくいるためには、健康な腸内環境や十分な筋肉量、

健康な精神状態などさまざまな要素が求められますが、

何より大切なのは元気に生きようとする意欲でしょう。

 

生きる意欲や、やる気を高めるには前頭葉の活躍が欠かせませんが、

「ときめく気持ち」と深く関わるドーパミンの存在も大切です。

脳にドーパミンが十分足りて入れば意欲的な気持ちになりますが、

不足するとどうにもやる気が膨らまないのです。

心の働きにとって大切な神経伝達物質にはドーパミンのほかに

セロトニンやノルアドレナリンがありますが、

脳内ホルモンの中でも特に重要なのがドーパミンとセロトニンです。

ドーパミンには意欲や探究心を高め、モチベーションを維持させる働きがあり、

セロトニンには不安や緊張の軽減、感情のコントロールなどの役割がありますが、

この二つは感情の励まし役となだめ役のようなもの。

両方がきちんと働くことで精神のバランスが整い、心が安定するのです。

 

では、この神経伝達物質を増やすにはどうしたらいいのかというと、

まずこれらの主原料となるたんぱく質を十分に取ることです。

たんぱく質は食事で体に取り込まれ、消化酵素によってアミノ酸に分解されますが、

ドーパミンやセロトニンをたっぷりつくるには、

主原料であるたんぱく質がたくさん必要です。

ところが、感情老化が進む年代になると日本人は肉や魚をあまり食べなくなり、

たんぱく質が不足した状態になってしまいます。

日本では70歳以上の5人に1人がたんぱく質不足だといわれていますから、

当然セロトニンやドーパミンが不足しやすくなり、それが意欲の低下を招いて、

感情老化を促進することにもなりかねません。

そんなところへ「年を取ったら菜食がいい」などといっていたら、

たんぱく質不足はますます深刻になるばかりです。

今のところ肉や魚、牛乳や大豆など、たんぱく質の多い食品を食べるのが、

もっとも効率のよいたんぱく質の取り方ですから、

栄養バランスも考えながら上手に摂取しましょう。

脳内ホルモンともいわれる神経伝達物質の合成には、

たんぱく質のほかにもさまざまな栄養素が関係しています。

脳の血流をよくして脳神経の働きを改善するビタミンB12には、

貧血を予防する働きもありますから、ぜひ積極的に取ってほしいものです。

ところが、60歳以上のおよそ20パーセントはビタミンB12不足

だともいわれていますから、要注意です。

ビタミンB12は魚介類やレバーなど動物性の食品に含まれていて、

ベジタリアンの人は必ず不足します。

本格的なベジタリアンではなくても、

日本には野菜中心の食事を好む人がいるので、気をつけてください。

 

健康にいいつもりで高たんぱく質の食品を避けていると、

脳の栄養が不足して、感情の老化を早めてしまいます。

精進料理のような食事が健康的だというのは誤解ですから、

ぜひたっぷりと肉や魚を召し上がってください。

「感情の老化を防ぐ本 より」

 

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イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、

アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、

タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、

「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、

年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、

内因子が少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。

しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による

押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。

吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。

さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、

野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、

ビタミンB12を補った方が良いとされています。

胃の病気、ストレスなどでも不足します。

日時:2019年12月17日 PM 03:56
古くて新しい栄養素「ビタミンB群」の可能性

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ビタミンBの種類によって脂質の酸化を防ぐ段階が違い、少しずつ時間をずらしながら、相互に協力し合っていることがわかってきたのです。

酸化とは、いってみれば体内をサビつかせることであり、老化の原因といわれています。しかし、酸化そのものは人体にとって必要なことなのです。もちろん、酸化が続いてしまうのはよくないことであるのは間違いありません。

ただ、急性期は酸化をさせないといけないこともあります。それがこの反応なのです。

また、ビタミンB群は、脂質代謝を改善する作用があるのと同時に、糖化抑制作用もあわせ持っています。

 

 

古くて新しい栄養素「ビタミンB群」の可能性

 

ビタミンB群は、ストレスや飲酒、糖質のとりすぎなどで

大量に消費されてしまいます。

 

これまでも神経伝達物質の合成に深くかかわっていること、

代謝ビタミンとしての役割があるなど、重要視されてはきました。

そして今、ビタミンB群は、古くて新しい栄養素として

再び注目されています。

 

ビタミンB群についておさらいすると、ビタミンB1、B2、B6、B12、

ナイアシン(B3)、パントテン酸、葉酸、ビオチンの総称です。

水溶性のビタミンでおもに補酵素として働くため、

かつては少量で十分と思われていた栄養素の代表でした。

 

ビタミンBが、「B群」としてとらなくてはならない

といわれている1つの理由は、

人間のエネルギーをつくり出すTCA回路(クエン酸回路)を回す

重要な役割があるからです。

 

そして最近になって、ビタミンB群は脂質の酸化を防止している

(脂質の抗酸化作用)ということもわかってきました。

抗酸化作用とは、炎症が起こったときに働く

活性酸素に対抗する作用のことです。

 

今まで脂質の抗酸化については、ビタミンEなどの

脂溶性ビタミンの働きが主ではないかと考えられていたのですが、

なんと水溶性ビタミンであるビタミンB群も脂質の酸化を

防いでいたのです。

 

しかも興味深いのは、時間の経過によって酸化の反応が違うことです。

ビタミンB1、B2、ナイアシン、葉酸は最初の1週間はむしろ、

脂質の酸化を促進させる。

そして2週間めは停滞状態で、

3週間めになって脂質の酸化を抑制しはじめるのです。

つまり、最初は酸化を促進して、後半は酸化を抑制している。

 

そしてB12は、1〜2週間目は酸化の抑制作用がないが、

3週目になると急に酸化を抑制しはじめる。

さらにB6は、初期から酸化を抑制している。

 

このように、ビタミンBの種類によって脂質の酸化を防ぐ段階が違い、

少しずつ時間をずらしながら、

相互に協力し合っていることがわかってきたのです。

酸化とは、いってみれば体内をサビつかせることであり、

老化の原因といわれています。

しかし、酸化そのものは人体にとって必要なことなのです。

 

もちろん、酸化が続いてしまうのはよくないことであるのは

間違いありません。

ただ、急性期は酸化をさせないといけないこともあります。

それがこの反応なのです。

まさに、人体の神秘、神の御業というしかありません。

 

さらに、ビタミンB1、B6は、抗酸化だけではなく、

同時に「抗糖化」、つまり糖化を抑制する作用がある物質

としても注目されています。

 

難治性の統合失調症の患者さんの約25%に、

ひどく糖化が進んでいる人たちがいることがわかっており、

同時にその人たちの血中ビタミンB6の数値が

極めて低いことがわかっています。

そこで今、通常の統合失調症の治療で、

ビタミンB6を補充するということが

トライアルとしてなされています。

 

このようにビタミンB群は、

脂質代謝を改善する作用があるのと同時に、

糖化抑制作用もあわせ持っています。

今後の抗酸化アプローチにおいて、

中心的存在の栄養素となる可能性が期待されています。

「「うつ」は食べ物が原因だった! より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が血管にへばりついて、

プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、

酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、

細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためには

なくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、

欠かせない存在なのです。

日時:2019年6月11日 AM 10:55
ビタミンB群不足は不眠や集中力低下も引き起こす

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ビタミンB群不足であらわれる症状に、睡眠障害があります。

睡眠をコントロールする神経伝達物質が十分にできないため、睡眠のリズムが乱れ、夜寝付けない。昼間眠くなる、悪夢を見るといったことがあります。

ビタミンB群を積極的にとるようにしたところ、寝付きがよくなったという事例が多数報告されています。

眠れないからアルコールに頼る人もいますが、寝酒は逆効果です。アルコールを分解するときにビタミンB群が大量に消費されてしまうからです。

集中力や記憶力の低下もビタミンB群不足に伴う症状です。

 

 

ビタミンB群不足は不眠や集中力低下も引き起こす

 

仕事や勉強などの作業で頭を使う人や、集中力を必要としている人は、

明らかにビタミンB群が消費され、ビタミンB群不足になっているので、

特に気をつけてほしい。

 

今から10年ほど前、ある大学の芸術学部で

食事とうつの関係について講義をしたことがあります。

なぜ大学の芸術学部からそのような内容で声がかかったのかというと、

芸術学部の学生は、

ほかの学部と比べてうつなどの精神症状で学校を辞めてしまうことが多いため、

それに危機感を覚えた学校側からの依頼だったのです。

 

芸術学部は写真や絵、映像、文芸など、独特の集中力を必要とする学部です。

まさに「ビタミンB消耗型」の生活を送っているのです。

おそらく人一倍、ビタミンB群を消費してしまい、

うつなどの精神症状が出てしまうケースが多かったのではないでしょうか。

 

講義の結果は大好評で、後に学生さんからもらったアンケートには、

「1人暮らしなので、これからは食生活を見直します」

「軽度のパニック障害でしたが、食生活を見直したらパニックが出にくくなりました」

などといった感想がたくさん書かれていました。

その素直な感想が嬉しくて、いまだに大切に保管しています。

 

ところで、ビタミンB群不足であらわれる症状に、睡眠障害があります。

睡眠をコントロールする神経伝達物質が十分にできないため、

睡眠のリズムが乱れ、夜寝付けない。

昼間眠くなる、悪夢を見るといったことがあります。

子どもの場合はよく寝言をいう、夜中に突然叫ぶ、

といった症状があらわれることも少なくありません。

 

ビタミンB群を積極的にとるようにしたところ、

寝付きがよくなったという事例が多数報告されています。

 

眠れないからアルコールに頼る人もいますが、寝酒は逆効果です。

アルコールを分解するときにビタミンB群が大量に消費されてしまうからです。

 

集中力や記憶力の低下もビタミンB群不足に伴う症状です。

ビタミンB群が不足すると、情報処理能力はガクンと落ちる。

 

例えばビタミンB群が不足しているときにテレビの視聴やネットサーフィン、

読書をしていると、画面から次々にあらわれる映像や情報を処理しきれなくなる。

そして観るのが嫌になり、煩わしく感じるようになります。

 

日々、大量の情報に接している現代人にとって、

これはかなりハンディキャップになるのではないでしょうか。

「「うつ」は食べ物が原因だった! より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、

記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、

脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、

アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、

アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンはアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、

神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、

脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

なお、レシチンをアセチルコリンに合成するには、

ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。

 

 

日時:2019年4月26日 PM 05:03
ビタミンの不足が血管を「酸化」させる

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カラダの細胞の中には細胞の酸化を抑える抗酸化ネットワークというシステムが存在します。そして、もちろん血管内皮細胞の中にも。

このシステムの中核として活躍しているのが、ビタミンです。ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。それはビタミンBです。ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

 

 

ビタミンの不足が血管を「酸化」させる

 

血管が「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、よく悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が

動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、

プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、

実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、

酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

カラダの細胞の中には細胞の酸化を抑える抗酸化ネットワーク

というシステムが存在します。

そして、もちろん血管内皮細胞の中にも。

このシステムの中核として活躍しているのが、ビタミンです。

 

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも

血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

(Heart vessels2011 Jan 26(1)5-63)

 

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、

いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生や

エネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

たとえば、糖分からエネルギーを産生するにはビタミンB1、

糖質から産生するにはビタミンB2、

タンパク質からできている酵素の働きをあげるにはビタミンB6

というように、それぞれ役割が分担されています。

 

もちろん、血管内皮細胞のエネルギー産生、

そしてNO(一酸化窒素)の産生にもビタミンBは欠かせません。

また、ビタミンBのうち、とくにB6、B12、葉酸は血管に炎症をもたらす

ホモシステインという超悪玉物質の産生を防ぐ効果もあります。

ビタミンは血管の酸化だけでなく、炎症も抑えてくれるすぐれものなのです。

 

※NO(一酸化窒素)は、血管内皮細胞から放出される強力な血管拡張物質です。

 NOは非常に優れた物質で、主に次のような作用を持っています。

  1. 血管拡張作用

  2. 血栓をつくりにくくし、血液をサラサラにする作用

  3. 血管の炎症を抑える作用

  4. 抗酸化作用

  5. 血管のプラークと呼ばれるコレステロールのこぶの発生を抑える作用

 など、血管によいさまざまな機能を持っています。

 NOは、末梢の血管を拡張させて血液を改善させる効果もあるので、

 滞った血液やリンパの流れを刺激して、むくみや冷え性や肩こり、

 慢性的な疲労を改善させる効果も期待できます。

「強い血管をつくる5つの習慣 より」

 

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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、

疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、

肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに

不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに

関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、

欠かせない存在なのです。

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質

(ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。

 

また、ビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、

「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

 

日時:2018年2月 1日 PM 04:15
この栄養をとれば脳と心が元気になる!

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ビタミンB12は脳の機能維持にとても重要です。

研究によると60〜69歳までの24%、70〜79歳までの32%、90歳以上の40%のが、ビタミB12が欠乏しているといわれます。これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

ビタミンB12の欠乏は、ボケまたはアルツハイマー病の症状に似たような症状を呈します。血液検査では見つけられないような軽度の欠乏でも、ボケのような神経異常を引き起こします。

 

 

この栄養をとれば脳と心が元気になる!

