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脳の病気

40歳からは突然死ケアが必要な理由

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日本人の死因でもっとも多いのは、がんですが、2位が心疾患、3位が肺炎、4位が脳血管疾患、5位が老衰、6位が不慮の事故、7位が腎不全です。

全体のおよそ3割ががんでなくなるので、がんばかりが注目されがちですが、2位の心疾患、4位の脳血管疾患、7位の腎不全は、いずれも血管にかかわる病気。血管の老化からはじまる突然死です。

人間の血管というのは、枝葉の部分にあたる毛細血管から先に老化が始まり、幹にあたる大動脈は50代、60代から急速に老化します。

すでに40代をすぎている方は、今まで何も起こらなかったことに感謝しつつ、いますぐ血管力アップに励みましょう!

 

 

40歳からは突然死ケアが必要な理由

 

血管力はいくつになっても若返りますが、体を老化させる悪い生活習慣から

なるべく早く抜け出したいものです。

「何歳から、血管の老化に気をつけるべきですか?」

「いつ頃から、生活習慣を見直すべきですか?」

と聞かれれば、早いに越したことはないものの、強いて言えば、

「40代が分かれ道です」

と、答えています。

 

理由はいくつかあって、まず、女性の場合、40代にもなると女性ホルモン

「エストロゲン」の分泌能力が衰えはじめています。

血管が老化しないように守ってくれているエストロゲンが減ると、

動脈硬化が進みやすくなるのです。

だから、40代が分かれ道。

 

一方、エストロゲンの恩恵を受けられない男性は、暴飲暴食、運動不足といった

悪い生活習慣を続けていると、すでに20歳前後から動脈硬化が始まっています。

なかには、小学生のころからすでに血管の壁に脂肪などがついている子も。

 

通常、動脈硬化が始まってから血管事故を起こすまでには、10〜20年の開きがあります。

20代、30代から血管が硬く厚くなり、老いはじめているとすれば、40歳くらいになると、

いつ血管事故を起こしてもおかしくないほど、りっぱな動脈硬化が完成してしまうわけです。

 

実際、脳内の細い動脈が切れて出血する「脳出血」、脳動脈にできたコブが破裂して

脳とくも膜の間に出血する「くも膜下出血」が起こるのは、40代、50代がもっとも多いのです。

脳動脈が詰まる「脳梗塞」は、60代から増えます。

 

一方、心臓は、心臓に血液を供給する冠動脈が狭くなる「狭心症」と冠動脈が

すっかり詰まってしまう、「心筋梗塞」が代表的で、どちらも30代から加齢とともに

増え始め、男性では60代、女性では70代がピークです。

 

日本人の死因でもっとも多いのは、がんですが、2位が心疾患、3位が肺炎、

4位が脳血管疾患、5位が老衰、6位が不慮の事故、7位が腎不全です。

全体のおよそ3割ががんでなくなるので、がんばかりが注目されがちですが、

2位の心疾患、4位の脳血管疾患、7位の腎不全は、いずれも血管にかかわる病気。

血管の老化からはじまる突然死です。

 

また、突然死を免れても、血管事故の後遺症で寝たきりに……ということも。

 

寝たきりになる原因のおよそ4分の1が脳卒中なのです。

2番目に多いのは認知症ですが、血管事故がきっかけで認知症を発症することも少なくありません。

 

人間の血管というのは、枝葉の部分にあたる毛細血管から先に老化が始まり、

幹にあたる大動脈は50代、60代から急速に老化します。

幹の部分の老化が大きな血管事故につながるので、幹まで老化する前に若返りに

励まなければなりません。

 

ちょうど人生の折り返し地点にあたる40代は、「若さの消費期限」でもあります。

まだまだ若いと思っているかもしれませんが、体内ではこわい老化がすでに

始まっていると考えたほうがいいでしょう。

 

すでに40代をとっくにすぎている方は、今まで何も起こらなかったことに感謝しつつ、

いますぐ血管力アップに励みましょう!

「人は血管から老化する より」

日時:2017年8月 4日 PM 04:17
「一過性脳虚血発作(TIA)」を知っているかどうかで人生が変わる

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一過性脳虚血発作(TIA)発症後早期には脳梗塞を続発する危険性が非常に高く、TIAは救急疾患として扱う必要がある。

左右のどちらか片側の「手足が動かない」「手足がしびれる」「片側の目が見えない」、あるいは「視野の半分が欠ける」「言葉が出ない、理解できない」という症状が突然現れ、短時間で消えるのがTIAの特徴です。

これらのエピソードがあったら、症状が消えたとしても、すぐに救急車を呼んで構いません。

 

 

「一過性脳虚血発作(TIA)」を知っているかどうかで人生が変わる

 

TIAの後の“大噴火”は、2週間以内が危ないとされます。

2週間以内に、本物の脳梗塞になってしまう人が多いのです。

 

もっといえば、TIAの後、「24時間以内」がさらに危ない。

2週間以内に脳梗塞を起こした人の3割は、24時間以内に発症しているのです。

 

TIAがあったら、すぐに病院を受診する。

これこそが、皆さんに伝えたかったことなのです。

TIAを知っているかいないかで、人生が変わるのです。

 

このことを、どうかしっかりと認識してほしいと思います。

 

日本では、TIAに関する認知度が低く、一般の方は、

ほとんど知らないのではないでしょうか。

医師の中には知らない人はいないはずです。

TIAが脳梗塞の前兆となる病気であることを知らなければ、

医師国家試験には合格しないからです。

しかしながら、「TIA発症後早期には脳梗塞を続発する危険性が非常に高く、

TIAは救急疾患として扱う必要がある」という認識は、

脳卒中専門医以外には非常に低いのです。

 

また、残念ながら非専門医におけるTIAの誤診率は非常に高いのが現状です。

経験でも、一般の医師でTIAを正確に診断できたのは、2割から3割にすぎません。

 

「脳梗塞の前兆」というと、真っ先に出てくるのが

「失神(意識消失発作)」や「めまい」です。

しかし、これらの症状ではTIAと診断できない。

失神は、TIAでは起こりません。

TIAは脳の一部の血流が途絶えた場合に起こりますが、

失神は脳全体の血流が低下しないと起こらないからです。

 

脳全体の血流が低下するのは、

血液を脳に供給している心臓に原因がある場合です。

ですから、失神を起こした人は神経内科を受診する前に、

循環器内科を受診する必要があります。

 

また、確かに「めまい」だけでも、脳卒中の危険因子を持っていたり、

実際に隠れ脳梗塞や頸動脈狭窄があったりした場合には、

TIAの可能性を考える必要があります。

しかし、多くのめまいは耳鼻科疾患に起因しています。

 

オシム元監督も、体験談の中で「首の後ろの血管に問題があってときどきめまいがした。

クラクラすることがあったが、自分で、大丈夫だ、少し休んで水を飲んで、

頭を振ればすぐに治る、と軽く考えていた」と、血管に問題があることを自覚しています。

 

もしも「めまいもあり、TIAの症状もある」というなら、それは間違いなく脳梗塞の前兆です。

オシム元監督も「軽く考えていた」と言っていましたが、脳梗塞で倒れる前のどこかの時点で、

TIAの症状があったのかもしれません。

 

