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隠れ脳梗塞

脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄

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数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、40年以上研究を続けてきました。その結果、ビタミンB12は作用の点でも、ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に低下していたと報告しています。

 

 

脳や神経に不可欠なビタミンB12 栄養化学研究所所長 村上幸雄



ビタミンというと、一般には、野菜など植物性食品に多く含まれる

というイメージが強いようです。

しかし、実は、動物性食品にしか含まれないビタミンもあります。

それはビタミンB12です。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には

広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

 

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、

日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的に

ビタミンB12が含まれています。

これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

 

ビタミンB12を電子顕微鏡で見ると、鮮やかな赤色の結晶が見えます。

こんな鮮やかな色のビタミンは、ほかにありません。

 

また、ビタミンB12は、ほかのビタミンとはケタ違いに分子量が大きいのです。

たとえば、ほかのビタミンを人間一人が乗る飛行機にたとえると、

ビタミンB12は、それが何機も飛びたてる航空母艦なみの大きさです。

 

こういった数々のユニークさを持つことから、ビタミンB12に着眼し、

40年以上研究を続けてきました。

その結果、ビタミンB12は作用の点でも、

ほかに類を見ないビタミンであることがわかりました。

 

ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系への働きにも深くかかわっています。

 

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、

体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経には、ビタミンB12は不可欠なのです。

 

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質

というものが行き来します。

二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

 

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、

シナプスは次々にこわれていきます。

ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

 

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、

脂肪成分となじみやすい構造をもっています。

脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。

そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、修復作用を発揮します。

 

元京都大学医学部の亀山正邦教授は、健康な高齢者の脳と比較して、

認知症の方の脳では、含まれるビタミンB12が4〜6分の1に

低下していたと報告しています。

認知症とビタミンB12の深い関係を示唆する研究結果といえます。

 

大量にとるほど効果を発揮

 

ビタミンB12の必要所要量は、厚生労働省によると、

成人で1日2.4マイクログラム(1マイクログラムは百万分の1グラム)

とされています。

これは悪性貧血を起こさないための最低量で、少し余裕をみて、

必要量を1日5マイクログラムとする説もあります。

 

これらは「欠乏症を防ぐ」ための摂取量ですが、まったく違う観点から、

1日に3000マイクログラムのビタミンB12をとるよう提唱しています。

脳神経系への積極的な作用を期待するには、このレベルのとり方が必要だからです。

 

これだけ多量のビタミンB12は、食品からは到底とれません。

そこで、おすすめしたいのが、大量のビタミンB12が手軽にとれる

「脳ビタミン食品」です。

 

この食品は、朝晩1包ずつとれば、1日に3000マイクログラムの

ビタミンB12がとれるようになっています。

なお、大量にとっても、弊害がないことが、医学的にハッキリ確認されています。

 

水溶性ビタミンであるビタミンB12を大量にとっても、

体内で働かずに排泄されるのではないかという見方もありますが、

それは違います。

 

ビタミンB12は、最終的には尿中に排泄されますが、

それまでの間、体内でさまざまな働きをします。

ビタミンB12の場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、

一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、

吸収率が増す効果)により、吸収、利用率が高まります。

 

脳を活性化する成分として、近ごろではダイズなどに含まれる

PS(ホスファチジルセリン)というものが話題になっていますが、

ビタミンB12には、脳内でPSを作る働きもあることがわかっています。

 

脳ビタミン食品には、ビタミンB12とともに、他のビタミンB群、ビタミンE、

セレン、コエンザイムQ10、イチョウ葉エキスといった多種類の有効成分や

機能性食品が配合されています。

それらにの相乗作用によっても、脳神経系への幅広い効果を発揮するものと思われます。

 

脳ビタミン食品は、物忘れや認知症、記憶力や集中力の向上に役立ちます。

また、腰痛や手足のしびれなどが改善した人もいます。

 

超高齢社会を目前にしたいま、元気でイキイキと年を重ねるために、

ビタミンB12に注目していただきたいと思います。

「健康雑誌安心 より」

日時:2017年4月25日 PM 04:54
老化を感じ始めたら脳と神経のビタミン

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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

老化物質(ホモシステイン)が動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険性が高まるといわれています。

 

老化を感じ始めたら脳と神経のビタミン

 

今から60余年前、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』は、

“赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者を救う特効薬だ”と報じて

センセーショナルな話題を提供しました。

以来、“ビタミンB12”は、世界的に研究者の注目を集め、

それに関連した研究にはいくつものノーベル賞が与えられてきました。

そして今では、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも

効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に

利用されています。

 

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血を

おこすことがあります。

 

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、

認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、

それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、

そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、

動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、

一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる

恐れがでてきます。

 

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が

欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

 

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、

原則として植物性食品には含まれません。

植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

 