比較的高齢者に足りなくなりがちで、しかも脳の機能に重要な役割を果たし、

さらに補給が欠乏しやすいビタミンについて。

 

≪ビタミンB12が不足すると記憶障害を起こす≫

ビタミンB12は、以前は貧血を治すビタミンとしてしられていました。

これが不足すると悪性貧血という病気になります。

 

かつて、知人が胃ガンの手術をうけ、胃を摘出しました。

幸い再発もなく、経過は順調でしたが、徐々に記憶の障害など

脳の機能に問題が出てきました。

そこで主治医に、

「これはビタミンB12の欠乏の症状ではないか。

むかしはビタミンB12は貧血のビタミンといわれていたが、

いまは脳の機能にとって欠かせないビタミンといわれている」

と話しました。

医師はすぐにビタミンB12を注射し始めました。

するとしだいに記憶などもよくなり、

普通の生活を送ることができるようになりました。

 

ビタミンB12は口から入った場合には、そのままの形では腸で吸収されません。

吸収の際には胃から分泌された内因子という因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人は、ビタミンB12が欠乏して貧血を起こすのです。

 

一般にビタミンB類は、1つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。

 

もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、

B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 

現在60歳以上の高齢者の2割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。

これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

 

≪血栓を防ぎ脳の機能を維持するビタミンB12≫

さて、もう一つビタミンB類が関係する病気があります。

それはホモシステインという物質による血栓です。

ホモシステインは食べ物の中のメチオニンというアミノ酸からできます。

 

もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、これは分解されます。

しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、

その結果、血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞になります。

 

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、

血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞になるのです。

 

さらにビタミンB12は脳の機能維持にとても重要です。

研究によると60〜69歳までの24%、70〜79歳までの32%、

90歳以上の40%のが、ビタミB12が欠乏しているといわれます。

 

コロンビア大学のリンデンバウム教授は、

「ビタミンB12の欠乏は長い間かかって、ゆっくりと進行する。

そして奇妙なことに脳と神経系だけがおかされることがしばしばある」

と言っています。

 

ビタミンB12の欠乏は、ボケまたはアルツハイマー病の症状に似たような症状を呈します。

血液検査では見つけられないような軽度の欠乏でも、ボケのような神経異常を引き起こします。

 

高齢者ではビタミンB12の値が正常値の中に入っていても、

低いほうの境界に近い場合には記憶障害を起こすことが知られています。

 

また別の研究では神経に異常を訴える場合の28%がビタミンB12の欠乏が原因

だということがわかりました。

この場合には貧血などの症状はありませんでしたが、

患者はボケや平衡感覚、精神状態の異常を訴えています。

 

重要なことは血液検査でビタミンB12の欠乏を見つけることは困難だということです。

そのために多くの人はビタミンB12は正常だと判断されてしまいます。

 

異常が見つかったらなるべく早く治療し、ビタミンB12を投与することが大切です。

「ボケない人になる23の方法 より」

日時:2017年8月16日 PM 04:55
認知症改善効果も認められた「脳の栄養素」

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アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。また、納豆、豆腐、醤油、味噌などの大豆製品もレシチンを多く含む食品です。脳の若さを保つために、とりたい栄養のトップクラスです。

 

 

認知症改善効果も認められた「脳の栄養素」

 

脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。

ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、

アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。

 

記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、

記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、

脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、

アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、

アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

 

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンはアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、

神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、

脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

 

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

レシチンの名は、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース」が語源です。

また、納豆、豆腐、醤油、味噌などの大豆製品もレシチンを多く含む食品です。

 

脳の若さを保つために、とりたい栄養のトップクラスです。

 

なお、レシチンをアセチルコリンに合成するには、

ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましい。

「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」

日時:2017年8月 7日 PM 05:20
夏バテはビタミンB群で乗りきろう

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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

夏バテはビタミンB群で乗りきろう

 

<ビタミンB1情報>

≪にんにくのスタミナの秘密はビタミンB1にあった≫

 

にんにくの強精作用の秘密を探る研究で、おもしろいことがわかりました。

昔からにんにくを食べるとスタミナがつくといわれます。

これには、ビタミンB1が大きく関係しています。

 

にんにくに含まれるビタミンB1は、アリシンという物質とくっついて、

アリチアミンという物質になっています。

アリシンというのは、にんにく特有のあのにおいの素です。

 

B1は余分にとると排泄されます。

ところがにんにくに含まれるアリチアミンは長く血液中にとどまり、

B1をゆっくりと離していきます。

つまりB1を無駄に排泄することなく、長時間にわたって利用できるのです。

 

しかも、アリチアミンは水に溶けにくく熱にも強いので

調理による損失も少ないのです。

B1不足の人には、心強い味方です。

にら、ねぎ、玉ねぎにも同様の状態のB1が含まれています。

うどんを食べるときは、ねぎをたっぷりと刻み入れるなどして

上手に利用しましょう。

 

 

≪夏バテはビタミンB群で乗りきろう≫

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、

からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

B1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。

 

B1だけではありません。

B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、

エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

この点を考慮して、ビタミン剤にはB群がまとめて配合されています。

ビタミン剤は疲れがたまった、いざというときの助っ人です。

食事をおろそかにしてビタミン剤に頼るのは考えものです。

 

B群をまんべんなく含む食べ物の優等生は、玄米や小麦全粒粉です。

ご飯やパンは毎日欠かさず食べる主食ですし、B群もとりだめのできない

ビタミンですから、主食でとるのがいちばんです。

精白した真っ白い米や小麦粉ではB群はあまり期待できません。

胚芽米や全粒粉のパンがおすすめです。

 

おかずでとるとすると、レバー、牛乳、卵、豚肉、鶏肉、大豆などが

B群の豊富な供給源です。

 

★ 効果的なとり方 ★

調理による損失は30〜50%です。

煮汁に溶け出るので汁ごと食べましょう。

野菜はぬかみそ漬けにするとB1がふえます。

 

★ 塩素でB1が減少 ★

水道水の消毒用塩素でB1が減少します。

米をとぐときは水道水も蒸留水も減り方は同じです。

炊くときに蒸留水を使うと損失が少ないので、炊飯にはミネラルウオーターを。

 

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに

不可欠なビタミンの仲間です。

B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの

8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、

一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、

動脈硬化を生じることがわかっています。

「からだに効く栄養成分バイブル より」

日時:2017年7月27日 PM 04:50
夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で

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夏には水分補給を十分に心がける必要があります。

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。脳血栓症は、普段健康そうにみえていても、脱水症状が引き金となって急に発症します。高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

とくに注意したいのは血圧が高めの人です。

脳の細い動脈は影響を受けやすく、血管壁が厚くなると血流が悪化し、詰まりやすくなります。そこに脱水症状が加わることで、血栓ができるリスクが急激に高くなります。

 

夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で

 

◆脳梗塞は夏に多い

脳梗塞は夏に多いということを、ご存知でしょうか。

従来、脳梗塞や脳出血などは、

血圧が上昇しやすい冬に多いとして知られていました。

ところが国立循環器病センターの調査によると、

脳梗塞に限っては夏のほうが多いことがわかっています。

 

そのおもな原因は、脱水症状です。

夏は、気付かないうちに体内の水分が不足がちになるため、

血液の流れが悪化し、血管が詰まりやすくなるのです。

 

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、

血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。

脳血栓症は、普段健康そうにみえていても、

脱水症状が引き金となって急に発症します。

高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、

発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

 

◆根底には動脈硬化が

脳梗塞は、多くの場合、その根底には動脈硬化(血管の老化)があります。

加齢とともに、だれでも動脈硬化が起こりますが、それを促進するのが

肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病です。

こうした病気、その予備段階の人は、脳梗塞のリスクが高いだけに、

夏には水分補給を十分に心がける必要があります。

 

とくに注意したいのは血圧が高めの人です。

脳の細い動脈は影響を受けやすく、血管壁が厚くなると血流が悪化し、

詰まりやすくなります。

そこに脱水症状が加わることで、血栓ができるリスクが急激に高くなります。

 

◆睡眠の前後にも水分補給を

もう一つ大切なことは、睡眠の前後に上手に水分補給を行うことです。

熱帯夜ともなると、大汗をかくことも珍しくありません。

眠っているときは、一般に血圧が低下するため、血液の流れが遅くなり、

血栓ができやすい状態になります。

 

さらに起床する前後からは、血圧が上昇すると同時に、

アドレナリンが分泌されることで、血液が固まりやすくなります。

よって、夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて、

発症のリスクが高くなります。

 

予防のために、まず寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。

また、朝起きたときに水を1杯飲むことも、夏の脳梗塞予防につながります。

とくに血圧が高めの人や、動脈硬化の疑いがある人は、

睡眠前後の水分補給をぜひ心がけて下さい。

 

また、女性は男性に比べて筋肉量が少ないため体内の水分含有率が低いうえに、

汗腺の数が少なめなので体温調節が上手くできないなど熱中症リスクが高い、

という説もあります。

疲れやすい、だるい、食欲が落ちるなどの夏バテ症状を感じたら、

体の中に熱がこもって熱中症になりかけている危険信号だと受け止めて、

すぐに対策を講じましょう。

 

スタミナ不足(夏バテ)の原因はさまざまですが、いずれも糖質やタンパク質、

ビタミン、ミネラルの不足が大きな原因となっているため、食欲がなくても、

少量でも栄養のバランスのとれた食事を心がけることが大切です。

 

夏バテは、主にビタミンB1(うなぎや豚肉、レバー等に多く含まれる)

不足によって起こります。

ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、

老廃物の代謝にもかかわっています。

B1だけではなく、ほとんどのビタミンB群は、

エネルギーの供給や老廃物の代謝に働いています。

いわば元気の素です。
 

なお、B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがって一緒にとるのが効果的です。

この点を考慮して、ビタミン剤にはB群がまとめて配合されています。

ビタミン剤は疲れがたまった、いざというときの助っ人です。

 

日時:2017年7月16日 PM 05:01
エネルギー代謝に必須「ビタミンB群」

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ビタミンB群は、糖質、脂質、タンパク質という3大栄養素を、エネルギーに変えるときに欠かせない成分。

いわばガソリンに着火する役割を果たすので、ガソリンにあたる3大栄養素をとっても、ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。

また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

 

エネルギー代謝に必須「ビタミンB群」

 

疲れがたまって家ではゴロゴロしてしまう。

がんばりたいのに、ここぞというときにパワーが出ない……。

肌荒れや口内炎ができやすい。

 

そんな人は、ビタミンB群をもっととるべきです。

 

ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、

ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類を「ビタミンB群」といいます。

それぞれが協力し合って働くので、食材、あるいはサプリメントであれば

複合の形でとることが大事です。

 

ビタミンB群は、糖質、脂質、タンパク質という3大栄養素を、

エネルギーに変えるときに欠かせない成分。

いわばガソリンに着火する役割を果たすので、ガソリンにあたる3大栄養素をとっても、

ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、

疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、

肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。

 

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、

最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことが

わかってきました。

 

脳梗塞を起こした107名の男女の血液中のビタミンB12濃度を調べ、

2年後にMRI画像をとると、B12濃度が低い患者は脳の病変が起こるリスクが

3倍も高かったのです。

 

このように、元気度アップ、肌や粘膜の維持、さらには脳の健康にも威力を発揮する

ビタミンB群は、日々しっかりとりたいもの。

 

豚肉、玄米、牛乳、卵、ほうれんそう、タマネギ、のりやカツオなどの食材に、

豊富に含まれています。

 

糖質、脂質、タンパク質がエネルギーになるときの「火付け役」。

疲れにくさ、肌や脳の健康維持に威力を発揮する。

「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」

 

************************************

 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
 
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
 
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
 
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、
 
「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
 
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。

末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

 

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質

(ホモシステイン・活性酸素)が増えるといわれています。

 
日時:2017年5月25日 PM 02:07
認知予備脳―脳は使わないと衰える

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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質

というものが行き来します。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を

行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、

この交差点をシナプスと言います。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、

脳や神経の働きはよくなります。

このシナプスは、歳をとっても増加し、

より成熟した結合が進行するとされています。

 

認知予備脳―脳は使わないと衰える

 

□死滅した神経細胞の働きは十分カバーできる

□使っていない脳を呼び覚ますのは若い頃からの活動的な生活

 

脳の予備能力を最大限に生かすには

 

皮膚や筋肉などの細胞には“再生能力”があります。

たとえば指にケガをしてしまっても、小さい傷であれば、

いつの間にか治癒して元通りになります。

ところが、脳の神経細胞の場合は、そうはいきません。

いったん神経細胞にダメージを受けると、

その細胞の再生はきわめて難しいのです。

いったん認知症を発症してしまうと完治させることができないのは、

そういう理由からです。

 

しかし、一生のうちで使われる脳の機能は20%程度です。

脳にゴミが溜まって神経細胞が死滅してしまったとしても、

残りの80%の機能を活用すれば、認知症を発症せずに済むと考えられます。

つまり、脳の神経細胞には、再生能力がない代わりに、

それを補って余りある“代償能力”が備わっているのです。

 

脳の神経細胞の代償能力が働くシステム――これが「認知予備能」です。

 

認知症の治療法と予防に関する研究の過程で、高齢で亡くなった人たちの脳を

調べたところ、アルツハイマー型認知症に特徴的な脳の萎縮が起きていた場合でも、

認知症を発症していない人がいることが分かりました。

さらに、その人たちの生前の暮らしぶりについて調べたところ、

身体活動をはじめ、生活全般が非常に活発だったのです。

ちなみに、脳に同じような特徴があって認知症を発症していた人は、

活発な生活をしていなかった人が多いという研究結果も出ています。

 

脳は使えば使うほど開発される!