脳梗塞の明らかな前兆は、TIAだけです。

 

左右のどちらか片側の「手足が動かない」「手足がしびれる」「片側の目が見えない」、

あるいは「視野の半分が欠ける」「言葉が出ない、理解できない」という症状が突然現れ、

短時間で消えるのがTIAの特徴です。

 

これらのエピソードがあったら、症状が消えたとしても、すぐに救急車を呼んで構いません。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2017年7月25日 PM 04:46
「一過性脳虚血発作(TIA)」は脳卒中の究極の前兆

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一過性脳虚血発作(TIA)とは、「脳に血が行かなくなったために起こる、一時的な症状」のことです。一時的に脳の血管が詰まり、手足の麻痺やしびれ、言葉や目に異常が出ます。

「一過性」というのがポイントで、症状は、1〜2分で消えるものから数十分で消えるものまでありますが、長くても24時間以内に消失します。多くは2分から15分で症状が消えてしまうので、無視されたり軽視されたりしがちです。

もし、TIAが現れたら、すでにこのとき、あなたの脳では「脳梗塞」が起こっていると考えたほうがいいのです。TIAは「一過性」の「脳梗塞」とみなすべきです。

 

「一過性脳虚血発作(TIA)」は脳卒中の究極の前兆

 

脳梗塞の“究極の前兆”とでもいうべき症状について、お話したいと思います。

もっとも知ってほしいことの一つです。

 

それは「一過性脳虚血発作」というもので、日本語の病名が長いので、

通常英語の略語で「TIA(Transient Ischemic Attack)」と呼ばれています。

 

長い名前なので覚えにくいのですが、「一過性・脳虚血・発作」と分けて読むと、

その意味がわかります。

「脳に血が行かなくなったために起こる、一時的な症状」のことです。

 

一時的に脳の血管が詰まり、手足の麻痺やしびれ、言葉や目に異常が出ます。

 

「一過性」というのがポイントで、その症状は長く続きません。

症状は、1〜2分で消えるものから数十分で消えるものまでありますが、

長くても24時間以内に消失します。

多くは2分から15分で症状が消えてしまうので、無視されたり軽視されたりしがちです。

 

「何もせず放っておいても、自然に良くなる」のが特徴です。

 

では、TIAの症状とは、どんなものなのでしょうか?

 

典型的なものとして、次のような症状があげられます。

 

・左右どちらかの片側の手足が動かなくなる

・左右どちらかの片側の手足がしびれる

・左右どちらかの片側の目が見えなくなる

・片目で見ても、両目で見ても視野の半分が見えなくなる

・言葉が出なくなったり、理解できなくなったりする

 

さて、これを見て「脳卒中の症状と似ていない?」と思われませんでしたか?

 

そうなのです。

TIAの症状は、脳卒中の症状と、ほとんどかぶるのです。

というのも、TIAは、「一時的な脳梗塞」になった状態だからです。

 

“脳卒中の前兆”といいましたが、もし、あなたの体にTIAが現れたら、

すでにこのとき、

あなたの脳では「脳梗塞」が起こっていると考えたほうがいいのです。

 

しかし、TIAは「一過性」の「脳梗塞」とみなすべきです。

「一時的に脳梗塞になりかかったけど、血栓が溶けて、血流が再開し、

何ごともなかったかのように、その後、ふつうに行動できる」というのがTIAなのです。

 

「ならば、何も心配ないじゃないか」と思う人もいるでしょう。

しかし、それこそがTIAの怖いところであり、落とし穴なのです。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2017年7月25日 PM 04:31
心原性脳塞栓症が増えている理由

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心房細動によって、心臓に血のかたまり(血栓)ができてしまいます。しかも、心臓にできる血栓は大きい。それが脳の太い血管を詰まらせてしまうため、脳は大きなダメージを負い、死亡したり、重大な後遺症を残したりする確率が高まるのです。

このように、とても怖い心房細動ですが、多くの人に自覚症状がないのが、さらに不気味なところです。

ですから「心房細動に注意しましょう」といっても難しいのですが、それを意識しておくことで、自覚できることが少しでも多くなればいいと思っています。ちなみに、専門医は、脳梗塞の患者さんを診て原因がわからないときには、真っ先に「発作性心房細動」の可能性を疑います。

 

心原性脳塞栓症が増えている理由

 

心原性脳塞栓症は心臓に原因がある脳梗塞で、近年ではとても増えており、

おそらく近い将来にはこのタイプの脳梗塞がいちばん多くなると思われます。

 

原因で圧倒的に多いのは「心房細動」という不整脈です。

 

この「心房細動」については、特に認識を深めてもらいたいと思っています。

これから、ますます増加すると考えられるからです。

 

不整脈は、心臓の脈が乱れる症状です。

正確に打っている脈がときどき速くなったり、脈が飛んだりする。

そんな経験があるのではないでしょうか。

 

しかし、そういう不整脈は、脳梗塞の原因にはなりません。

 

「心房細動」というのは、心拍と心拍の間が全部バラバラ。

たとえば「タン・タン・タン」という一定のリズムではなく、

「ターン・タ・タンッ」と間隔の幅が、全部違うのです。

 

この心房細動によって、心臓に血のかたまり(血栓)ができてしまいます。

しかも、心臓にできる血栓は大きい。

それが脳の太い血管を詰まらせてしまうため、脳は大きなダメージを負い、

死亡したり、重大な後遺症を残したりする確率が高まるのです。

 

このように、とても怖い心房細動ですが、多くの人に自覚症状がないのが、

さらに不気味なところです。

 

心房細動には、発作性の心房細動と、慢性の心房細動があり、

「慢性心房細動」はいつも脈が乱れた状態なので、

どこかの時点で心電図をとればわかります。

 

しかし「発作性心房細動」は、突然的に起こるので、

発作がないときに心電図をとっても、ぜんぜんわかりません。

しかも、自覚症状のない人が少なくないのです。

 

自覚症状には、動悸とかめまい感とか、気分の不快感などがありますが、

そういう症状がまったくない人がいるのです。

そうなると、もう、お手上げです。

 

ただし、普通の心電図では見つからないけど、

「ホルダー心電図」というお弁当箱のような機械をつけて24時間記録をすると、

見つかる確率は高くなるといわれています。

 

しかしそれでも、24時間以内に発作が起こらなければ、心房細動は見抜けません。

 

だから「心房細動に注意しましょう」といっても難しいのですが、

それを意識しておくことで、自覚できることが少しでも多くなればいいと思っています。

 

ちなみに、専門医は、脳梗塞の患者さんを診て原因がわからないときには、

真っ先に「発作性心房細動」の可能性を疑います。

しかも脳の画像を見て、脳の奥の小さい梗塞ではなく、

脳の表面に大きな梗塞が起こっている場合には、「心房細動」の可能性が高いので、

それに見合った治療を始めるのです。

 

心房細動はなぜ起こるのか

 

ところで、「心房細動」は、なぜ起こるのでしょうか?