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善

あるいは促進する作用があります。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると

体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を少なくする働きも持っています。

 

ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、

年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、

内因子が少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。

しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果

によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。

吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と

考えられています。

さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、

野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、

ビタミンB12を補った方が良いとされています。

胃の病気、加齢、ストレスなどでも不足します。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、

動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと

核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、

「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの

栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

日時:2017年4月15日 PM 02:35
「隠れ脳梗塞」のサインを見逃さないためには

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隠れ脳梗塞に自覚症状がなく自分で発見

できないのはなぜでしょうか。

ひょっとしたら、ごく小さなサインを見落として

しまっていることがあるかもしれません。

自分に都合のいい解釈をしてしまい、

隠れ脳梗塞を見落としてしまうこともあるのです。

わずかな兆候でも見逃さないことで、

脳梗塞を防ぐ一歩につながるのです。

 

 

 

「隠れ脳梗塞」のサインを見逃さないためには

 

「サイレントエリア」の脳梗塞は症状が出ない

 

脳には「サイレントエリア(無症候野)」という領域があります。

サイレントエリアは、傷ついても通常は症状が出にくい部分です。

その性質から脳外科の手術でメスを入れたり、チューブを通したりするために

使われる部分ですが、ここに脳梗塞が起きている場合は、症状がでないというわけです。

 

小さな脳梗塞はもちろん、かなり大きな脳梗塞が起きても、

何の障害もなくピンピンしていることも珍しくありません。

 

ですから、サイレントエリアにできた脳梗塞はすべからく隠れ脳梗塞であるといえます。

 

ただ、「サイレントエリアなら隠れ脳梗塞があってもOK」というわけではありません。

隠れ脳梗塞は増えていくこともありますし、ほかの部分にできた脳梗塞と一緒になって

重大な障害を引き起こすこともあります。

 

脳に備わっている「代償機能」

 

また、脳には一部の機能がダメになっても、ほかの神経でそれを補う「代償機能」があります。

後遺症から立ち直るために行うリハビリでは、この代償機能がよく使われています。

 

たとえ隠れ脳梗塞で一部の神経が傷ついていても、ほかの神経細胞が十分に働けば

体の機能に問題は出ません。

実際は神経が傷ついているのですが、代償機能によって症状を自覚できない

ということになるのです。

 

一般的に、運動機能や目、耳など2つある部位は代償が効きやすく、

しびれなど知覚や言語、思考の領域は代償が効きにくいといわれています。

 

軽い症状、一時的な症状を見落としてしまうことも

 

症状が軽いため、自覚症状がでない隠れ脳梗塞ですが、

神経症状として日常の中に出てくる場合があります。

それを以下のチェック表にまとめてみました。

 

一時的な発作(TIA)に代表されるように、脳の障害の中には症状が出ても

すぐに消えるものがあります。

一瞬、意識を失うことがあっても、すぐに戻る、頭痛やめまいが起こっても

すぐよくなるといった具合です。

すると、多くの人は「すぐに治ったから大丈夫」と安心してしまうのです。

まさか、隠れ脳梗塞の症状だとは思いません。

 

また、人は自分が重大な病気だとは思いたくないものですから

「頭が痛いのは風邪のせいかも」「足がふらつくのは運動不足だから」

「物忘れがひどいのは年のせいだから」と、

自分に都合のいい解釈をしてしまいがちです。

その結果、隠れ脳梗塞を見落としてしまうこともあるのです。

 

日頃から体の異変を注意深く観察することが、症状を見逃さないポイントです。

 

もちろん、過剰に心配しすぎて、頭痛が起こったらすぐに病院に駆け込む、

といった必要はありません。

まずは、チェック表で今の体の状態をきちんと把握してみてください。

 

<こんなことはありませんか?>

 

当てはまるものがあったらチェックを入れてください。

□ なんの前ぶれもなく頭痛や肩こりに襲われることがある

□ いつもめまいや耳鳴りがする

□ 歩くときに足がもつれたり、つまずいたりする

□ 階段の上り下りや敷居をまたぐときに、片方の足をよく引っ掛ける

□ 以前に比べて手先が不器用になり、字がヘタになった

□ 以前に比べて計算間違いが多くなった

□ 手足がしびれたり震えたりすることがある

□ 顔や唇がしびれたり震えたりすることがある

□ 一時的に意識が遠のくことがあり

□ 記憶がまったくなくなったり、物忘れをしたりすることがある

□ 突然、ろれつが回らなくなることがある

□ 早口で話をされると理解しにくい

□ 水や食べ物が飲み込みづらくなった

□ すぐむせたり、たんがからんだりする

□ 物が二重に見えたり、視野が欠けたりすることがある

□ 声がかすれて大声を出そうとすると息切れする

□ ささいなことできゅうに泣き出したり、大声で笑い出したりする

□ 突然、冷や汗が出たり、動悸がしたりすることがある

□ 突然、気分が落ち込んだり、うつ状態になったりすることがある

3つ以上当てはまる人は、隠れ脳梗塞のおそれがあります。

「「隠れ脳梗塞」を見つけて脳梗塞を防ぐ より」

日時:2017年4月 6日 PM 04:49
脳梗塞になると起こる「全体症状」と「局所症状」

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  急に意識がなくなり、倒れてそのまま……

  という印象が強い脳梗塞ですが、

  じつはさまざまな症状があります。

  注意深く体調を見極めることが、

  早期発見のカギです。

 