 

これらの事例から、認知症にならなかった人たちの脳では、

神経細胞が傷ついてしまっても、認知予備能が十分に機能していた

という仮説が成り立ちます。

つまり、活発な生活をしていれば、脳に溜まるゴミやシミに

打ち勝つことができると言えるのではないでしょうか。

 

脳を使えば使うほど、神経伝達物質は活発に働き、神経細胞同士の

ネットワーク化が盛んになります。

歩くときも、話すときも、脳では、あちこちの部分がネットワークを巡らせ、

連動し合っているのです。

 

脳にゴミが溜まるのを防いで、認知症の発症を遠ざけるには、

「認知予備能」をできるだけ働かせることが重要です。

「認知症にならない人がやっている脳のゴミ掃除 より」

 

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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、

新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

ビタミンB12は、シナプス形成に重要な栄養成分です。

 

また、認知症の3割〜5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が

順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、タンパク合成と核酸(DNA)合成の両方に深く関わっています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、

「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー型認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

日時:2017年5月21日 PM 05:19
脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄

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数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、40年以上研究を続けてきました。その結果、ビタミンB12は作用の点でも、ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に低下していたと報告しています。

 

 

脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄



ビタミンというと、一般には、野菜など植物性食品に多く含まれる

というイメージが強いようです。

しかし、実は、動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。

それはビタミンB12です。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には

広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

 

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、

日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的に

ビタミンB12が含まれています。

これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 

ビタミンB12を電子顕微鏡で見ると、鮮やかな赤色の結晶が見えます。

こんな鮮やかな色のビタミンは、ほかにありません。

 

また、ビタミンB12は、ほかのビタミンとはケタ違いに分子量が大きいのです。

たとえば、ほかのビタミンを人間一人が乗る飛行機にたとえると、

ビタミンB12は、それが何機も飛びたてる航空母艦なみの大きさです。

 

こういった数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、

40年以上研究を続けてきました。

その結果、ビタミンB12は作用の点でも、

ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

 

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

 

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、

体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経には、ビタミンB12は不可欠なのです。

 

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質

というものが行き来します。

二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

 

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、

シナプスは次々にこわれていきます。

ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

 

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、

脂肪成分となじみやすい構造をもっています。

脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。

そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、修復作用を発揮します。

 

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、

認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に

低下していたと報告しています。

認知症とビタミンB12の深い関係を示唆する研究結果といえます。

 

大量にとるほど効果を発揮

 

ビタミンB12の必要所要量は、厚生労働省によると、

成人で1日2.4マイクログラム(1マイクログラムは百万分の1グラム)

とされています。

これは悪性貧血を起こさないための最低量で、少し余裕をみて、

必要量を1日5マイクログラムとする説もあります。

 

これらは「欠乏症を防ぐ」ための摂取量ですが、まったく違う観点から、

1日に3000マイクログラムのビタミンB12をとるよう提唱しています。

脳神経系への積極的な作用を期待するには、このレベルのとり方が必要だからです。

 

これだけ多量のビタミンB12は、食品からは到底とれません。

そこで、おすすめしたいのが、大量のビタミンB12が手軽にとれる

「脳ビタミン食品」です。

 

この食品は、朝晩1包ずつとれば、1日に3000マイクログラムの

ビタミンB12がとれるようになっています。

なお、大量にとっても、弊害がないことが、医学的にハッキリ確認されています。

 

水溶性ビタミンであるビタミンB12を大量にとっても、

体内で働かずに排泄されるのではないかという見方もありますが、

それは違います。

 

ビタミンB12は、最終的には尿中に排泄されますが、

それまでの間、体内でさまざまな働きをします。

ビタミンB12の場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、

一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、

吸収率が増す効果)により、吸収、利用率が高まります。

 

脳を活性化する成分として、近ごろではダイズなどに含まれる

PS(ホスファチジルセリン)というものが話題になっていますが、

ビタミンB12には、脳内でPSを作る働きもあることがわかっています。

 

脳ビタミン食品には、ビタミンB12とともに、他のビタミンB群、ビタミンE、

セレン、コエンザイムQ10、イチョウ葉エキスといった多種類の有効成分や

機能性食品が配合されています。

それらにの相乗作用によっても、脳神経系への幅広い効果を発揮するものと思われます。

 

脳ビタミン食品は、物忘れや認知症、記憶力や集中力の向上に役立ちます。

また、腰痛や手足のしびれなどが改善した人もいます。

 

超高齢社会を目前にしたいま、元気でイキイキと年を重ねるために、

ビタミンB12に注目していただきたいと思います。

「健康雑誌安心 より」

日時:2017年4月25日 PM 04:54
注意したいうつ病の症状

   

2017.4.22.jpgのサムネイル画像うつ病は、最近急増しています。

その背景には、かさむ過重労働、「勝ち組」や「負け組」

などの言葉に象徴される競争社会のプレッシャーなど、

さまざまなことが関係していると考えられます。

本人も周囲も、うつ病について正しく理解し、

早期に医療機関を受診しましょう。

そして、正しい診断による治療を、焦らず行うことが大切です。

 

 

注意したいうつ病の症状

 

《気持ちの変化が行動にも現われる》

 

 うつ病では、さまざまな精神症状が現れます。

 

「悲しい」というより「むなしい」

 

 うつ病の症状は、「何をしても楽しくない」「何も興味がわかない」

などの言葉で表現される、強い抑うつ感です。

 

 しばしば誤解されることですが、うつ病では、

涙を流すような悲しさはあまりない場合もあります。

むしろ、「悲しさ」「怒り」などの感情の動きが停止し、

「むなしさ」に閉じ込められたような状態だといえるでしょう。

 

意欲がなくなる

 

 何かをしよう、したいと感じることがなくなります。

仕事や家事、趣味やレジャーなどはもちろん、

身だしなみもおろそかになってきます。

 

考えの転換ができない

 

 悲観的な考えばかりが浮かぶようになり、

悪いほうへ悪いほうへと考えが及んでしまいます。

事態を打破する前向きな考えは浮かばず、

悪循環にはまり込んでしまうのです。

 

 また、こうした考えが高じて、事実とは異なる、

妄想ともいえるような極端な思い込みを持つこともあります。

周囲が「そんなことはまったくない」と説得しても、

なかなか受け入れないという特徴もあります。

 

自殺を考えることも症状の1つ

 

 自殺とうつ病は非常に関係が深く、「死にたい」「自殺してしまいたい」と

自殺を口にしたり、または自殺を試みて、周囲がうつ病に気づくケースも

まれではありません。

 

つらさを隠していることもある

 

 うつ病の初期には、患者さんがつらさを隠して、

元気に振る舞うことがよくあります。

すると、本人がとてもつらく感じていても、周囲にはそう見えないため、

うつ病に気づくのが遅れることもしばしばです。

 

《身体症状を訴えることも多い》

 

 うつ病では、抑うつ症状などとともに、多くの場合は身体症状も現れます。

 

睡眠障害、食欲低下が多い

 

 うつ病では、「よく眠れない」「すぐに目が覚めてしまう」などの

睡眠障害がよく起こります。

眠れないことでひどくつらい思いをするうえに、

睡眠不足で昼間もスッキリしません。

 

 食べたいという気持ちがなくなって、食べる量も少なくなります。

そのためにやせてきます。

疲れやすく、倦怠感も強くなります。

 

さまざまな不快な症状が現われる

 

 体のしびれや痛み、頭痛、口やのどの渇きなど、

さまざまな症状が現われる人もいます。

体調がすぐれず、内科を受診したものの特に異常が見つからないことから、

精神科を紹介され、うつ病と診断されることも多くあります。

 

<気持ちの変化>

●感情がわかない

 たのしさ、うれしさなどのプラスの感情はもちろん、

悲しみや怒りなども感じなくなり、むなしさ、

空虚感に支配されるようになる。

●イライラ感が起こることも

 もどかしさや焦りが強くなり、

時にイライラ感として現われることがある。

●意欲がなくなる

 積極性がゼロになり、何をする気も起こらなくなる。

しかし、「やらなくては」という義務感はあるため、焦りを感じたり、

できないことに対する罪悪感にさいなまれることも多い。

●自己否定の考えから抜け出せない

 悲観的な方向にばかり考えてしまう。

現実には決してそんなことはないのに、破産してしまうと思い込む「貧困妄想」、

“世間に顔向けできない”と考える「罪業妄想」などか現われることもある。

 

周囲の励ましや

なぐさめ、説得も

頭に入っていかない

 

<行動の変化>

●反応が鈍くなり、引きこもりがちになる

 感情の動きがなくなり、物事に対する反応が鈍く、薄くなる。

人と会うのも苦痛になり、他人との接触を避けて引きこもりがちになる。

●動作がゆっくりになる、日常のことをやらなくなる

 憂うつな気分や身体症状のために、きびきびとした動作ができなくなる。

家事がおろそかになったり、身だしなみがだらしくなるなどの行動が見られることも多い。

●やたらと自分を責める

 まったく自分に関係ない事柄でも「自分が悪い」「迷惑ばかりかけてすまない」

などと言って、ひたすら自分を責める言動が出てくる。

「うつ病 正しく知って治す より」

日時:2017年4月22日 PM 04:30
老化を感じ始めたら脳と神経のビタミン

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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

老化物質(ホモシステイン)が動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険性が高まるといわれています。

 

老化を感じ始めたら脳と神経のビタミン

 

今から60余年前、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』は、

“赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者を救う特効薬だ”と報じて

センセーショナルな話題を提供しました。

以来、“ビタミンB12”は、世界的に研究者の注目を集め、

それに関連した研究にはいくつものノーベル賞が与えられてきました。

そして今では、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも

効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に

利用されています。

 

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血を

おこすことがあります。

 

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、

認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、

それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、

そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、

動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、

一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる

恐れがでてきます。

 

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が

欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

 

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善

あるいは促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると

体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を少なくする働きも持っています。

 

ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、

年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、

内因子が少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。

しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果

によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。

吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と

考えられています。

さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、

野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、

ビタミンB12を補った方が良いとされています。

胃の病気、加齢、ストレスなどでも不足します。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、

動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと

核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、

「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの

栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

日時:2017年4月15日 PM 02:35
ホモシステインと動脈硬化

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ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞になるといわれています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

 

ホモシステインと動脈硬化

 

ビタミンB6、B12、葉酸などはホモシステインの代謝に関していることが

明らかになっています。

ホモシステインとは、タンパク質の代謝過程でできるアミノ酸の一種であり、

血液中に堆積して動脈硬化を引き起こすため、心筋梗塞などの心臓疾患や

脳卒中を招く危険因子とされています。

 

代謝の過程でビタミンB6が不足するような状態になると、

ホモシステインからシステインへと分解する代謝の流れにトラブルができて、

肝臓でホモシステインが余ってしまい、

結果的に血中に流入するホモシステイン酸が上昇してしまいます。

その結果、血液を固める血小板を凝集したり、単球の吸着を進めたりして、

動脈硬化を促進してしまいます。

 

多くできた血中ホモシステインが動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中のリスクが

高くなることが報告をされていて、関心を集めています。

 

肝臓の中で、葉酸やビタミンB12が不足してもホモシステインからメチオニンが

つくられる代謝の流れが低下して血中ホモシステイン値が上昇してしまいます。

 

女性では閉経後にホモシステイン酸の値が高くなりやすいと言われていますし、

腎不全があるとホモシステインの排泄障害もおこるので血中のホモシステイン濃度は

高くなりやすいとも言われています。

 

ホモシステイン酸は、酸素や水と反応し活性酸素が発生します。

酸化される過程が進行し、そのプロセスでフリーラジカルがさらに多く発生してしまい、

そうなってくると、これが血管内皮にトラブルを起こし、血管拡張物質の働きを抑えるので、

血管の柔軟性を薄い血管を硬直させます。

 

動脈瘤などがあると状況は一層深刻になってきます。

血中ホモシステイン濃度が高い場合、血小板が過剰に凝集し、

血管内壁を埋めてしまう場合があります。

 

こうした状態で血液は破裂するリスクも生じてしまいます。

心臓の血管がつまれば心筋梗塞、脳の血管がつまれば脳梗塞という重篤な症状を

招いてしまいます。

このようにして血栓症が引き起こされると血管壁の平滑筋細胞の増殖が引き起こされ、

血管の動脈硬化が進行していきます。

 

<ホモシステインとは>

ホモシステイン(homocysteine)は、血中に存在するアミノ酸の一種です。

必須アミノ酸であるメチオニンを代謝していく上で産生される中間代謝物で、

ホモシステインからは再度メチオニンが作られたり、美白に関わるシステインや、

エネルギー産生に関わるα-ケト酪酸の前駆体になる等、重要な役割を担っています。

しかし、1969年にボストンの医師が先天的に血中ホモシステイン濃度の高い患者において

若年期に動脈硬化や血栓性病変があることを発見して以降、多くの学者が 研究を始め、

ホモシステインが心疾患等の危険因子になり得ることを明らかにしました。

文部科学省の大規模コホート研究においても、血清ホモシステイン値が高い人ほど

循環器疾患による死亡率が高くなることがわかりました

(基準値は3.7〜13.5μmol/L ファルコバイオシステムズHPより)。

 

<ホモシステイン代謝を高めるための栄養素>

ホモシステイン濃度を上げない(蓄積させない)ためには、ホモシステインから

先の代謝経路へと誘導していく必要があります。

代謝の補佐役を担うのが、「葉酸、ビタミンB12」、「ビタミンB6」等の

栄養素だと言われているため、これらの栄養素が不足すると

ホモシステイン値が高くなると考えられています。

 

<腸内環境も大事>

腸内細菌はヒトと異なり「葉酸」、「ビタミンB12」、「ビタミンB6」等の

ビタミンを産生することが知られています。

ビタミン含有食品の積極的な摂取も必要ですが、腸内環境を整え、

細菌の力を最大限に借りることが本来のあるべき姿でしょう。

さらに、ビタミンB12は胃壁から分泌される因子(タンパク質)と結合して

吸収されるので、胃や腸の機能も同時に整えることも重要です。

 

アルツハイマー型認知症の本当の原因とは?