 

一つは、臓器の劣化です。

年をとって、心臓も老化するのです。

心臓の壁が繊維化を起こしてきて、働きが鈍る。

これによって、心臓が不規則な痙攣をし、心臓の中に血液が鬱滞(うったい)して、

血栓ができてしまうのです。

 

しかし、やはり高血圧や肥満などの影響も大きいといえます。

 

さらに、若い頃の激しいスポーツもよくないという説もあります。

若い頃には、障害があっても、それに気づかなかった。

しかし、加齢とともに、さまざまな原因が加わって、

それが浮き彫りになってくるというわけです。

 

若い人の話が出たついでに、近年話題になっている「若年性の脳梗塞」について、

お話したいと思います。

この「若年性」というテーマだけで、一冊の本になるくらいなので、

ここでは、ごく簡単にまとめてお伝えします。

 

「若年性脳梗塞」という場合、はっきりと何歳以下という定義はないのですが、

ふつうは40歳とか45歳で区切ることが多いようです。

 

年齢は若くても、高齢者の脳梗塞と共通する原因は、やはり「生活習慣」です。

食生活の欧米化や運動不足、喫煙、ストレスや無理な生活によって、

脳梗塞を起こしやすい状態が、若い人にまで及んでいるのです。

 

しかし、若い人の脳梗塞は、高齢者の脳梗塞氏は別の「特殊な原因」が

含まれていることが、実はとても多いのです。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2017年7月21日 PM 05:14
脳卒中かなと思ったら「アクト・ファスト(ACT FAST)」で即判断

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脳卒中は「初期の対応によって、その後の人生が左右される病気」です。一刻も早く脳卒中と判断し、一刻も早く医師の治療を開始することが大事です。それによって、命をとりとめ、後遺症を残さずに生活することもできる可能性が拡がるのです。

そこで、簡単にすばやく脳卒中に対処できるように、「ACT FAST」という対処法を、覚えてもらいたいと思います。

「脳卒中かどうか」をチェックするための目安ですが、これなら、誰にでもできます。

家族などがいる場合は見てもらい、一人のときは鏡を見ながら行ってください。

 

 

脳卒中かなと思ったら「アクト・ファスト(ACT FAST)」で即判断

 

手足がしびれたり、ものが二重に見えたり、言葉がうまく出てこなかったり、

物忘れがあったり、体がふらついたり、めまいがしたり……。

 

こうした“小さな異変”は、日常的に感じているのではないでしょうか。

 

このため、それが脳卒中の症状であると、気づかないことも多いのです。

 

しかし、こうした症状がある日突然いくつも重なって起こった場合は、

脳卒中である可能性が高くなります。

特に、突然、半身の手足や顔に麻痺やしびれが起こったり、

言葉が出てきにくくなったり、

経験したことのない激しい頭痛がしたときには、脳卒中を疑うべきです。

 

脳卒中は「初期の対応によって、その後の人生が左右される病気」です。

一刻も早く脳卒中と判断し、一刻も早く医師の治療を開始することが大事です。

それによって、命をとりとめ、後遺症を残さずに生活することもできる

可能性が拡がるのです。

 

そこで、簡単にすばやく脳卒中に対処できるように、

「ACT FAST」という対処法を、

覚えてもらいたいと思います。

 

「脳卒中かどうか」をチェックするための目安ですが、これなら、誰にでもできます。

 

「ACT」は「行動」、「FAST」は「早く」。

つまり「早く行動せよ!」ということですが、

「F・A・S・T」のそれぞれの文字が、

チェックポイントの頭文字になっています。

 

1 「F」は、Facc(顔)で、「顔の麻痺」があるか、ないか?

2 「A」は、Arm(腕)で、「腕の麻痺」があるか、ないか?

3 「S」は、Speech(言葉)で、「言葉の異常」があるか、ないか?

4 「T」は、Time(時間)で、「時間との闘い」ということ

 

具体的には、次のようにチェックします。

 

家族などがいる場合は見てもらい、一人のときは鏡を見ながら行ってください。

1「顔の麻痺」のチェック

にっこり笑ったり、「チーズ」と言ってみます。

表情が左右で違ったり、左右どちらかの頬や口がゆがんだりしている場合は、

麻痺があると考えられます。

 

2「腕の麻痺」のチェック

手のひらを上に向けて、両腕をまっすぐ前に伸ばし、ゆっくり5つ数えます。

左右どちらかの腕を上げることができなかったり、5つ数える間にどちらかの腕が

下がってきたりする場合は、麻痺があると考えます。

 

3「言葉の異常」のチェック

「今日は天気が良い」などと短い言葉を言ってみます。

言葉が出てこなかったり、うまく話せなかったりする場合は、

“異常あり”と考えます。

 また、「たちつてと」や「らりるれろ」など、タ行やラ行がうまく発音できなかったり、

「パタカパタカ」のくり返しがうまくいえなかったりする場合も、“異常あり”と考えます。

 

この3つのうちの1つでも当てはまれば、迷わず病院へ直行してください。

 

「しばらく様子を見てからにしよう」などと思わないこと。

その一瞬の迷いが命取りになるのです。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2017年7月 4日 PM 03:20
脳卒中を発症したらどの病院に行くか、事前に決めておく

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脳卒中は「どこで、いつ、どんなとき」に発症するかわからず、そこには“運”の要素も入ってくると思いますが、治療の実際を知っているのと知らないのとでは、状況は大きく違ってきます。

「あなたの暮らす地域には、脳卒中の専門病院はあるのか?」「そこではどんな治療が受けられるのか?」

脳卒中を発症する年齢になったら、あるいは「脳卒中の危険因子」を抱えている人ならば、なお一層、それを把握しておいてほしいと思うのです。

 

 

脳卒中を発症したらどの病院に行くか、事前に決めておく

 

脳卒中の診断法も治療法も、さまざまです。

しかしいずれにしても、対処が早ければ、それだけ治療の選択肢は拡がり、

「活き活きした生活」に戻れる確率は高まります。

これは絶対的な事実です。

 

「どんな病院で、どんな治療を受けるか?」も、人生の大きな分岐点になります。

 

脳卒中は「どこで、いつ、どんなとき」に発症するかわからず、

そこには“運”の要素も入ってくると思いますが、

治療の実際を知っているのと知らないのとでは、状況は大きく違ってきます。

 

「あなたの暮らす地域には、脳卒中の専門病院はあるのか?」

「そこではどんな治療が受けられるのか?」

 

脳卒中を発症する年齢になったら、あるいは「脳卒中の危険因子」を

抱えている人ならば、なお一層、それを把握しておいてほしいと思うのです。

 

脳卒中の急性期の病院の情報などは、各都道府県のホームページなどで

紹介しているところもあります。

インターネットの検索サイトで「脳卒中 専門医 ○○県」などとキーワードを

打ち込んでも、多数ヒットします。

 

かかりつけの病院がある人は、「もし脳卒中になったら、どこを受診したらいいか?」

を聞いておくのもいいかもしれません。

 

たとえば東京都では、医療圏ごとに「t-APの治療ができるか」を判断材料にし、

複数の病院が協力体制をとっています。

その地域内で患者さんが出た場合、救急車がどこかの病院に運ぶわけですが、

必ず、どこかに入院できる体制になっています。

 

「病院をたらい回しにされて、受け入れてくれる病院がどこもない」という

悲劇が起きないように、脳卒中に対応できる施設が協力して、当番制を組み、

すべての脳卒中の急性期患者をカバーできる体制を作っているのです。

 