 

1990年にアミロイドβを脳神経細胞に溜め込む原因は、悪玉アミノ酸である血中の

ホモシステイン酸であることがマウスの研究や認知症患者のデータから解明されました。

そしてその原因は、高齢化に伴い、肝臓や腎臓の機能障害により、

有害物質のホモシステイン酸が腎臓でろ過されず、血液と一緒に脳内へ運ばれ、

認知症の原因となるアミロイドβを誘導、脳に蓄積させるということが明らかになりました。

米国で実施された研究結果では70歳以上の高齢者で血中のホモシステイン酸値が高い人は、

アルツハイマーを発症する危険性が8年間で2倍になると報告しています。  

日時:2017年4月13日 PM 04:47
脳の萎縮を食い止めるにはアセチルコリンの合成が重要

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アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少している
ことから、アセチルコリン不足がアルツハイマーの
ひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、
ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを
増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)の
かたちで、食材から摂取されます。
 
また、レシチンをアセチルコリンに合成するには、
ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが
望ましいのです。
 
 

◆◆ 脳の萎縮を食い止めるにはアセチルコリンの合成が重要 ◆◆

 
脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
 
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、
 
アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、
 
記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、
 
脳の海馬という組織であることはよく知られています。
 
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、
 
アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、
 
アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
 
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
 
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
 
レシチンはアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
 
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
 
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、
 
神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
 
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
 
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
 
なお、レシチンをアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、
 
同時にとることが望ましいのです。
 
 
老人の認知症の3割〜5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
 
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、
 
核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
 
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
 
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、
 
「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
 
その結果若返りにもつながることにもなると考えられます。
 
 
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの
 
栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

日時:2016年10月18日 PM 04:48
欧州で広まる完全菜食主義の弊害

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お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸が

バランスよく豊富に含まれています。
 
それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を
 
私達の体に提供できる野菜はありません。
 
また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、
 
果物、種実はありませんが、動物性食品以外
 
では、発酵食品、海苔に含まれています。
 
毎日の食事に加えるようにしまょう。
 
食事で重要なのは一にも二にもバランスです。
 
お肉を食べずに体を健康的に保つには、
 
それなりの方法を知らなくてはなりません。
 
 

 

 
 
 
 

◆◆ 欧州で広まる完全菜食主義の弊害 ◆◆

 
今年8月、イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与える
 
という変わった法案が議会に提出されました。
 
肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、
 
肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を
 
完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。
 
つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、
 
法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。
 
 
なぜ、このような法が提案されるに至ったのでしょうか。
 
イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、
 
動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。
 
 
このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、
 
時には、危篤状態に陥る事態などが発生。
 
幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などが
 
ビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。
 
「Yahoo!ニュース(2016.9.27) より」
 
 
確かにお肉を食べなければ、ベジタリアンですが、ただそれだけでは、
 
健康的なベジタリアンとは呼べません。
 
お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。
 
それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、
 
お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。
 
また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、
 
ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。
 
動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。
 
これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。
 
 
ビタミンB12は、加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、
 
腸で吸収されます。
 
そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、
 
欠乏症状が現われやすくなります。
 
ビタミンB12は細胞の生成にとって重要な、核酸とたんぱく質の合成に関わっているため、
 
健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
 
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、
 
「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
 
その結果若返りにもつながることにもなります。
 
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、
 
ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
日時:2016年10月 6日 PM 03:14
ビタミンB12はどのような人に必要?

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ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると

サビの原因物質(ホモシステイン、活性酸素など)が

増えるといわれています。

さらに、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、

ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため

一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

 

◆◆ ビタミンB12はどのような人に必要? ◆◆

 

ビタミンB12は、アメリカのフォルカースなどによって、

1948年「悪性貧血予防因子」として決勝が分解され、

ビタミンB12と名づけられました。

1955年にX線による結晶解析法で化学構造が明らかになりました。

 

ビタミンB12は腸で吸収されます。

しかし、その前に胃の内因子と結合することで

吸収される状態をつくっているため胃の病気などの場合は、

胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を

補給する必要があるそうです。

ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって

胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。

吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と

考えられています。

 

高齢で胃の粘膜が萎縮している人や膵臓に病気のある人も同様です。

また、透析を行っている人にも欠かせません。

糖尿病になると食べ物からビタミンB12のほか、葉酸・ビタミンB6の

吸収が阻害されるので栄養補助食品(サプリメント)やビタミン剤などで

補う必要があるとされています。

 

その他にビタミンB12が必要な人は?

肝臓機能維持強化、貧血、末梢神経の修復や中枢神経の脳にも

関係することが知られており、記憶力や精神のバランスにも

関与しているとされています。

 

スポーツをする人にもビタミンB12は必要。

筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、

ビタミン群の仲間が必要です。

筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがB1、神経伝達物質の生成に

働くのがB6、そしてB12の役目は神経細胞内の核酸(DNA)やタンパク質

などを合成、修復するところにあります。

どのビタミンが不足しても神経は正常には働いてくれません。

 

ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないビタミン。

野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、

ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

誰でも脳は年齢とともに萎縮します。
 
これは人間が生き物である以上は避けられないことなのですが、
 
統計的に、何歳であればどれくらい小さくなる、ということもわかっています。

年代による脳の違いは明らかですが、この過程が「老化」という現象なのです。

しかし、この萎縮の度合いは、まさに人それぞれで、60〜70歳代ながら
 
ある程度の体積を保っている人もいれば、40〜50歳代でずいぶん萎縮が
 
進んでいる方もいらっしゃいます。

 

脳の萎縮を先送りするには、脳細胞のタンパク合成、核酸(DNA)合成が

順調に行われることが好ましいのです。

ビタミンB12は、タンパク合成と核酸(DNA)合成の両方に役立っている

ことが判っています。

 

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなるとサビの原因物質

(ホモシステイン・活性酸素など)が増えるといわれています。

さらに、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの

栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要です。

「環境農業新聞 より」

 

 

日時:2016年9月23日 PM 04:37
日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞

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隠れ脳梗塞は、年齢とともに誰にでも起こり得る

脳の老化現象の一つです。

脳をMRIで診断すると、実に40代の3人に1人、

50代の2人に1人、60代の8割以上に隠れ脳梗塞が

あることが確認できるそうです。

しかし、予防に関しても大いに進歩し、症状が出る前の

病気の把握や予知により、初期の段階で、的確に予防

することが可能となってきています。

 

◆◆ 日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞 ◆◆

 

脳梗塞は、高血圧(血圧が高く、血管が痛む病気)や糖尿病(血液中のブドウ糖がふえて

血管が痛む病気)などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって

血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の毛細血管が徐々に詰まって進行していきます。

 

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさが数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへることにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

そしてついには本格的な脳梗塞へと発展していくのです。

 

このような症状のないごく小さな梗塞を、「隠れ脳梗塞」としています。

隠れ脳梗塞は、医学用語では「無症候性脳梗塞」や「一過性虚血発作」などとされ、

その名のとおり、あまり大きな症状は現れません。

また、たとえ症状があっても、ふつうは一時的で、短時間で回復するため、軽視されがちです。

 

しかし、症状がないからといってこの隠れ脳梗塞を放置することは、非常に危険です。

実際、隠れ脳梗塞が見つかってから数年以内に約3割の人が脳梗塞の発作を起こす

というデータがあることからも、あなどれないものなのです。

 

脳梗塞は、それまで比較的元気そうに見えた人が、ある日突然、

意識を失って倒れることが多いため、

予告なしに突然襲い掛かる病気のように考えがちですが、

実は、目に見えないところで少しずつゆっくりと、

長い年月をかけて進行していく病気なのです。

ふだんの生活の中で、徐々に血管が傷つけられていくこともあれば、

身内の死のような大きなストレスが降りかかった場合、

血管が一気に傷ついてポロポロになってしまうこともあります。

 

したがって、脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、

ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけることが非常に大切なのです。

 

隠れ脳梗塞は、いわば皮膚のシミやシワのようなもので、

年齢とともに誰にでも起こり得る脳の老化現象の一つです。

実際、脳をMRI(磁気共鳴画像)で診断すると、実に40代の3人に1人、50代の2人に1人、

60代の8割以上に隠れ脳梗塞があることが確認できます。

 

ボケ症状の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くのボケを防ぐことができます。

一昔前は、脳血管障害(脳卒中、脳溢血、中風など)は、いったん起こってしまったらしかたがないもの、

とあきらめていましたが、最近では脳血管障害の治療や管理が飛躍的によくなり、

少々痛んだからといって、必ずしも死に至る病ではなくなりつつあります。

加齢とともにだれにでも起こり得る脳血管障害は、現代では軽い脳の血管障害ならば、

かなりのところまで予防が可能なのです。

 

平均寿命の上昇に伴い、増加傾向にある軽い脳血管障害は、マヒや認知症、寝たきりなどの

後遺症のおそろしさから、だれもがその不安を抱えつつ生活している部分があります。

しかし、予防に関しても大いに進歩し、症状が出る前の病気の把握や予知により、

大きなダメージをもたらす前の初期の段階で、的確に予防することが可能となってきたのです。

「自分で見つけて治す隠れ脳梗塞 より」

日時:2016年9月19日 PM 03:31
脳にはまだ知られていない「驚くべき力」がある

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死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかの

ルートで代用できれば、言葉がある程度話せるように

なり、失語症もよくなっていくということです。

言語障害はその期間を過ぎても、新たなルートを

開拓できるわけですから、運動麻痺にもその可能性が

ないとは言い切れないと考えられています。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、

新たな試みがされています。

可能性のあるかぎり、あきらめずに努力する、

ということが大事なのではないかと思います。

 

◆◆ 脳にはまだ知られていない「驚くべき力」がある ◆◆

 

脳卒中は、脳の一部を壊してしまう病気です。

 

しかし、脳には驚くべき力が眠っています。

運動麻痺は6ヶ月を過ぎると改善が見られなくなるのに対し、言語障害が回復するのは

脳のすごさを物語る、一つの事例です。

 

たとえば、死んでしまった神経細胞が「言葉を話す」という役割を担っていた場合、

脳からの指令がうまく伝わらなくなるので、しゃべれなくなってしまうのです。

 

ちょっとイメージしてみましょう。

 

脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、

という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、

死んでしまって、その指令も届かなくなる。

 

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、

スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

 

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、

言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

運動麻痺に関しては、6ヶ月間、新たなルートを探したり、バトンの練習をしたりしたけれど

ダメだったという場合には、麻痺がそのまま残ってしまいます。

しかし、言語障害はその期間を過ぎても、新たなルートを開拓できるわけですから、

運動麻痺にもその可能性がないとは言い切れないと考えています。

 

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

あきらめずにチャレンジし続ければ、復活の日はいつか訪れるかもしれません。

 

ものごとに“絶対”はありません。

だから「絶対に治る」こともなければ「絶対に治らない」ということもないのです。

可能性のあるかぎり、あきらめずに努力する、ということが大事なのではないかと思います。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2016年8月 8日 PM 04:37
夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で

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国立循環器病センターの調査によると、脳梗塞に限っては

夏のほうが多いことがわかっています。

そのおもな原因は、脱水症状です。

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、

血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。

脳血栓症は、脱水症状が引き金となって急に発症します。

高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、

発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

 

  ◆◆ 夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で ◆◆

 

■ 脳梗塞は夏に多い!

脳梗塞は夏に多いということを、ご存知でしょうか。

従来、脳梗塞や脳出血などは、血圧が上昇しやすい冬に多い

として知られていました。

ところが国立循環器病センターの調査によると、脳梗塞に限っては

夏のほうが多いことがわかっています。

 

そのおもな原因は、脱水症状です。

夏は、気付かないうちに体内の水分が不足がちになるため、

血液の流れが悪化し、血管が詰まりやすくなるのです。

 

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、

血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。

脳血栓症は、普段健康そうにみえていても、

脱水症状が引き金となって急に発症します。

高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、

発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

 

■ 根底には動脈硬化が

脳梗塞は、多くの場合、その根底には動脈硬化(血管の老化)があります。

加齢とともに、だれでも動脈硬化が起こりますが、それを促進するのが

肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病です。

こうした病気、その予備段階の人は、脳梗塞のリスクが高いだけに、

夏には水分補給を十分に心がける必要があります。

 

とくに注意したいのは血圧が高めの人です。

脳の細い動脈は影響を受けやすく、血管壁が厚くなると血流が悪化し、

詰まりやすくなります。

そこに脱水症状が加わることで、血栓ができるリスクが急激に高くなります。

 

■ 睡眠の前後にも水分補給を

もう一つ大切なことは、睡眠の前後に上手に水分補給を行うことです。

熱帯夜ともなると、大汗をかくことも珍しくありません。

眠っているときは、一般に血圧が低下するため、血液の流れが遅くなり、

血栓ができやすい状態になります。

 

さらに起床する前後からは、血圧が上昇すると同時に、

アドレナリンが分泌されることで、血液が固まりやすくなります。

よって、夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて、

発症のリスクが高くなります。

 

予防のために、まず寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。

また、朝起きたときに水を1杯飲むことも、夏の脳梗塞予防につながります。

とくに血圧が高めの人や、動脈硬化の疑いがある人は、

睡眠前後の水分補給をぜひ心がけて下さい。

日時:2016年7月 4日 PM 03:40
血管壁の老化が招く高齢者の脳梗塞

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ラクナ梗塞が、低栄養の高齢者に起きやすい脳梗塞です。

今では、低栄養、低コレステロールで脳梗塞が起きることは、医学界の常識となっています。

ただ、脳梗塞というと、あまりにも栄養過剰、高コレステロールが原因だという印象が強いために、なかなか一般の人にはなじみがないのが実情です。

また、LDLコレステロールが、100を切ると、高齢者では逆に心血管病が増えてくることがわかっています。

一方、HDLコレステロール(「善玉)は、高いほどよく、低いほど問題があるようです。

 

 

◆◆ 血管壁の老化が招く高齢者の脳梗塞 ◆◆

 

心血管病に対する一般のイメージは、栄養のとりすぎによってコレステロール値が高くなり、

血液がドロドロになって血管が詰まるというものでしょう。

それが脳の血管で起きると脳梗塞になるわけです。

 

このタイプの脳梗塞は、医学的にはアテローム血栓性脳梗塞と呼ばれています。

血管の内部にアテロームと呼ばれる粥状の物質が沈着するために、

血管の内側が狭くなって血流が悪くなって起きる症状です。

これは欧米に多いタイプの脳梗塞で、脳の表面を覆っている太い血管(皮質枝)が詰まり、

皮質下に大きな梗塞ができるのです。

 

ところが、これとは別に、ラクナ梗塞と呼ばれるタイプの脳梗塞があります。

これこそが、低栄養の高齢者に起きやすい脳梗塞なのです。

 

これは、血管が弱くなり壊死して血管壁に傷がつき、そこに小さな動脈瘤ができ、

やがてそれが破裂すると脳出血、詰まると脳梗塞が起きるというものです。

脳内を貫通している細い血管(穿通枝)に起こりやすく、神経の信号を伝える通り道に

出血や梗塞が起きるため、大脳から脊髄の神経に行く道が断たれてしまい、

半身不随といった症状が起きます。

脳出血はだいぶ減少してきましたが、ラクナ脳梗塞は日本の高齢者では

まだまだ多いのです。

 

2003年ごろに、脳卒中の患者さんを200人ほど集めて調査をしたことがあります。

そのときに、患者さんをいろいろなタイプに分類したところ、やはり血管が

弱くなって起こるラクナ梗塞が脳梗塞全体の五割を占めていました。

 

この二つの血管病を混同して、どちらも脳卒中、脳梗塞として扱っていることに

大きな問題があると思います。

欧米や都会に多いアテローム型を予防することばかりを重視して、

コレステロールがいけない、脂質がいけない、動物性食品がいけないと、

医師もメディアも声を揃えているわけです。

 

おかげで、日本の一般的な高齢者まで、肉、脂肪が血管を詰まらせるという

強迫観念にかられているのが現状ではないでしょうか。

そのために、今度は逆の問題として、高齢者に低栄養状態が起きてしまっているのです。

 

実は、「日本に多い脳梗塞は、欧米型のものとはタイプが違う」

「低栄養が脳梗塞の原因となる」という事実は、

かなり以前から報告されていました。

疫学データをもとにして1960年代からそうした発表をしていたのです。

 

ところが、その論文をアメリカの有名な医学ジャーナルに投稿しても、

受け付けてもらえなかったといいます。

肉や油を大量にとる食生活のなかで、アテローム梗塞ばかりを見ていた欧米の

学者にとっては、低栄養で脳梗塞が起きることなど信じられなかったのでしょう。

 

もちろん今では、低栄養、低コレステロールで脳梗塞が起きることは、

医学界の常識となっています。

ただ、脳梗塞というと、あまりにも栄養過剰、高コレステロールが原因だという印象が

強いために、なかなか一般の人にはなじみがないのが実情です。

 

ところで、コレステロールにも二つの種類があることは、よく知られるようになりました。

 

「同じコレステロールでも、HDLコレステロール(善玉コレステロール)はいいけれど、

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は限りなく少ないほうがいいのではないか」、

そう考えている方も多いでしょうが、必ずしもそうとは限りません。

一般に、LDLコレステロールは140以下にすべきというガイドラインがあるのですが、

これが100を切ると、高齢者では逆に心血管病が増えてくることがわかっています。

ですから、LDLコレステロールを「悪玉」と呼ぶことが正確であるかという点にも

疑問が残ります。

 

一方、HDLコレステロールが「善玉」であることは間違いなく、こちらは高いほどよく、

低いほど問題があるようです。

「50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい! より」

日時:2016年3月29日 PM 05:25
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です

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イライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下

によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっている

のではないかと考えられています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質である

セロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが

不足していることが考えられます。そのため、これらの

材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込みために必要な

糖分やビタミンB12のB12の不足を疑ってみましょう。

 

 

  ◆◆ 神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です ◆◆

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が

弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを

引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど

日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

◆神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です


仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が

進まないと、イライラしやすくなります。

また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。

こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、

脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンや

アセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、

情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、

イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な

糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

 

◆ビタミンB12とは…?

 

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえば

ビタミンB12といわれました。

しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。

末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、

中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

 

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、

そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、

動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

 

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、

動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまう

という深刻な問題も起きています。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

 

ビタミンB12は腸で吸収されます。

しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、

胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために

大量のビタミンB12を補給する必要があります。

胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、

神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

 

生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。

そして、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、

続けなければ効果が得られません。

 

日時:2016年3月21日 PM 03:06
からだこそ、日々の積み重ねが大切です!

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 年齢を重ねると体力は落ちてくるかもしれませんが、

 実際に年齢を重ねることで自分に関するさまざまなことを

 経験として知って、次の行動に活かせます。

 それによって、その先の生活も含めてきちんと対策を

 立てられます。

 年齢からくる疲れは、排泄がスムーズに行なわれるような

 生活を送ること、自分なりのメンテナンスをしていくこと。

 効果を発揮するには、日々の積み重ねが大切です。

 

  ◆◆ からだこそ、日々の積み重ねが大切です! ◆◆

 

非常に当たり前のことを淡々ときちんとやっていくことこそが

「疲れないからだ」をつくるということです。

 

普段からできるだけ自分の筋力を使って、そうじも洗濯も料理も

階段の上がり下がりも自力でやっていくと、

年齢を重ねてからだがしだいに衰えていっても、

よりイキイキと快適に過ごしていくことができます。

 

そうやって排泄がスムーズに行なわれるような生活を送ることに加えて、

冷え性が気になるんだったらこまめに歩くようにするとか、

むくみが続くと思ったら腰湯をするとか、

そういう自力でできる範囲のからだのそうじを、そのつど、

その局面に合わせて適切にやっていけばいいわけです。

年とともに疲れやすくなるのはしかたがないといわれることも

多いですが、20代で毎日疲れを感じる人がいる一方で、

40代でも50代でもめちゃくちゃ元気な人もいます。

日々の積み重ねで、それだけの差が出るのです。

 

★年をとるほど素敵になれる人

 

また、女性が年をとることで悩まされるもののひとつに

更年期障害がありますが、これだって、

つらくてどうしようもない人もいれば、

「いったい、いつが更年期だったんだろう?」

なんていう人もいます。

 

よく「40歳を過ぎたとたんにラクになった」という人がいます。

実際に年齢を重ねることでラクになることはたくさんあるのです。

生きてきた分だけ自分自身に関する知識と経験が増えていくのですから。

自分のからだはどういうときに調子がよくて、

どうなると調子が崩れるのかということにはじまって、

自分は何が好きで何が嫌いで、どんなことで感情が盛り上がり、

何によって気分が落ちるか、とか。

自分に関するさまざまなことを経験として知って、次の行動に活かせます。

それによって、その先の生活も含めて自分のスタイルを

確立していくことができるわけです。

 

「若さ」だけで行動するのは、体力だけで天気予報を調べないで

十分な装備ももたずに冬山登山に臨むのと同じようなものです。

それでは無理でしょう。

確実に安全に登るには、やっぱり天候を知ることも、

地図やコンパスや防寒具も必要なわけです。

 

年齢を重ねると体力は落ちてくるかもしれませんが、

そのぶん「この季節は厳しい」とか、

「今日は天気でこの季節であれば、この装備で大丈夫だろう」とか、

きちんと対策を立てられます。

それで、必要最低限にして十分な軽装で、ぶらりと登って、

楽しんで帰ってくることができるのです。

 

年齢からくる疲れは、そのことに早く気づいて自分なりのメンテナンスを

していくことが大事です。

メンテナンスが効果を発揮するためには、日々どんどんたまっていくものを

きちんと捨て切れていることが大切です。

結局はそこに尽きます。

 

ですから、生活のひとつひとつをちゃんとしていくと、自分自身のからだが

すっきりするということを体感してもらえると思います。

 

そうやって自分のからだをリニューアルしなから格好よく年齢を重ねていけば、

いくつになってもフレッシュでいられるはずです。

「『疲れないからだ』のつくり方 より」

日時:2016年3月17日 PM 03:30
からだにゴミ(老廃物)をためていませんか?

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ビルやマンションの老朽化は、まず配水管からくるものです。

配水管にこってりとついたゴミを放置してしまったあとにクリーニングをしようとすると、負担がかかりすぎて、配水管が破裂してしまうことだってあります。

からだも建物と一緒で、コレステロールなどがたまった血管壁というのは、どんどんクリーニングしづらくなり、もろくなってきます。そうすると、必然的に病気になる確率が高まっていくわけです。

 

 

 

 

  ◆◆ からだにゴミ(老廃物)をためていませんか? ◆◆

 

疲れやすい人は、頻繁に風邪を引いたり、すぐ熱を出したり、便秘や下痢をしたり、

湿疹が出たり、普段からいつも何かしらトラブルを抱えることになりやすいのです。

 

それは、疲れに対して、根本的な解決をしていないからです。

だらだら疲れて、さらに次の疲れのもととなる症状が出てきてしまっている状態です。

 

不調を感じるときは、日々からだにたまっていった「ゴミ」がきちんと排泄されず、

目詰まりを起こしているのです。

そして、それはこれ以上放っておくと病気になってしまいますよ、ってサインでもあります。

 

からだの目詰まりがなぜ病気につながるのかは、

たとえば建物の配水管について考えていただけばわかりやすいと思います。

 

ビルやマンションの老朽化は、まず配水管からくるものです。

配水管にこってりといろいろなゴミがついてしまって、1年目のクリーニングなら

きれいにとれるものでも、10年後だと大違いになってきます。

さらに、それ以上たってしまったあとに同じレベルのクリーニングをしようとすると、

負担がかかりすぎて、逆に配水管が破裂してしまうことだってあります。

 

もっと身近なところでいえば、たとえばトイレが1週間流れなかったらどうなるか、

想像してみてください。

これと同じことがからだの中で起こって、それが病気につながらないわけがありません。

 

からだも建物と一緒で、コレステロールなんかがたまった血管壁というのは、

どんどんクリーニングしづらくなり、もろくなってきます。

そうすると、必然的に病気になる確率が高まっていくわけです。

 

疲れをあまり感じない人を観察していると、本当にからだを日常的によく使っています。

自分のための勉強をして、運動もする。

まわりから見たら「疲れちゃうんじゃないの?」と思うくらい活動的に動いているのです。

 

でもそのおかげで、たとえ睡眠時間は短くなっても、ぐっすり深く眠れるし、

からだをよく使うからサビつきません。

体内の循環もいいですから排泄もぱっちりです。

ひと晩でリセットできて、結果、疲れ知らずの毎日になっているのです。

 

ということは、疲れない美しいからだを手に入れるには、

からだの「サビ」をとることに加えて「ゴミ」を捨てていく作業が必要になります。

 

つまり、日常的に「からだのそうじ」をしていく必要があるわけです。

 

これは、家のそうじと同じです。

部屋がきれいな人は、そうじを大切に考えていて日々きちんとそうじをするからきれいですが、

イマひとつっていう人は、そうじをおろそかにしておきながら、

部屋が汚いって不満をいっているようなものです。

そのうち、部屋がどうしようもない状態になって、大そうじが必要になるわけです。

「『疲れないからだ』のつくり方 より」

日時:2016年3月15日 PM 05:24
脳の血管障害にはこんな栄養成分が必要

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  脳卒中の再発を防止するには、

  血圧のコントロールが最も大切です。

  塩分や脂肪の摂取を控えるなど、

  食事への配慮が、やはり重要なポイント!

  また、予防のためには脳卒中の要因である

  動脈硬化、さらに高脂血症を防ぐことが第一です。

 

 

 

 

  ◆◆ 脳の血管障害にはこんな栄養成分が必要 ◆◆

 

≪脳卒中(脳血管障害)≫

 

動脈硬化などの血管障害が脳でおこり、血液の流れが悪くなることによって、

意識障害やまひなどを発症することがある病気です。

脳動脈が破れて出血する脳出血と、脳動脈が詰まって血液の流れが妨げられる脳梗塞、

動脈瘤が破裂して脳をおおう軟膜とくも膜の間で出血がおきるくも膜下出血があります。

脳梗塞は、脳の血管でできた血栓(血のかたまり)が詰まって起きる脳血栓と、

脳以外の場所でできた血栓が脳に運ばれ、詰まってしまう脳塞栓に分けられます。

また、くも膜下出血は、先天的な脳の動静脈異常のために、

比較的若い年齢の人に発生することもあります。

脳卒中のなかでは最も死亡率が高く、発症直後の緊急処置が必要です。

 

脳卒中の再発を防止するには、血圧のコントロールが最も大切で、

塩分や脂肪の摂取を控えるなど、食事への配慮が、やはり重要なポイントです。

また、予防のためには脳卒中の要因である動脈硬化、さらに高脂血症を防ぐことが第一です。

 

●脳卒中に効く栄養成分

EPA DHA ナットウキナーゼ グリシニン レシチン タウリン シトステロール 

硫化プロピル アリシン スコルジニン エリタデニン 食物繊維 β-カロテン 

クロロフィル ビタミンB群・C・E コリン オレイン酸 γ-リノレン酸 カリウム 

マグネシウム カゼイン CPP ボリフェノール セサミノール 大豆サポニン

 

脳梗塞には、食物繊維とEPA、DHAを豊富にとり、また脳出血には、タンパク質、

食物繊維、ビタミン類を不足させないことが大切です。

 

≪認知症≫

 

加齢による物忘れではなく、脳の神経細胞が失われておこる症状で、

脳血管性のものとアルツハイマー型があります。

 

脳血管性の多くは、脳梗塞や脳出血などで血流が途絶えた部分の

神経細胞が壊死しておこります。

脳卒中の後遺症の言語障害やまひなどがすでにあり、突然、ぼけ症状が出る場合が多く、

ぼけとしっかりしている状態が混在します。

 

アルツハイマー型は、脳の神経細胞が破壊され、脳が萎縮する病気です。

脳血管性に比べゆっくり進行し、失語症や徘徊など重度の症状が現われます。

脳の神経伝達物質をふやす薬の早期服用で、進行を遅らせることが可能と考えられています。

 

●認知症に効く栄養成分

EPA DHA ビタミンB群・C・E 葉酸 コリン ギンコライド カテキン レシチン

 

老人性のぼけに、レシチンが有効という報告があります。

また、原因がはっきりしないとされているアルツハイマー病について、

「低脂肪・低コレステロール食をし、EPAやDHAの多い新鮮な魚を多くとること。

また、シスチントメチオニンの2種類のアミノ酸を欠乏させないように注意することが大事。

アメリカではこの2つの含硫アミノ酸を欠乏させがちな人にアルツハイマー患者が多いと

推論されている」と報告されています。

そのほか、タウリン、ビタミンCがアルツハイマー病に有効な成分としてあげられています。

「からだに効く栄養成分バイブル より」

日時:2016年3月 3日 PM 04:06
多発脳梗塞性認知症を防ぐためには

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 大切なことは、1日ボーッとしていることではなく

 脳を活発に動かすこと。

 手を動かしたり、運動したり、本や新聞を読んだり、

 人と交わりたくさん話をするなどして、

 脳を活発に動かすことが認知症を予防・改善する、

 という報告が増えています。

 