そうした試みは、東京だけに限らず、ほかの地域にも拡がってきています。

まだまだ地域によって差はあるのですが、「脳卒中対策基本法」という法案が

国会に上程されました。

これが通過すれば、そういう体制も全国一律に、地域差がなく整備される、

という希望も見えてきたところです。

 

いずれにしろ、一度、あなたの地域の医療体制を調べてみることをおすすめします。

 

もちろん、「脳卒中を恐れて生きよ」ということではありません。

それはムダなことであり、よけいなストレスを増やすだけです。

しかし、それを知っておくことは「転ばぬ先の杖」になります。

そうしたリスク管理も「脳卒中に強くなる生き方」だと、思うのです。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2017年7月 3日 PM 03:18
「バランスの乱れ」が脳卒中を呼ぶ

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食べ物だけの話ではなく、「バランス良く」ということが、健康考える上での大きなポイントだと考えています。

現代人の生活を見ていると、何事においても“極端過ぎる”傾向があり、それが健康を害する大きな原因になっているように思えます。

「一つの食品を偏って食べすぎる」「お酒を飲み過ぎる」「働き過ぎる」「スポーツで体に負荷をかけ過ぎる」など、振り子の針が大きく振れたような生活をしています。

バランスを欠けば、どこかに必ず無理が生じます。体は正直ですから、無理をしたひずみは、必ずどこかに現れてくるのです。

 

「バランスの乱れ」が脳卒中を呼ぶ

 

いうまでもなく、「自分の健康は自分で守る」のが基本です。

 

しかし、世間でもてはやされる健康法の中にはかなり極端で、

とうてい容認できないものもあります。

 

たとえば、「炭水化物はなるべく摂らない」とか

「肉をたくさん食べたほうが長生きできる」という説。

確かに、そういう健康法が体に合う人もいるのかもしれませんが、

正直、多くの人にとって有益な情報とは思えません。

 

肉類にはアラキドン酸という成分が含まれますが、これを摂り過ぎると、

どう考えても血が固まりやすく、血栓ができやすくなります。

「国民栄養調査」を見ても、動物性脂肪の摂取量の多さが、

脳卒中や心筋梗塞の増加につながっていることは明らかです。

 

つまり、肉類の食べ過ぎは、脳卒中の予防の面からしても、危険なのです。

 

だからといって、肉類をまったく食べないというのも問題です。

 

結局、最終的には、肉も魚も、野菜も果物も、米や麦などの穀類も、乳製品も、

「バランス良く」摂り、しかも「食べ過ぎない」ということに尽きるのです。

 

食べ物だけの話ではなく、この「バランス良く」ということが、

健康考える上での大きなポイントだと考えています。

 

現代人の生活を見ていると、何事においても“極端過ぎる”傾向があり、

それが健康を害する大きな原因になっているように思えます。

 

「一つの食品を偏って食べすぎる」「お酒を飲み過ぎる」「働き過ぎる」

「スポーツで体に負荷をかけ過ぎる」など、振り子の針が大きく振れたような

生活をしています。

 

バランスを欠けば、どこかに必ず無理が生じます。

体は正直ですから、無理をしたひずみは、必ずどこかに現れてくるのです。

 

「バランス良く」というのは、「中庸」とか「ほどほど」という言葉に

置き換えられます。

 

「中庸」は孔子の「中庸の徳たるや、それ至れるかな。民鮮(すく)なきこと久し」

という言葉が元になっているといわれます。

 

その意味は、

 

「何事においても、過不足なく、ほどほどに生きられる人は、

人徳としては最高のものである。やり過ぎるのも良くないし、

かといって、遠慮し過ぎるのもよくない。

しかし、そのようにバランスよく行動できる人は少なくなった」

 

というもの。

孔子の時代から、すでに「バランスのいい人は、少なくなった」というのですから、

現代人が“偏った生活”に陥っているのも仕方がないのかもしれません。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

 

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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて

「栄養」として働きます。

 

栄養素は現在、知られているだけでも約50種類あるといわれています。

まだはたらきが解明されていない成分も多数あると考えられるため、

実際はそれ以上になるでしょう。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみが

ヒトの体には整っています。

しかしこれは、裏を返せばヒトはひとつの栄養素だけでは生きていけない

ということにほかなりません。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、

ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…

というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、

栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、

動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが

増えるといわれています。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、

ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に

バランスよく摂ることがとても重要なのです。

日時:2017年6月29日 PM 02:57
脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄

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数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、40年以上研究を続けてきました。その結果、ビタミンB12は作用の点でも、ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に低下していたと報告しています。

 

 

脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄



ビタミンというと、一般には、野菜など植物性食品に多く含まれる

というイメージが強いようです。

しかし、実は、動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。

それはビタミンB12です。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には

広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

 

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、

日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的に

ビタミンB12が含まれています。

これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 

ビタミンB12を電子顕微鏡で見ると、鮮やかな赤色の結晶が見えます。

こんな鮮やかな色のビタミンは、ほかにありません。

 

また、ビタミンB12は、ほかのビタミンとはケタ違いに分子量が大きいのです。

たとえば、ほかのビタミンを人間一人が乗る飛行機にたとえると、

ビタミンB12は、それが何機も飛びたてる航空母艦なみの大きさです。

 

こういった数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、

40年以上研究を続けてきました。

その結果、ビタミンB12は作用の点でも、

ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

 

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

 

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、

体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経には、ビタミンB12は不可欠なのです。

 

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質

というものが行き来します。

二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

 

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、

シナプスは次々にこわれていきます。

ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

 

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、

脂肪成分となじみやすい構造をもっています。

脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。

そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、修復作用を発揮します。

 

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、

認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に

低下していたと報告しています。

認知症とビタミンB12の深い関係を示唆する研究結果といえます。

 

大量にとるほど効果を発揮

 

ビタミンB12の必要所要量は、厚生労働省によると、

成人で1日2.4マイクログラム(1マイクログラムは百万分の1グラム)

とされています。

これは悪性貧血を起こさないための最低量で、少し余裕をみて、

必要量を1日5マイクログラムとする説もあります。

 

これらは「欠乏症を防ぐ」ための摂取量ですが、まったく違う観点から、

1日に3000マイクログラムのビタミンB12をとるよう提唱しています。

脳神経系への積極的な作用を期待するには、このレベルのとり方が必要だからです。

 

これだけ多量のビタミンB12は、食品からは到底とれません。

そこで、おすすめしたいのが、大量のビタミンB12が手軽にとれる

「脳ビタミン食品」です。

 

この食品は、朝晩1包ずつとれば、1日に3000マイクログラムの

ビタミンB12がとれるようになっています。

なお、大量にとっても、弊害がないことが、医学的にハッキリ確認されています。

 

水溶性ビタミンであるビタミンB12を大量にとっても、

体内で働かずに排泄されるのではないかという見方もありますが、

それは違います。

 

ビタミンB12は、最終的には尿中に排泄されますが、

それまでの間、体内でさまざまな働きをします。

ビタミンB12の場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、

一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、

吸収率が増す効果)により、吸収、利用率が高まります。

 