 

 

 

     ◆◆ 多発脳梗塞性認知症を防ぐためには ◆◆

 

認知症を防ぐためには、規則正しい生活を送り、適度の運動・食事をとることですが、

これが簡単なようで最も難しいことです。

 

・ 認知症を予防するには

多発脳梗塞性認知症を防ぐためには、脳梗塞の原因となる高血圧、不整脈、糖尿病、

高脂血症、肥満を治療し、動脈硬化および脳梗塞を予防することです。

禁煙を行い、アルコールのとりすぎにも、注意する必要があります。

 

また、これらの動脈硬化因子は、アルツハイマー病にも関連していることが、

最近わかってきています。

 

外来で高血圧の薬や高脂血症の薬を出すと、「一生薬を飲むのですか?」とよく聞かれます。

運動療法や食事療法で高血圧や高脂血症が改善する人もいますが、

脳梗塞・認知症を予防するためには、やはり薬は必要です。

 

脳血栓症では、一般的には抗血小板剤であるアスピリンやパナルジンなどを服用します。

 

また、不整脈(心房細動)がある場合には、循環器内科で不整脈の原因について精査する必要があり、

抗凝固薬のワーファリンを服用し、血液を固まりにくくすることが必要になります。

 

適度な運動・睡眠は、肥満の予防とともに、疲労回復のためにも大切です。

偏食を避け、魚や緑黄色野菜を十分に摂取することは悪玉コレステロール(LDL-C)を下げ、

高脂血症を防ぎます。

とくに魚の中でも、いわしやさんまなどにはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサキサエン酸(DHC)などの

多価不飽和脂肪酸がたくさん含まれていて、中性脂肪の低下や血圧降下に作用があります。

 

また、ビタミンB群や抗酸化物、ミネラルを十分に摂取することも大事と考えられています。

 

最近では音読や計算など、認知症を防ぐための教材も書店で見かけるようになりました。

本や新聞を読んだり、人と交わりたくさん話をするなどして、脳を活発に動かすことが

認知症を予防・改善する、という報告が増えています。

 

「手を動かしたり、運動したりすることも効果がありますか?」とよく聞かれますが、

大切なことは、1日ボーッとしていることではなく脳を活発に動かすことですから、

音読や計算同様、認知症予防に効果があると思います。

 

≪認知症を防ぐためには≫

1. 規則正しい生活、適度の運動、食事休息

2. 高血圧、不整脈、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙の治療

3. 脳を活発に動かす!(会話、社会活動、読書、音読、計算なども有効)

「脳の病気 より」

日時:2016年1月17日 PM 03:17
血液の状態が悪いと、病的老化が進行する

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 自然老化だけではそう関単に脳梗塞を起こすような

 深刻な事態は招きません。

 問題は、血管内皮が傷ついていく血管の病的老化。

 生活習慣病・加齢・ストレス・活性酸素……

 ただでさえ過酷な労働を強いられている血管を

 さらに痛めつけているのです。

 

 

 

 

  ◆◆ 血液の状態が悪いと、病的老化が進行する ◆◆

 

確かに自然老化が動脈硬化の原因ではありますが、

それだけではそう簡単に脳梗塞を起こすような深刻な事態は招きません。

問題は、生理的な範囲を超えて血管内皮が傷ついていく、

血管の病的老化なのです。

病的老化、すなわち動脈硬化は、高血圧、高血糖、脂質異常などの

劣悪な血管内環境により発生します。

これらの生活習慣病は、ただでさえ過酷な労働を強いられている血管を、

さらに痛めつけているのです。

 

高血圧の状態が続くと、血管内皮に小さな傷や炎症が起こりやすくなります。

その傷から、血液中を流れる白血球の中の単球や悪玉のLDLコレステロールが

血管壁に入り込みます。

血管壁に入ったLDLコレステロールは活性酸素(体内でつくられる、

細胞を傷つける力が強い物質)の影響を受けて、

さらに悪玉化した酸化LDLコレステロールとなります。

酸化LDLコレステロールは異物と判断され、免疫細胞によって処理されます。

免疫の要である単球はマクロファージに変わり、

酸化LDLコレステロールを食べて処理します。

すると脂質で満腹状態のマクロファージは、泡沫細胞と呼ばれる泡状の細胞に変わり、

血管の内膜にコブを作ります。

このコブはプラークと呼ばれます。

 

人は動脈硬化と呼ばれるくらいですから、プラークは硬いと思われがちですが、

実はおかゆのように柔らかいのです。

ちょうど中にスープがたっぷり入った小籠包のような状態です。

柔らかいプラークは不安定で、破れやすい状態にあります。

そして、プラークが敗れると、血小板が集まって血を固まらせようとします。

この血の塊が血栓の元なのです。

 

なお、プラークの周囲では、平滑細胞や線維成分が増加して、

血管壁全体が病的に硬くなります。

これが血管の病的な老化であり、動脈硬化と呼ばれる理由です。

「隠れ脳梗塞は自分で治す より」

日時:2016年1月 9日 AM 10:59
一生懸命働く血管自然老化は避けられない

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人は血管とともに老いる、と表現されます。

健康の鍵を握る血管はなぜ傷つくのでしょうか。

血管老化の原因を考えていきましょう。

 

ところで、動脈硬化とはいいますが、静脈硬化とはいいませんね。

このあたりに血管老化のポイントがありそうです。

 

血液はいうまでもなく、心臓のポンピング運動によって体に送られています。

しかし、約40秒〜2分間で体を1回りするパワーが、心臓の力だけで与えられるものでしょうか。

 

心臓の左心室から送り出された血液は、動脈の壁を押し広げます。

これが収縮時血圧、または上の血圧です。

空になった左心室は次の血液を吸い込みます。

このときに心臓と動脈の間の弁が閉じます。

この状態で動脈にかかっている弱い圧力が拡張時血圧、または下の血圧です。

 

つまり、収縮時、拡張期というのは、心臓の左心室の状態を表しているわけです。

 

では、なぜ拡張時に血圧はゼロにならないのでしょうか。

 

それは、動脈自身が自分の力で収縮して血液を先へ先へと送り出しているからです。

この力こそが血液を生み、血液の状態を健康に保つポイントです。

若々しい動脈はこの力が旺盛で、わずか1分間に60〜70回も拍動しています。

そのたびに心臓は血液を送り出し、動脈はしなやかに膨らんでこの血液を一度受け止め、

続いて収縮して、さらに抹消の血管へと血液を循環させているわけです。

血管はただの管ではありません。

休むことなく働き続けているのです。

 

動脈は常に圧力を受け、伸縮運動を繰り返しています。

その回数は1日に10万回、1年で3650万回です。

50年も60年も生きていれば、いくら健康な血管でも疲れてきます。

 

血管は疲れてくると硬くなり、弾力性を失います。

それが自然老化です。

高齢者に動脈硬化が多いのは、自然老化がベースにあるからです。

 

心臓から送り出された血液はまず直径3〜4cmの大動脈を流れます。

その後、体の各部位に至る大動脈、動脈、より細い動脈へと流れ、

直径2〜3mmの最小動脈へと送られます。

そして、さらに枝分かれしながら毛細血管へ到達し、体のすみずみに酸素と栄養素を供給します。

加齢に伴う動脈硬化はまず、抹消の細い動脈から徐々に始まります。

そして50代を過ぎた頃からは、抹消の細い動脈ともに、中枢の大動脈の硬化も始めるのです。

動脈硬化は血液のスムーズな流れを防げるので、加齢とともに血圧も高くなります。

「隠れ脳梗塞は自分で治す より」

日時:2015年12月17日 PM 03:56
寒くなると気分も落ちこむ! 「季節性うつ」にご用心

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木枯らしと孤独が骨身に染みる……秋が深まるとなんとなく悲しい気持ちになるといわれていますが、

はたして秋の物悲しさには医学的な根拠はあるのでしょうか?

 

精神科医のゆうきゆう先生(ゆうメンタルクリニック総院長)によりますと、

 

「心理学の研究では“身体の温かさ”と“心理的な温かさ”には密接な関係があるとされ、

気温が下がるにつれ気持ちが落ち込むと言われています。

しかし、強い落ち込みが続く場合には“季節性うつ”を疑う必要があります」

 

なんと季節の変化が引き起こすうつ病が存在するというのです。

エアコンの使用が一般的になり夏に体が冷えてしまうなど季節の変化に対応しにくくなった現代人。

季節性うつは自然な生活リズムを崩してしまった人がかかりやすい病気なんだそうです。

 

「なかでも10月から3月頃にみられる“冬季うつ”は、過食、過眠なども主な症状としてあげられます。

秋になり日照時間が短くなることで、メラトニンというホルモンの分泌に異常が起こり体内時計が狂ったり、

神経伝達物質のセロトニンが減ることによる脳の活動低下が原因と考えられています」

 

では、冬季うつを防ぐためにはいったいどうしたらいいの?

 

「うつ病の治療法のひとつに日光に近い光を一定時間浴びる“高照度光療法”というものがあります。

人の体は日に当たることで体内時計を調節しているので、意図的に光を浴びて

体内バランスを整えるのが目的です。

なので、手っ取り早く冬季うつを予防するなら、夜は早く寝て朝一番にカーテンを開け太陽を浴びること。

うつ病予防にはホルモン分泌や体内のリズムを整えることが何よりも大切です」

 

スポーツの秋、読書の秋などいろいろな過ごし方がありますが、

憂鬱な気分に陥らないよう秋の夜長は早寝するに限るようです…。

「Yahoo!ニュース より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、

ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、

情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、

イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分や

ビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

 

また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。

不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。

昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。

大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。

海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。

日時:2015年11月25日 PM 04:39
老化を早めないために役立つ成分ビタミン

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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。

ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、

そして葉酸などが含まれています。

ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。

 

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

 

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

 

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、

認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、

記憶障害をおこすことが知られています。

 

※ビタミンB12は、葉酸とともに赤血球の生成を助け、貧血を予防します。

また、たんぱく質や核酸(DNAやRNA)の合成、中枢神経機能の維持や脂肪の代謝など

さまざまな働きを担っています。

 

葉酸は文字通り野菜に含まれるビタミンです。

これもビタミンB12と同じように貧血を防ぐビタミンとされてきました。

もちろんその作用もありますが、現在では、血栓の防止と脳機能の維持が注目されています。

 

ロンドンのキングスカレッジの研究で、高齢者で精神に変調をきたしている人は、

そうでない人に比べて、葉酸の血中濃度が低いことが発見されました。

葉酸を十分摂取している人は、記憶の減退、うつ状態、認知症になる率が低いこともわかりました。

 

こうしたことから、50歳以上の人には、積極的に葉酸を摂ることが勧められます。

とくに喫煙をする人は、そうでない人の3倍摂るようにといわれます。

 

※葉酸(上限値:1mg)は、ビタミンB12とともに造血に働きます。

また、たんぱく質や細胞新生に必要な核酸(DNAやRNA)の合成に関わります。

 

ビタミンB6も脳機能の向上に重要です。

オランダの研究では、70歳の人に1日20ミリグラムのビタミンB6を3ヶ月投与したところ、

長期記憶が改善されました。

 

高齢者の場合には消化管からのビタミンB6の吸収が悪いので、

若い人に比べて20パーセント以上多く摂取する必要があります。

 

※ビタミンB6は、たんぱく質代謝の要です。

体に必要なたんぱく質の再合成に働き、糖質の代謝にも重要な役割を果たします。

皮膚炎予防や精神安定にも。

「脳の栄養失調 より」

日時:2015年11月10日 PM 04:50
「老化」とは?

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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

 

 顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

 

 わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

 

 動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に

動脈硬化が見られるようになります。

 

 動脈硬化が起こる最大の原因は、なんといっても「加齢」です。

これは、たとえどんなに健康な人であっても、避けて通れない要因です。

ショッキングに聞こえるかもしれませんが、人間は「産まれた瞬間から老化が始まっている」

と言えます。

 

 つまり、誰もが動脈硬化の原因を持っているということになります。

それが「遅く起こるか」「早く起こるか」という違いだけなのです。

 

 だから「動脈硬化を完全に予防する」というのは、どんなに健康な人であっても不可能な話です。

厳しく聞こえるかもしれませんが「動脈硬化になる時期を、出来るだけ先送りにする」

という考え方が正しいのです。

 

 けれども、悲観的になることはありません。

反対に言えば「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということだからです。

「しなやかな血管が健康の10割 より」

 

 老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。

老化と上手く付き合うためにご活用いただければ幸いです。

日時:2015年10月11日 PM 03:25
気分の落ち込みとやる気の喪失の原因

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 気分というのは、心の持ち方だけで決まらないこともあるのです。

そこで「脳の生化学」からのアプローチが重要になってきます。

 

 脳を最適な栄養状態にすると、気分が向上するだけでなく、元気になるし、

人生を変えるんだという気概も出てきます。

数人のカウンセラーによると、クライアントが脳の栄養状態を改善し、

脳をチューンナップするようにカウンセンリングすると、

芳しい結果が得られることが多いといいます。

 

 脳の生化学という面から見たとき、気分が落ち込み、やる気を失いやすくなるのは、

つぎの三つのケースです。

 

・血糖値の乱高下

・栄養素の不足(ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビタミンC、亜鉛、マグネシウム、必須脂肪酸)

・トリプトファンやチロシンの不足

 

 第一の要因は、血糖値が安定しないことです。

血糖値を安定させるよい方法は、魚介類や肉類などのタンパク質、玄米、野菜類、海藻類など

食物繊維を多く含んだ食品を食べること、マルチビタミンを摂取することです。

それから、インスリンの働きを助けるクロムは、酵母、ウシのレバー、ジャガイモ、小麦胚芽、

ピーマン、リンゴに多く含まれるので積極的に食べるとよいです。

 

 そして気分を向上させるのに効果的な栄養素として、ナイアシン、B6、葉酸、B12、C、亜鉛、

マグネシウム、必須脂肪酸をあげることができます。

 

 ナイアシン、B6、葉酸は、メタンに相当するメチル基を移動させるメチル化を進める酵素を助けます。

このメチル化は、脳内の重要な伝達物質ドーパミンやノルアドレナリンをつくるのに欠かせません。

ドーパミンは快感を発生させる物質であり、ノルアドレナリンはやる気を発生させる物質ですから、

ナイアシン、B6、葉酸がどれほど大切かは容易に理解できます。

 

 ロンドンにあるキングスカレッジの研究者は、葉酸レベルの低い、あるいはやや低めのうつ患者に

抗うつ薬と葉酸を併用してもらうと、うつからの回復が劇的に早まることを報告しました。

この研究で、うつやその他の心の病に苦しむ患者の3分の1が葉酸不足であることも明らかになりました。

別の研究では、ビタミンCの摂取でうつからの回復が早まることもわかっています。

「食べ物を変えれば脳が変わる より」

日時:2015年8月17日 PM 03:16
まとめてお得! ご活用いただければ幸いです

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春は、季節の変わり目でホルモンバランスが乱れ、

疲労感が強くなり眠気やだるさを生じます。

また、気温や気候以外にも生活面においても変化の時期です。

周囲の環境の変化によって疲れてしまったり、

落ち込んでしまったりすることもあるのではないでしょうか。

 

寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、

私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、

やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

 

自律神経を整えるためには、

生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

その一環としてご活用いただければ幸いです。

 

 

日時:2015年4月18日 PM 10:15
セロトニン神経の7つの効果

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私たちの心は絶えず変化をします。

その変化そのものは悪いものではありませんが、

もしそれに振り回されていると困ったことになります。

例えば、ストレスを、食べる、買いものする、

人に話すなどで発散することがあります。

これも過剰になれば依存症になる可能性がでてきます。

セロトニン神経はそういったことにならないよう、

心のバランスを調える作用をします。

 

 

セロトニン神経の7つの効果

 

セロトニン神経は、脳全体の神経細胞に指令を送ることができます。

言葉を話したり、身体を動かす機能がある神経の活動レベルそのものを

コントロールし、主に、大脳皮質、自律神経、筋肉、痛み感覚、心に作用し、

以下にあげるような効果をもたらします。

 

その1 仕事にやる気が出る

セロトニン神経が刺激を受け活動が活発になると大脳皮質が覚醒します。

大脳皮質には意識レベルを調節する働きがあります。

意識には、スッキリ、ぼんやり、イライラなどさまざまな状態があり、

セロトニン神経が作り出すのはスッキリ爽快な意識の状態です。

これをクールな覚醒と呼びます。

このクールな覚醒状態は、心が安定し、落ち着いた状態で、混乱もなく、

何かうまくやれそうだ、やり遂げられそうだという感覚を意識している、

準備が整った状態を作り出します。

 

その2 朝の寝起きをよくする

心臓機能、血圧、代謝、呼吸などを管理する自律神経は、

交感神経と副交感神経という2つの神経で成り立っています。

副交感神経は眠っているときに優位となり、

交感神経は活動をしているときに優位になります。

この2つの神経は、互いにシーソーのようにバランスを保ちながら身体の調整をしています。

セロトニン神経が働いていると、朝目覚めたとき、適度に交感神経を緊張させ、

身体の方をスタンバイの状態にしてくれます。

寝起きが悪く、スッキリした朝が迎えられないというのは、

この働きがうまくいっていないということです。

 

その3 若々しい顔つき、立ち姿

重力に対して姿勢を保つために働く抗重力筋という筋肉にも、

セロトニン神経は働きかけます。

この筋肉は、自分で動かそうと思って動くというよりも、

起きていると自然に動く筋肉で、まっすぐな姿勢、

いきいきとした表情などに関係します。

この筋肉の緊張が弱った状態は、授業中の居眠りを思い出してもらうとわかりますが、

身体や表情が力なくだらんとします。

セロトニン神経が働くことで、抗重力筋が働くと、姿勢もよく、首もスッと立ち、

若々しい印象を与えます。

また顔は、抗重力筋が多い場所なので、この筋肉がしっかり働いていれば、

目元がぱちっとし、はつらつとした元気爽快な顔つきになります。

 

その4 不定愁訴が消える

セロトニン神経の働きのひとつに鎮痛作用があります。

身体のある部位から痛みが発生すると、脊髄ないし、脳の神経を介して、

痛みを脳が認識するのですが、たいしたことのない痛みの場合、

痛みの伝達経路の途中でセロトニン神経から分泌されたセロトニンが

その痛みの伝達を抑えてしまいます。

ところが、セロトニン神経が弱ると、この働きがうまく作動せずに、

ささいな痛みも過敏に訴えるようになります。

いわゆる不定愁訴などがその症状のひとつです。

生理痛、歯痛、関節の痛みなどもそうです。

セロトニン神経が鍛えられれば、こうした状況がなくなるので、

不定愁訴が消えるわけです。

 

その5 心のバランスを保つ

私たちの心は絶えず変化をします。

その変化そのものは悪いものではありませんが、もしそれに振り回されていると

困ったことになります。

例えば、ストレスを、食べる、買いものする、人に話すなどで発散することがあります。

これも過剰になれば依存症になる可能性がでてきます。

セロトニン神経はそういったことにならないよう、心のバランスを調える作用をします。

 

その6 欲望とストレスを越える

修行を積んだお坊さんは、楽しいことやいやなことに対し、即座に反応し、

いやなことをいつまでも気にするようなことがありません。

同じように、セロトニン神経を鍛え続けると、特に腹筋呼吸をしっかり続けると、

興奮にも落ち込みにもすぐに対処できる状態がつくれるようになります。

それは、欲望やストレスを越え、「今」を生きることができるようになるともいえます。

 

その7 幸せ脳がつくられる

セロトニン神経を鍛えていくと、一時的にセロトニン神経が弱った状態となります。

これは継続することで解かれますが、途中でやめると元の状態に戻ってしまいます。

まずは心と身体の変化を実感するために3ヶ月を目安に続け、

次にセロトニン神経が恒常的に高いレベルで安定すると考えられる3年を目指します。

その後も生涯続けることで幸せ脳が出来上がっていきます。

「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」

日時:2015年4月 7日 PM 05:04
「頭のビタミン」ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸

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 B6とB12は神経細胞に多く含まれているため、「頭のビタミン」と呼ばれています。

 

 B6は、タンパク質をバラバラに分解してアミノ酸にする酵素や、あるアミノ酸を

別のアミノ酸にモデルチェンジする酵素のはたらきを助けています。

 

 炭素一個の単位であるメチル基を、分子から分子へと移動する化学反応を

メチル化と呼んでいます。

メチル化は伝達物質やホルモンの合成に欠かせないですが、

これを進めるのに必要なが、B12と葉酸です。

 

 もしB6が不足すれば、「幸福物質」セロトニンの生産が落ちてしまいます。

脳内はセロトニン不足になりますから、何かのきっかけでうつになりやすい。

B6はストレスを緩和しますが、ストレスはB6を消費します。

もしB6不足で、ストレスを受けているなら、うつに向かっているのかもしれません。

 

 B6や葉酸が不足ぎみの人は多いのです。

イギリスのキングスカレッジ病院は、うつや統合失調症の、精神化の入院患者123人の

血液を調べたところ、その半数は葉酸レベルが低かったことを公表しました。

そこで、葉酸か偽薬を6ヶ月間与えたところ、葉酸グループだけに気分の向上が

見られたといいます。

葉酸の不足が気落ちの原因となることがわかります。

 

 1960年代から、精神科の患者さんにB12や葉酸が不足していることが多いことは

指摘されてきました。

1967年、ランカスタームーア病院のカーニー博士は、精神科の患者さんは

B12や葉酸が不足していることが多いため、まず、ビタミンレベルを調べることを

提唱しました。

 

 もし、B12が不足すると、感覚が鈍くなり、思考力も落ちます。

じつに、認知症患者の半数にB12不足が見られるといいます。

 

 それぞれのビタミンはつぎの食べ物に多く含まれます。

 

B6は、サバ、カニ、インゲン、バナナ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ニラ、キャベツ。

B12は、ハマグリ、ウニ、チーズ、シジミ、ウズラの卵、スジコ、ウシ、ブタ、トリのレバー。

葉酸は、酵母、ウシやブタのレバー、胚芽、ホウレンソウ、ダイズ、ジャガイモ、アズキ。

「食べ物を変えれば脳が変わる より」

 

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 近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、

そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、

動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

 

 長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を

摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという

深刻な問題も起きています。

 

 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

しかし、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

 

 また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、

認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、

それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を

及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

 

 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

日時:2015年3月26日 PM 05:18
朝スッキリ目覚めていますか?

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セロトニン神経を鍛えましょう》

 

 朝はスッキリと目覚め、すぐに活動できますか?

寝起きが悪い、目覚めてからも身体が重い、やる気が起きない、落ち込みやすい、

すぐにイライラしてしまう・・・。

そんな不調を抱える人が非常に増えています。

 

 温度調節された快適な生活、パソコンの普及、日用品化した携帯電話、昼夜問わず

いつでも起きていられる環境と、私たちの生活はこの20〜30年の間に急激に変化しました。

 

 しかし、生活が一変したことに対して、私たちの脳は対応しきれずにいます。

その結果、私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という

神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな

依存症などを引き起こす原因になっています。

 

 この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど

日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

 この神経を鍛えることでスッキリ爽快な毎日を実現し、幸せ脳で充実した日々を

送ることができるようになります。

 

心と身体の準備を整えるセロトニン神経》

 

 私たちの脳の中で働く脳内神経細胞のひとつ、セロトニン神経が働くのは、

主に私たちが起きているときです。

朝起きてすぐにセロトニン神経が活動し始めると、心身共に元気で、爽快な朝を

迎えることができます。

 

 一方、セロトニン神経が弱っていると、朝起きてもなかなか調子があがりません。

 

 このセロトニン神経の働きは、車のアイドリング状態に似ています。

車のアイドリング状態というのは、車がいつでも走り出せるよう準備が整った状態で、

アクセルやブレーキを踏んでいるときのように直接行動を起こす働きではありません。

 

 セロトニン神経の働きも同様で、心と身体がスムーズに活動できる準備状態を

作り出します。

「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」

 

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 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、

ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに

行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、

イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

 

 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分や

ビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を

放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

 一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが

多いのです。

もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、

B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 

 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。

これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を

考えるべきだという学者もいます。

 

 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、

植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。

これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は

バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

 

 十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

日時:2015年3月23日 PM 04:10
「ホモシステイン」心筋梗塞、脳卒中、アルツハイマーの隠れ原因

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 近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものが

あります。

 

 虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症

が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものが

あるのではないかと考えられていました。

 

 そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになった

というわけです。

では、このホモシステインとは何なのでしょうか。

 

 ホモシステインとは、タンパク質を生産するのに必要な必須アミノ酸の一種です。

私たちの体にとってたいせつなタンパク質は、肝臓でさまざまなアミノ酸を材料にして

作られます。

しかし、このタンパク質を作るアミノ酸のひとつであるメチオニンを作る最中、

硫黄をもったアミノ酸であるホモシステインができます。

このホモシステインが作られる最中に、ビタミンB6が不足するとホモシステインから、

システインへの代謝が低下してホモシステインが余った状態になってしまいます。

そのため、血液中のホモシステインの数値が上昇するというわけです。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、

血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

 

 米国のマサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタルのピーター・ケリー博士らの研究チーム

によれば、1万1000人の患者数を調べた結果、ホモシステインの血液中の濃度が高い人は、

脳卒中になる危険度が75%高まると報告しています。

また、実際に脳卒中を発病した人は、ホモシステインの血液中の濃度が普通の人よりも

平均して18%高かったといいます。

 

 さらに、欧米の大規模な臨床研究により、血液中のホモシステイン濃度が高いと

動脈硬化のみならず、心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー病などの原因となることが

わかっています。

 

 体にとって危険なホモシステイン濃度を低下させるには、その産生を抑えるビタミンB6の

ほか、葉酸やビタミンB12をとることが必要。

そのためアメリカではこれらのサプリメントが大ブームとなっています。

日本でも近いうち、ホモシステインの数値が血液検査の項目に加わるのが当たり前と

なる日が近いかもしれません。

「血圧と血液サラサラの常識が変わった! より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

 近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、

そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、

動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

 

 長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を

摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという

深刻な問題も起きています。

 

 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

しかし、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

 

 また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、

認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、

記憶障害をおこすことが知られています。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

 

 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすく

なります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

 

日時:2015年3月16日 PM 05:01
イライラしやすいなどの精神的な症状には栄養も関係

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 不足成分を補って、にっこり過ごしましょう

 

神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です

 

 仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、

イライラしやすくなります。

また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。

こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、

脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

 

 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、

ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに

行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、

イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

 

 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分や

ビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を

放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、

栄養のバランスの悪さなどが考えられます。

忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、

自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

 

アミノ酸、糖分、ビタミンB12、カルシウムを積極的にとりましょう

 

 食事をぬくと低血糖状態になるため、イライラしやすくなります。

そういう場合は、血糖値を早く上昇させるため、体内ですみやかにブドウ糖に換わる砂糖や

でんぷん質などの糖質をとりましょう。

コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むのもいいですし、ご飯などの主食やいも類をとるのも

おすすめです。

 

 また、体内でブドウ糖が不足して血糖値が低くなると、血液中にあるトリプトファンや

コリンなどのアミノ酸の吸収が悪くなるため、それらから作られる神経伝達物質の

セロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどが不足してしまいます。

良質のたんぱく質(アミノ酸)が含まれる肉や魚介、卵、牛乳などをとりましょう。

神経伝達物質の生成に欠かせないビタミンB12はレバーや肉、魚介など、

動物性食品に多く含まれています。

 