脳を活性化する成分として、近ごろではダイズなどに含まれる

PS(ホスファチジルセリン)というものが話題になっていますが、

ビタミンB12には、脳内でPSを作る働きもあることがわかっています。

 

脳ビタミン食品には、ビタミンB12とともに、他のビタミンB群、ビタミンE、

セレン、コエンザイムQ10、イチョウ葉エキスといった多種類の有効成分や

機能性食品が配合されています。

それらにの相乗作用によっても、脳神経系への幅広い効果を発揮するものと思われます。

 

脳ビタミン食品は、物忘れや認知症、記憶力や集中力の向上に役立ちます。

また、腰痛や手足のしびれなどが改善した人もいます。

 

超高齢社会を目前にしたいま、元気でイキイキと年を重ねるために、

ビタミンB12に注目していただきたいと思います。

「健康雑誌安心 より」

日時:2017年4月25日 PM 04:54
脳梗塞を防ぐことは、元気な老後を送るうえで不可欠

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 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、
 その原因の多くが脳梗塞です。
 脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が
 数個出現します。
 これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
 隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、
 40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 脳梗塞・隠れ脳梗塞をはじめとする脳血管障害を
 生活習慣病の一つと捉え、脳の血管を健康に保つ
 生活を心がけましょう。

 

 

 

◆◆ 脳梗塞を防ぐことは、元気な老後を送るうえで不可欠 ◆◆

 

2014年の厚生労働省のデータによれば、脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など)は

死因の第4位で、9.0%の方が命を落としています。

 

脳血管疾患を軽視してはいけません。

 

脳血管疾患の死亡者数は脳出血が激減しているのに対し、

脳梗塞は、大きく減っていません。

 

かつて、日本人は塩分を多くとる食事をしていました。

魚や魚卵、野菜などを塩漬けにし、保存食として常備しました。

さらに、しょうゆや味噌、塩がすべての味つけのベースになっていたのです。

日本高血圧学会は、理想的な塩分摂取量を1日6gと定めていますが、

1950年代後半〜60年代前半の東北地方では、

平均で20g以上も塩分を取っていたといわれています。

 

塩分の多い食事は血圧を高めます。

その結果、細い血管が切れる脳出血が起こりやすかったのです。

昔は脳血管疾患といえば脳出血がほとんどで、

1950年代まで脳梗塞はほとんどありませんでした。

 

ところが、1970年代に入り食生活が欧米化すると、

事情が変わり始めました。

塩分摂取量は劇的に減少し、それに呼応するように

脳出血で亡くなる人の数も減少し出したのです。

 

しかし、逆に肉が多く、魚や野菜が少ない欧米流の食事は、

脂質やコレステロールの過剰摂取を招きました。

1980年代になると女性の進出が顕著になり、外食やコンビニ食が増え、

その傾向に拍車がかかります。

その結果、増えてきたのが脳梗塞というわけです。

 

脳血管疾患で亡くなる人が減ったもう1つの理由として、

医療の進歩が挙げられます。

かつては発作を起こしたら動かさないほうがいい、と信じられていましたが、

現代医療では一刻も早く処置をするように改められています。

そして、最新の緊急医療によって命を取り留めることができるようになりました。

 

その一方で、新たな問題が浮上してきました。

脳梗塞の後遺症によって、介護生活に陥る人が増えたのです。

介護が必要になった原因の24.3%、男性に限れば、

実に41.2%を脳血管疾患が占めているのです。

脳梗塞を防ぐことは、長生きはもちろん、

要介護状態にならず元気な老後を送るためにも不可欠なのです。

「隠れ脳梗塞は自分で治す より」

 

日時:2016年9月 1日 PM 04:30
健康寿命をのばすということ

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「健康寿命」をのばす、という考え方。

健康寿命とは、一生のうちで、介護などを受けずに、

自立して日常の生活を送れる期間のことです。

生きている間は、自分の力で動き、

自分で身のまわりのことができ、

自分で食事をし、自分で思いを伝え、

生活を楽しみたい。

「健康な状態」で「長生き」することこそ、大切に!

 

  ◆◆ 健康寿命をのばすということ ◆◆

 

「人間は血管とともに老いる」

 

これは、約100年前に、医学者のウイリアム・オスラー博士が言った言葉です。

 

言い換えれば、「血管を老いさせなければ死なない」ともいえるわけです。

 

“不老長寿”は、人々に共通する願いなのかもしれませんが、

やはり、人間は年齢とともに老いていくのが、自然の流れなのだと思います。

 

医療の進歩で、命を“生かしておく”ことはできるようになりました。

 

しかし、それは、本当に幸せなことなのでしょうか。

 

「健康な状態」で「長生き」することこそ、大切にすべきだと考えています。

 

「健康寿命」をのばす、という考え方です。

 

健康寿命とは、一生のうちで、介護などを受けずに、

自立して日常の生活を送れる期間のことです。

 

生きている間は、自分の力で動き、自分で身のまわりのことができ、

自分で食事をし、自分で思いを伝え、生活を楽しみたい。

それは、誰もが望むことでしょう。

 

脳卒中は、後遺症が残る確立が高い病気です。

もしも発症した場合、今の段階では約3割の人に、

介護が必要な後遺症が残るといわれています。

 

もちろん、実際に発症しても、その後何事もなかったかのように生活できる人や、

軽度の後遺症のみで、それほどの不自由なく暮らしている人も多数います。

相当な覚悟と努力で後遺症と闘い、障害を抱えながらも、

すばらしい人生を送っている人も多くいます。

 

しかし、やはり脳卒中にはならないでほしい。

 

「脳卒中にならない生き方」

 

「脳卒中の危険因子」を、しっかり遠ざけ、あるいは管理すれば、8割は防げます。

 

ところが、そうはいっても、発症する人を完全になくすことができないのも事実です。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2016年8月26日 PM 03:13
脳にはまだ知られていない「驚くべき力」がある

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死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかの

ルートで代用できれば、言葉がある程度話せるように

なり、失語症もよくなっていくということです。

言語障害はその期間を過ぎても、新たなルートを

開拓できるわけですから、運動麻痺にもその可能性が

ないとは言い切れないと考えられています。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、

新たな試みがされています。

可能性のあるかぎり、あきらめずに努力する、

ということが大事なのではないかと思います。

 

◆◆ 脳にはまだ知られていない「驚くべき力」がある ◆◆

 

脳卒中は、脳の一部を壊してしまう病気です。

 

しかし、脳には驚くべき力が眠っています。

運動麻痺は6ヶ月を過ぎると改善が見られなくなるのに対し、言語障害が回復するのは

脳のすごさを物語る、一つの事例です。

 

たとえば、死んでしまった神経細胞が「言葉を話す」という役割を担っていた場合、

脳からの指令がうまく伝わらなくなるので、しゃべれなくなってしまうのです。

 

ちょっとイメージしてみましょう。

 

脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、

という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、

死んでしまって、その指令も届かなくなる。

 

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、

スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

 

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、

言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

運動麻痺に関しては、6ヶ月間、新たなルートを探したり、バトンの練習をしたりしたけれど

ダメだったという場合には、麻痺がそのまま残ってしまいます。

しかし、言語障害はその期間を過ぎても、新たなルートを開拓できるわけですから、

運動麻痺にもその可能性がないとは言い切れないと考えています。

 

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

あきらめずにチャレンジし続ければ、復活の日はいつか訪れるかもしれません。

 

ものごとに“絶対”はありません。

だから「絶対に治る」こともなければ「絶対に治らない」ということもないのです。

可能性のあるかぎり、あきらめずに努力する、ということが大事なのではないかと思います。

「脳卒中にならない、負けない生き方 より」

日時:2016年8月 8日 PM 04:37
夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で

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国立循環器病センターの調査によると、脳梗塞に限っては

夏のほうが多いことがわかっています。

そのおもな原因は、脱水症状です。

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、

血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。

脳血栓症は、脱水症状が引き金となって急に発症します。

高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、

発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

 

  ◆◆ 夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で ◆◆

 

■ 脳梗塞は夏に多い!