 さらに、神経伝達物質を分泌するときに必要なカルシウムは、牛乳、桜えびなどの小魚、

大豆、大豆製品、大根の葉、かぶの葉、みずな、菜の花などの青菜から摂取します。

飲料水を、カルシウムが多く含まれるミネラルウォーターにするのもいいでしょう。

カルシウムは成人男女の場合、1日の目標摂取量は600mgほどですが、

日本人の半数以上が目標量に達していません。

カルシウムが不足すると、神経伝達のために骨を溶かして補うので、骨がもろくなります。

イライラだけでなく、骨粗しょう症予防のためにもカルシウムを積極的にとりましょう。

 

 また、緑茶や紅茶に含まれるテアニン、ウーロン茶に含まれるテオブロミンなどの

香り成分は、精神を鎮静する働きがあります。

イライラを感じたら、一杯のお茶で休息するのも効果的です。

「病気にならない人の食べるクスリの本 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

 ビタミンというと、一般的には、野菜などの植物性食品に多く含まれるというイメージが

強いようです。

しかし、実は、動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。

それがビタミンB12です。

 

 ビタミンB12は腸で吸収されます。

しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているので

胃を切除しているなどの場合は、胃の内因子なしで吸収される

ために大量のビタミンB12を補給する必要があります。

高齢で胃の粘膜が萎縮している人や膵臓に病気のある人も同様です。

また、透析を行っている人にも欠かせません。

糖尿病になると食べ物からビタミンB12の他、葉酸・ビタミンB6の吸収が阻害されるので

栄養補助食品やビタミン剤などで補う必要があります。

 

 ビタミンB12の働きとして、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、

エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、

集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。

 

 また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも

効果があります。

実際、腰痛などの治療にも採用されています。

腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。

 

 もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。

遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、

進行すると動脈硬化や心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。

 

 ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。

 

 ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く

摂ることで相乗効果を発揮します。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

日時:2015年3月12日 PM 03:50
加齢を感じ始めたら脳と神経のビタミン

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 今から60余年前、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』は、“赤いビタミン

(ビタミンB12)が悪性貧血の患者を救う特効薬だ”と報じてセンセーショナルな話題を

提供しました。

以来、“ビタミンB12”は、世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究には

いくつものノーベル賞が与えられてきました。

そして今では、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが

明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。

 

 食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

 

 また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た

神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、

記憶障害をおこすことが知られています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症

などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるように

なったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を

摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

 

 ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという

深刻な問題も起きています。

 

 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

 

 どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。

ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、そして葉酸などが

含まれています。

ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが

多いようです。

また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

 「リブラ」は、植物の発酵過程で生じたビタミンB12を主成分に、ビタミンB1、B2、B6を

はじめ核酸の合成と貧血改善に役立つ葉酸、脳の血流を促すイチョウ葉エキス、

肝炎や循環器系によい田七人参、活性酸素を消去する羅漢果、免疫力を高める

アガリクスほかの優れた副成分を配合して生まれました。

 

 ビタミンB12の摂取量は5マイクログラムが必要(WHO)とされていますが、

「リブラ」は1包当り1500マイクログラム含有しています。

ビタミンB12は胃の内因子と結合することで吸収されるため、胃を切除している人や

加齢などで胃が萎縮している人は大量のビタミンB12を補給する必要があります。

 

 分子強制医学(ポーリング博士(ノーベル賞受賞)の「栄養を大量にとることによって

体を治せる」)に基づきビタミンB12を大量に摂ることによって、押し込み効果で

細胞の中まで浸透していくことができるのです。

ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。

 

 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために

必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

 

日時:2015年3月10日 PM 05:14
ビタミンB12なぜ体にいいのか?

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 ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。

主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。

女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。

しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。

それがビタミンB12の不足。

ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。

 

 そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、

エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、

集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。

 

 また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の

傷の回復にも効果があります。

実際、腰痛などの治療にも採用されています。

腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめの

サプリメントといえます。

 

 もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。

遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、

進行すると動脈硬化や心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。

 

 ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。

また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

 

<摂取方法について>

 ビタミンB12は動物性の食品に含まれているビタミンです。

ベジタリアンのように、ビタミンB1が少なくて葉酸が多い食事を好む人は、

ビタミンB12不足の可能性が高いので、できるだけ摂取していただきたい。

ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。

この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃ガンなどで胃を切除したり、

胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。

またカルシウム不足もB12が吸収されなくなる一因です。

 

 月経中および、月経前の女性には、ビタミンB12が有効だといわれています。

それはビタミンB12がもつ造血作用や精神安定作用などが月経に伴う悩みを

解決してくれるからです。

「サプリメント健康バイブルより」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンや

アセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに

行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、

イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

 

 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、

ドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分や

ビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を

放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの

悪さなどが考えられます。

忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、

自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

 

 一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが

多いのです。

もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、

B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 

 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。

これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を

考えるべきだという学者もいます。

 

 ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は

バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

 

日時:2015年3月 5日 AM 11:51
悪性貧血を予防。神経のはたらきにも不可欠

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 ビタミンB12は、悪性貧血を予防することから発見された水溶性のビタミンで

“赤いビタミン”、あるいはコバラミンとも呼ばれます。

 

   ◆  ビタミンB12は体内でこんな作用をします

・  葉酸と協力し合って赤血球の産生にはたらく。

・  神経細胞内のタンパク質や脂質、核酸の合成を助け、神経系を正常にはたらせる。

・  葉酸の再利用を助ける。

・  肝臓に貯蔵される。

 

   ◆  過剰症 心配ない。

 

≪悪性貧血を防ぐ≫

 

 ビタミンB12は葉酸と協力して、赤血球のヘモグロビンの合成を助けています。

不足すると造血がうまくいかず、赤血球が減ったり、異常に巨大な赤血球ができてしまい、

悪性貧血になります。

昔は治りにくかったので悪性と呼ばれました。

現在では、不足している葉酸やビタミンB12を補給すればよくなることがわかっており、

けっして悪性の病気ではありません。

 

 B12欠乏による悪性貧血になると、からだがだるく、めまい、動悸、息切れがするほか、

手足がしびれたり、ふさぎこんだりと神経症状や精神症状もおこります。

これはB12が、神経にとっても重要なはたらきをしているからです。

 

≪神経の機能を維持する≫

 

 筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常にはたらくためには、

いくつものビタミンB群の仲間が必要です。筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのが

B1、神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の

核酸やタンパク質などを合成したり、修復したりすることにあります。

どのビタミンが不足しても神経は正常にはたらいてくれません。

 

≪こんな人が不足しやすい≫

 

 気をつけたいのは、胃を手術した人です。

 

 胃から分泌されるタンパク質の一種がないとB12は吸収されません。

胃を切除した人は、薬剤で補給しないといけません。

高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。B12は動物性食品にしか

含まれていませんから、菜食主義の人も欠乏が心配です。

 

◆  ビタミンB12のはたらき

・  充分にあると落ち着きが出て、記憶力、集中力が高まる

・  悪性貧血を防ぐ

・  神経の働きを正常に保つ

 

◆  ビタミンB12が不足すると

・  神経過敏になる、ふさぎこむ。集中力が低下する

・  舌に炎症がおこり、痛む。味覚が低下する

・  動悸、息切れがする

・  貧血を起こす。だるい

・  食欲不振、消化不良、下痢などをおこしやすい

・  手足がしびれたり、痛む。運動失調を起こす

 

「栄養成分バイブル より」

 

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 ビタミンB12には、細胞の再生・修復、神経線維の修復、神経伝達物質の合成、

免疫の正常作用などさまざまな働きがあります。

また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、「脳のビタミン」「神経のビタミン」と呼ばれ、脳神経の働きに

深くかかわることが知られています。

最近では、所要量とはケタ違いに大量のビタミンB12を摂取することで、

脳神経系にさまざまな効果が認められることがわかってきました。

ちなみに、ビタミンB12を大量にとっても、副作用などはないことが確認されています。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を

及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

日時:2014年11月21日 PM 05:03
ビタミンB12と長寿
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 現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
 
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
 
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、
 
認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
 
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、
 
それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
 
 
 近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、
 
そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、
 
動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、
 
一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる
 
恐れがでてきます。
 
 
 
 最近の傾向として、動物性食品は悪者で、植物性は良いというイメージで、
 
動物性タンパク質を摂らない事から、ビタミンB12が摂取できないので、
 
脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
また、糖尿病の場合もB12、B6、葉酸の吸収が阻害されるので、
 
これらのビタミンを摂るようにしたいものです。
 
 
 
 ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、
 
原則として植物性食品には含まれません。
 
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
 
 
 また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
 
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
 
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
 
 
 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは
 
促進する作用があります。
 
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす
 
非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は
 
バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
 
 
 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために
 
必要な栄養素です。
 
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が
 
起こりやすくなります。
 
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
日時:2014年11月14日 PM 05:10
ビタミンB12は脳の機能維持にとても重要

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《血栓を防ぎ脳の機能を維持するビタミンB12》

 

ビタミンB群が関係する病気があります。

それはホモシステインという物質による血栓です。

ホモシステインは食べ物の中のメチオニンというアミノ酸からできています。
 

もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、これは分解されます。

しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、

その結果、血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞になります。

 

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また、活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や

血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞になるのです。
 

さらにビタミンB12は脳の機能維持にとても重要です。

研究によると60〜69歳までの24%、70〜79歳までの32%、90歳以上の40%の人が、

ビタミンB12が欠乏しているといわれています。

 

コロンビア大学のリンデンバウム教授は、

「ビタミンB12の欠乏は長い間かかって、ゆっくりと進行する。

そして奇妙なことに脳と神経だけがおかされることがしばしばである」

と言っています。
 

ビタミンB12の欠乏は、認知症あるいはアルツハイマー病の症状に似たような症状を

呈します。

血液検査では見つけられないような軽度の欠乏でも、認知症のような神経異常を

引き起こします。

高齢者ではビタミンB12の値が正常値の中に入っていても、低いほうの境界に

近い場合には記憶障害を起こすことが知られています。

 

また別の研究では神経に異常を訴える場合の28%がビタミンB12の欠乏が原因だと

いうことがわかりました。

この場合には貧血などの症状はありませんでしたが、認知症や平衡感覚、

精神状態の異常を訴えています。
 

重要なことは血液検査でビタミンB12の欠乏を見つけることは困難だということです。

そのために多くの人はビタミンB12は正常だと判断されてしまいます。

「ボケないひとになる23の方法 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を

防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると

急に増加するといわれています。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって

血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、

脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

 

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、

ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、

脳の健康を守ることが大切です。

 

「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など

他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群は

バランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。

生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。

栄養療法の一環としてご利用いただきたいと思います。

 

日時:2014年10月31日 PM 04:29
ビタミンB12の働き

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ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえば

ビタミンB12といわれました。

しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。

末梢神経の不調―手足の痺れ・麻痺・痛みなど―はもちろん、

中枢神経―脳・脊髄―の機能低下にも有効であることが明らかになっています。


≪ビタミンB12とは≫

ビタミンB12は、赤血球を作るために必要で、貧血の予防や改善に効果的なビタミンです。

ビタミンB12は、腰痛や不眠症の改善などに効果もあることから人気の栄養素と

なっています。

過剰症が起こりにくく、安全性の高いビタミンB12ですが、上手に摂取しないと

効率よく体内で働きません。
 

≪ビタミンB12の効果≫

貧血を防ぐ働きが有名ですが、その他にも多様な効能がありますので、

代表的なものを以下にご紹介いたします。

貧血を予防します

貧血と聞くと、殆どの方は鉄分の不足によるものと考えてしまいがちですが、

実は、貧血を起こさないようにするためには、ビタミンB12も重要です。

B12が不足すると、赤血球が成熟することが出来ずに、

異常な赤血球(普通より巨大で働きの悪いもの)が作られてしまい、

巨赤芽球性貧血と呼ばれる悪性貧血を引き起こしますので、注意が必要です。

動脈硬化をビタミンB12が予防します

アミノ酸の代謝過程で発生する物質、ホモシステインが血液中濃度を高めると、

動脈硬化を引き起こすことがいわれています。

近年の研究で、ビタミンB12や葉酸が、動脈硬化の原因物質であるホモシステインを

下げる働きがあることが報告されています。

不眠症を緩和します

人間は、睡眠と覚醒を24時間サイクルでおこなっています。

このサイクルを制御しているのが、脳から分泌されているメラトニンというホルモンで、

太陽光の浴びる量で、メラトニンを増減させ、適切な時間に眠気を引き起こしたりさせます。

ビタミンB12は、このメラトニンの分泌を調節する働きがあることから、

睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症を緩和するとされています。

精神をビタミンB12が安定させます

人間の脳の中枢神経から、末梢神経まで情報が伝達されるためには、

様々なビタミンが必要です。

中でもビタミンB12は、神経細胞の中にあるDNAの主成分である核酸やタンパク質、

脂質の合成や修復を行うことで、神経の安定や、集中力の向上に資する働きがあることが

報告されています。

腰痛をビタミンB12が改善します

ビタミンB12は、神経細胞における脂質膜の合成にも必要であることから、

末梢神経の傷の回復にも働くことがいわれています。

このため肩こりや腰痛にも効果があることが報告されています。


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   ビタミンB12は、配合によって効果的に働きます。
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「リブラ」には、ビタミンB12が体にやさしく効果的に働くように、他のビタミンB群、ビタミンE、

セレン、コエンザイムQ10、アガリクス、田七人参など多種の有効成分や機能性食品が

配合されています。


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日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

その一環としてご利用下さい。

 

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「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
 
すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類の
 
ビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえで、もっとも重要なビタミンとされています。
 
また、老人性認知症患者の脳にはビタミンB12が不足しているという報告もされています。
 
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など
 
他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群は
 
バランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
 
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるためにビタミンB12に
 
注目していただきたいと思います。
 
日時:2014年10月24日 PM 12:24
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