脳梗塞は夏に多いということを、ご存知でしょうか。

従来、脳梗塞や脳出血などは、血圧が上昇しやすい冬に多い

として知られていました。

ところが国立循環器病センターの調査によると、脳梗塞に限っては

夏のほうが多いことがわかっています。

 

そのおもな原因は、脱水症状です。

夏は、気付かないうちに体内の水分が不足がちになるため、

血液の流れが悪化し、血管が詰まりやすくなるのです。

 

夏に多い脳梗塞は、脳の血管そのものが狭くなったり、

血栓ができたりすることで引き起こされる脳血栓症です。

脳血栓症は、普段健康そうにみえていても、

脱水症状が引き金となって急に発症します。

高齢者に限らず、30〜50歳代の比較的若い世代でも、

発作におそわれて倒れることがあるので注意が必要です。

 

■ 根底には動脈硬化が

脳梗塞は、多くの場合、その根底には動脈硬化(血管の老化)があります。

加齢とともに、だれでも動脈硬化が起こりますが、それを促進するのが

肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病です。

こうした病気、その予備段階の人は、脳梗塞のリスクが高いだけに、

夏には水分補給を十分に心がける必要があります。

 

とくに注意したいのは血圧が高めの人です。

脳の細い動脈は影響を受けやすく、血管壁が厚くなると血流が悪化し、

詰まりやすくなります。

そこに脱水症状が加わることで、血栓ができるリスクが急激に高くなります。

 

■ 睡眠の前後にも水分補給を

もう一つ大切なことは、睡眠の前後に上手に水分補給を行うことです。

熱帯夜ともなると、大汗をかくことも珍しくありません。

眠っているときは、一般に血圧が低下するため、血液の流れが遅くなり、

血栓ができやすい状態になります。

 

さらに起床する前後からは、血圧が上昇すると同時に、

アドレナリンが分泌されることで、血液が固まりやすくなります。

よって、夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて、

発症のリスクが高くなります。

 

予防のために、まず寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。

また、朝起きたときに水を1杯飲むことも、夏の脳梗塞予防につながります。

とくに血圧が高めの人や、動脈硬化の疑いがある人は、

睡眠前後の水分補給をぜひ心がけて下さい。

日時:2016年7月 4日 PM 03:40
血管壁の老化が招く高齢者の脳梗塞

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ラクナ梗塞が、低栄養の高齢者に起きやすい脳梗塞です。

今では、低栄養、低コレステロールで脳梗塞が起きることは、医学界の常識となっています。

ただ、脳梗塞というと、あまりにも栄養過剰、高コレステロールが原因だという印象が強いために、なかなか一般の人にはなじみがないのが実情です。

また、LDLコレステロールが、100を切ると、高齢者では逆に心血管病が増えてくることがわかっています。

一方、HDLコレステロール(「善玉)は、高いほどよく、低いほど問題があるようです。

 

 

◆◆ 血管壁の老化が招く高齢者の脳梗塞 ◆◆

 

心血管病に対する一般のイメージは、栄養のとりすぎによってコレステロール値が高くなり、

血液がドロドロになって血管が詰まるというものでしょう。

それが脳の血管で起きると脳梗塞になるわけです。

 

このタイプの脳梗塞は、医学的にはアテローム血栓性脳梗塞と呼ばれています。

血管の内部にアテロームと呼ばれる粥状の物質が沈着するために、

血管の内側が狭くなって血流が悪くなって起きる症状です。

これは欧米に多いタイプの脳梗塞で、脳の表面を覆っている太い血管(皮質枝)が詰まり、

皮質下に大きな梗塞ができるのです。

 

ところが、これとは別に、ラクナ梗塞と呼ばれるタイプの脳梗塞があります。

これこそが、低栄養の高齢者に起きやすい脳梗塞なのです。

 

これは、血管が弱くなり壊死して血管壁に傷がつき、そこに小さな動脈瘤ができ、

やがてそれが破裂すると脳出血、詰まると脳梗塞が起きるというものです。

脳内を貫通している細い血管(穿通枝)に起こりやすく、神経の信号を伝える通り道に

出血や梗塞が起きるため、大脳から脊髄の神経に行く道が断たれてしまい、

半身不随といった症状が起きます。

脳出血はだいぶ減少してきましたが、ラクナ脳梗塞は日本の高齢者では

まだまだ多いのです。

 

2003年ごろに、脳卒中の患者さんを200人ほど集めて調査をしたことがあります。

そのときに、患者さんをいろいろなタイプに分類したところ、やはり血管が

弱くなって起こるラクナ梗塞が脳梗塞全体の五割を占めていました。

 

この二つの血管病を混同して、どちらも脳卒中、脳梗塞として扱っていることに

大きな問題があると思います。

欧米や都会に多いアテローム型を予防することばかりを重視して、

コレステロールがいけない、脂質がいけない、動物性食品がいけないと、

医師もメディアも声を揃えているわけです。

 

おかげで、日本の一般的な高齢者まで、肉、脂肪が血管を詰まらせるという

強迫観念にかられているのが現状ではないでしょうか。

そのために、今度は逆の問題として、高齢者に低栄養状態が起きてしまっているのです。

 

実は、「日本に多い脳梗塞は、欧米型のものとはタイプが違う」

「低栄養が脳梗塞の原因となる」という事実は、

かなり以前から報告されていました。

疫学データをもとにして1960年代からそうした発表をしていたのです。

 

ところが、その論文をアメリカの有名な医学ジャーナルに投稿しても、

受け付けてもらえなかったといいます。

肉や油を大量にとる食生活のなかで、アテローム梗塞ばかりを見ていた欧米の

学者にとっては、低栄養で脳梗塞が起きることなど信じられなかったのでしょう。

 

もちろん今では、低栄養、低コレステロールで脳梗塞が起きることは、

医学界の常識となっています。

ただ、脳梗塞というと、あまりにも栄養過剰、高コレステロールが原因だという印象が

強いために、なかなか一般の人にはなじみがないのが実情です。

 

ところで、コレステロールにも二つの種類があることは、よく知られるようになりました。

 

「同じコレステロールでも、HDLコレステロール(善玉コレステロール)はいいけれど、

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は限りなく少ないほうがいいのではないか」、

そう考えている方も多いでしょうが、必ずしもそうとは限りません。

一般に、LDLコレステロールは140以下にすべきというガイドラインがあるのですが、

これが100を切ると、高齢者では逆に心血管病が増えてくることがわかっています。

ですから、LDLコレステロールを「悪玉」と呼ぶことが正確であるかという点にも

疑問が残ります。

 

一方、HDLコレステロールが「善玉」であることは間違いなく、こちらは高いほどよく、

低いほど問題があるようです。

「50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい! より」

日時:2016年3月29日 PM 05:25
ぼけとは何か?単なる老化と認知症との違いは?

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 とかく「年のせい」にされがちなお年寄りのボケ症状。

単なる老化現象なら心配ないのですが、認知症の始まりということもあります。

それぞれの違いを知っておきましょう。

 

≪ぼけという言葉をどんな場合に使う?≫

 

 「うちのおじいちゃん、このごろ、物忘れがひどくなって・・・・・・年でぼけたのかな?」。

ぼけという言葉は、よくこんなふうに使われます。

 

 ただし、ぼけというのは通俗語ですから、医学的な定義はありません。

いろいろな使われ方をされますが、知的な機能をあらわす意味としては、

次のように分けて考えられるでしょう。

 

(1) 脳や体の病気のために、知能が異常に衰えてしまった、認知症の状態をあらわす。

(2) 年齢とともに、ほとんどの人に出てくる知的な機能の衰え(ものわすれ、度忘れなど)をあらわす。

(3) (1)と(2)の意味も含め、漠然と頭の働きや感覚などが鈍くなっている状態をあらわす。

 

 ここで気をつけたいのは、同じように見えても(1)と(2)のぼけはまったく違うものだということです。

 

 人間の知的能力は、40〜50代のあたりまでは伸びつづけるとされますが、

その後はだんだん下降線をたどるようになります。

年をとれば、骨も筋肉も内臓も、体のさまざまな部分が衰えてくるように、脳の働きも低下します。

新しいことを覚えにくくなったり、物忘れしたりするのは、多かれ少なかれ誰にでも見られるもの。

病的なものではありません。

 

 一方、(1)の認知症の場合、これは脳の病気です。

認知症は、医学的には次のように定義されています。

「いったんは正常に発達した脳の機能が、脳の障害で不可逆的に(元に戻らないこと)そこなわれていって、

記憶、思考、判断などの知的機能に支障をきたし、社会活動を営むことがむずかしくなっている状態」

 

 認知症になっても、かつて持っていた「発達した知能」を一度にすべて失うわけではなく、

部分的に残している人は多いのです。

 

 このことは、認知症の人を理解するうえで非常に大切です。

 

≪老化現象と病的なもの。同じ物忘れでも違いがある≫

 

 いわゆる「年のせい」によるぼけは、健忘症と呼ばれる良性の「物忘れ」がほとんどで、

自然な老化現象なので心配はいらないものです。

 

 やっかいなのは、老化による「物忘れ」と、認知症による悪性の「物忘れ」が、

初期のうちはあまり区別がつかないことです。

 

 アルツハイマー型の認知症は、記憶の衰えで始まることが多いのですが、周囲にいる家族は、

おかしいと気づいても、認知症と認めたくないという心理が働き、

「年のせい」ですませてしまうことがあるかもしれません。

 

 たとえば、冒頭に述べたおじいちゃんのようなぼけが、はたして「年のせい」なのかどうか。

周囲の人が早く病気を見つけるためにも、認知症と老化による健忘症との違いは

知っておく必要があるでしょう。

 

 両者の違いは、ひと言で言うと「体験したことを覚えているかどうか」です。

 

 ふつう私たちは、何を食べたか、その献立(内容)は忘れてしまっても、

食事をしたことまで忘れることはありません。

しかし認知症では、食べたという体験そのものがすっぽり抜け落ちて、

「まだ食べていない」と騒いだりすることもあるわけです。

 

 それでも初期のうちは、忘れっぽくなっていると自覚し、不安に感じる人もいますが、

進んでいくと、忘れたこと自体忘れるようになります。

 

このように、認知症では、「物忘れ」がしだいに悪化していって、日常生活にも支障が出るようになります。

逆に老化による「物忘れ」は、多少は変化しますが、病的に進行することはありません。

 

 単なる老化現象と認知症による記憶障害との違いは、下記のようになっています。

 

★「物忘れ」――老化現象と認知症の違い★

 

<老化の場合>

・体験したことの一部分を忘れる

・物忘れをしている自覚がある

・忘れっぽさは、あまりひどくならない(進行しない)

・日常生活には、差し支えない程度

 

<認知症の場合>

・体験したこと全体を忘れる

・物忘れしているという自覚がない

・忘れる度合いがふえ、悪化していく(進行していく)

・判断力の低下なども加わり、日常生活に支障が出てくる

「認知症・アルツハイマー病 より」

日時:2015年8月16日 PM 04:35
糖尿病が脳卒中の危険因子であることは意外に知られていないそうです

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糖尿病の人では脳梗塞が起こりやすい

 

 脳梗塞は突然起こり、命を奪うこともある恐ろしい病気で、命は助かっても

麻痺などのために不自由な生活を強いられることが多いのです。

 

 日本では脳血管疾患(脳出血や脳梗塞など)の発症率が高く、患者数は136万5,000人。

発症するとしばしば長期の入院が必要となり、入院期間の平均は101.7日となっています。

 

 糖尿病患者は、糖尿病でない人の2〜3倍なりやすく、脳梗塞になった人の約半数に

糖尿病がみられることは意外に知られていません。

 

 なぜ糖尿病の人がこれらの病気になりやすいかと言うと、脳梗塞は動脈硬化のために

血液が流れなくなって起こる病気であり、糖尿病はその動脈硬化の進行を早めてしまう

からです。

 

糖尿病ネットワーク

http://www.dm-net.co.jp/calendar/2007/01/005176.php

 

糖尿病が脳卒中の危険因子であることを知っているのは4

 

 脳卒中について「だいたいどんな病気か知っている」という人は8割近く、

脳卒中の危険因子として知っている病気で高血圧を挙げた人は9割以上でした。

 

 しかし、糖尿病も脳卒中の危険因子となることを知っている人の割合は

その半分以下に減りました。

 「脳卒中になりやすいと思われる人をすべて選んでください」という質問では、

6〜8割の人が、喫煙者(78.3%)、肥満者(73.8%)、高齢(72.7%)、大酒家(64.3%)、

運動習慣のない人(61.5%)、血縁者に脳卒中になったことがある人(57.3%)を選び、

多くの人が脳卒中を引き起こす因子を理解していました。

 

 ただし、危険因子である「男性」を選んだ人は23%、「経口避妊薬を長期間服用している人」

は4.2%と低い回答でした。

 

 自己の検査結果で、総コレステロール値が高かった人が38.5%、血圧が高かった人が

21.5%、血糖値が高かった人が12.3%。

しかし、これまでに病気にかかったことがあるかとの問いでは「高血圧」17.2%、

「高脂血症/高コレステロール血症」16.2%、「糖尿病」6.8%と実際より低く、

これらの疾患が病気であることを認識していない人がかなり多いことが分かりました。

 

糖尿病ネットワーク

http://www.dm-net.co.jp/calendar/2006/04/003504.php

 

日本脳卒中協会は、毎年5月25日から31日までを脳卒中週間として脳卒中の予防を

呼びかけています。

脳卒中は危険因子を除去することで、予防に努めることもできることから、

下記の「脳卒中予防10か条」を作成し普及に努めています。

 

脳卒中予防10か条

 

 1.     手始めに 高血圧から治しましょう

 2.     糖尿病 放っておいたら悔い残る

 3.     不整脈 見つかり次第すぐ受診

 4.     予防には タバコを止める意志を持て

 5.     アルコール控えめは薬 過ぎれば毒

 6.     高すぎる コレステロールも見逃すな

 7.     お食事の 塩分・脂肪控えめに

 8.     体力に 合った運動続けよう

 9.     万病の 引き金になる太りすぎ

10.  脳卒中 起きたらすぐに 病院へ 

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

 

 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を

防ぐことができるのです。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると

急に増加するといわれています。

 

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって

血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、

脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

 

 脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから

脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが

大切なのです。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

 

 ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の

異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞になるのです。

もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。

 

 しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、

その結果、血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞になります。

 

 ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は

バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

 

日時:2015年3月24日 PM 03:23
食の細い高齢者では水分不足が脳梗塞にもつながります

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もっとも大切なのは水。

 皆さんは、五大栄養素だけでなく、次々に解明される食品の機能性成分に気をとられて、

水の重要性を忘れてはいないでしょうか。

 

 生き物にとって最もたいせつなのは水。

人間の体の約60%は水分です。

これは血液やさまざまな代謝に必要な体液のもとになり、発汗などで熱を逃がし、

体温調節の役割もします。

1日の水分摂取量は食物から1リットル、飲料水から1.2リットル。加えて体内でつくられる

代謝水で0.3リットルと合計2.5リットルにもなります。

 

 ことに夏場は、脱水症にならぬように、水分補給に勤めることがたいせつです。

食事量が少ないと、食物からの水分が不足するので脱水し、しかも高齢になると

本人ものどの渇きを自覚しにくいため、気づかずに弱って危険になることもあります。

 

 脱水すると、血液がドロドロになって、知らぬ間に小さな脳梗塞が複数できていることが

あります。

これらが認知症の原因になるともいわれています。

排泄の世話をかけるのを遠慮し、夕方から水分を取らないようにしているという話も

聞きます。

周囲の気づかいで高齢者の水分不足を防いでください。

 

 血液は、食生活や不規則な生活、喫煙、ストレスなどによって流れにくくなります。

血管に合わせて自在に変形できる赤血球が、膜がかたくなって変形しにくくなったり、

白血球が粘着しやすくなったりして流れが悪くなってしまうのです。

これがいわゆる“ドロドロ血液”です。

一時的な場合は、悪い要因を改善すればすぐにサラサラに戻るのですが、

慢性的になると、簡単には戻りません。

根気よく食事や生活の改善を続ける必要があります。

さらに、水分が不足しがちで、暑さによるストレスを感じやすい真夏は特に血液が

ドロドロになります。

体のすみずみまで血液が気持ちよく流れることが元気の秘訣。

血液をサラサラに保って猛暑を乗りきりましょう。

「栄養と料理 より」

 

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 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を

防ぐことができるのです。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると

急に増加するといわれています。

 

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって

血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が

徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

 

 脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから

脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが

大切なのです。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く

摂ることで相乗効果を発揮します。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

 

 十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

日時:2015年3月19日 PM 05:08
認知症の症状と似ている場合も

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高齢者のうつ病には、症状が似ているため、鑑別が難しい病気があります。

 

≪うつ病と認知症は間違われやすい≫

 

 うつ病と間違われやすい病気の筆頭にあげられるのが、「認知症」です。

 

 両者には、「活気がなくなり、引きこもりがちになる」「物事に興味を示さなくなる」など、

共通の症状がみられます。

ただ、うつ病の場合は憂うつ感などの「気分の変化」がありますが、

認知症では目立ちません。

認知症が進んでいる方では、物忘れをしている自覚がありませんが、

うつ病では、物忘れの自覚があります。

そして、そのことがまた気持ちを落ち込ませます。

 

 本人の様子をよく見れば、これらの違いらに気付くことはできます。

しかし、高齢者は一般に、「気分が落ち込む」「なんだか悲しい」など、

自分の心の状態を、周囲の人に訴えることがあまりありません。

そのため周囲の人は、表面的な症状を見て認知症ではないかと誤解してしまうのです。

 

 また、認知症の検査でよく行われる「認知テスト」は、質問に答えてもらう形式のものです。

うつ病のために意欲が低下していると、テストをやる気が起こらず、実際よりも認知能力が

低く判定されるケースもあります。

 

 逆に、うつ病と思われていた症状が、認知症によるものだったという場合もあります。

 

 うつ病と認知症では、治療や介護などの対処法がまったく違ってきます。

従って、専門医による正確な鑑別が重要です。

 

≪合併していることも多い≫

 

 うつ病と認知症の両方を発症していることも、少なくありません。

 

 認知症があると、脳の変化も関係して、うつ病を発症しやすくなります。

また、認知症を自覚したとき、そのショックからうつ病を発症することもあります。

高齢者の場合は、うつ病が重症化すると認知能力が低下して、

認知症にきわめて似た状態になることがよくあります。

 

 うつ病は、治療によって症状を改善できます。

するとうつ病によって低下していた認知能力は回復します。

従って、認知症と診断されている場合も、うつ病の有無についてきちんと診断を受けておく

必要があります。

 

≪体の病気が隠れていることも≫

 

 うつ病にも認知症にも見られる体の変化には、「体重減少」や「食欲低下」などの

症状があります。

これらの症状は、がんや甲状腺機能低下症、糖尿病などでも起こります。

抑うつ症状の裏に、こうした病気が隠れていないかどうか、内科的なチェックをしておく

必要も出てきます。

 

≪うつ病を疑うサイン≫

 

 高齢者のうつ病のサインは、認知症の初期症状と似ているものが多いが、

認知症によって「できない」のか、うつ病で「意欲がなくて行わない」のか見極めは難しい。

 

・  家の中に引きこもりがちになる

・  好きなことをしなくなる

・  眠れなくなる

・  食欲が低下する

・  探し物が増える

・  簡単な家事しか行わなくなった

・  最近喪失体験があった

 

≪認知症とうつ病の違い≫

 

 認知症とうつ病の正確な鑑別は専門家でないと難しいが、認知症とうつ病では

「受ける印象」が異なる場合が多い。

 

・  うつ病では悲哀感が強い

     うつ病の場合、体の症状が苦痛だと訴えるなど、悲哀感、抑うつ感が強い。

・  アルツハイマー型認知症では、無気力感が強い

     アルツハイマー型認知症では、やる気のなさや無気力感が強く、

     自責の念や抑うつ感が薄いという特徴がある。

「うつ病 正しく知って治す より」

 

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 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。


 ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を

防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、

40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって

血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、

脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。


 このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、

ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、

脳の健康を守ることが大切なのです。

 

 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは

促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす

非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は

バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために

必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が

起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

日時:2014年11月19日 PM 04:19
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