 

 

 

脳梗塞になると起こる「全体症状」と「局所症状」

 

頭痛、めまい、動悸などを起こす「全体症状」

 

隠れ脳梗塞は症状が出ませんが、脳梗塞の症状は大きく分けて2つあります。

 

ひとつは「全体症状」で、頭痛、めまい、ふらつき、動悸などがそれにあたります。

また、高血圧も大きく影響します。

血圧が上がったとき、脳内に必要以上に血液が行き過ぎてしまうと困ります。

ですから、脳にある血管はぎゅっと収縮します。

ところが、動脈硬化があって収縮するのが遅れると、頭に血流が行き過ぎてしまい、

それで頭痛が起こります。

これは全体症状のひとつです。

 

逆に、血圧が下がったときに動脈硬化があると、今度は血管が拡張してくれません。

血圧が下がるということは、血液が十分に脳に行かないということ。

その状態で拡張が遅ければめまい、ふらつきが起こります。

 

頭が痛いという患者さんを診察し、血圧を測ると血圧がいつもと違って高いことがあります。

さらに調べていくと、頭の中に梗塞や出血があった人がかなりいます。

 

夜中に胸がドキドキして一晩中、まんじりともしなかった、

言いようのない不安感に襲われた、という症状が出る人もいます。

 

血管が詰まった場所で違う「局所症状」

 

もうひとつは、「局所症状」です。

これは脳梗塞によってダメージを受けた脳の部分によって、症状が異なります。

脳には物事を行うための地図があり、その領域によって受ける影響が違うのです。

 

局所症状には、筋力低下、運動の失調、知覚障害、冷え、

視野の欠損といった症状が見受けられます。

また、なんとなくつまずく、車の運転中に理由もなくぶつかるということもあります。

手足のしびれや、手が動かしづらく不器用になったという状況も要注意です。

 

ボケの原因は隠れ脳梗塞にもあった

 

脳の地図の中には、計算や記憶を司る領域もあります。

若いうちは脳が十分に働き、さっと計算ができ、さまざまなことを覚えることができます。

ところが、年齢を重ねるにつれて隠れ脳梗塞が起こってくると、

その働きが徐々に阻害されていくことになります。

すると、今まで簡単にできていた計算ができなくなったり、

人の顔を覚えることができなくなったりしてしまうのです。

要はボケてしまった状態です。

 

「年をとったのだから忘れっぽいのは仕方がない」とのんきに構えていると、

隠れ脳梗塞が進行し、ボケもひどくなることがあります。

 

脳の神経細胞は再生しませんが、地図の領域は広げることができるのです。

領域が広がれば、ダメージを受けた部分をフォローすることができます。

 

また、刺激を受けることも効果的です。

いくつになってもひきこもらず、積極的に外に出て、人と関わっておしゃべりをしてください。

 

<脳梗塞が起こる場所によって症状が異なる!>

 

前頭葉(ぜんとうよう)

運動機能の中枢、運動言語中枢、精神機能中枢がある。

脳梗塞になると起こる症状

人の名前が思い出せない、物事に興味や関心がなくなる、手足のマヒが出るなど

 

頭頂葉(とうちょうよう)

あらゆる感覚の中枢がある。

温冷覚、空間認識、左右認識も含まれる

脳梗塞になると起こる症状

計算がヘタになる、暗証番号が思い出せない、手探りの動作が苦手になるなど

 

後頭葉(こうとうよう)

視覚中枢がある。

脳梗塞になると起こる症状

階段を踏み外す、物をつかみそこなう、自分の傘がどれかわからないなど

 

小脳(しょうのう)

運動機能の中枢、操作記憶がある。

脳梗塞になると起こる症状

筋力の低下、ろれつが回らない、目を閉じて立っていられない、字がヘタになるなど

 

側頭葉(そくとうよう)

記憶、聴覚、嗅覚、感覚言語の中枢がある。

脳梗塞になると起こる症状

同じことを繰り返し言う、名前を呼ばれてもすぐに気づかない、低い小声が聞き取りにくいなど

「「隠れ脳梗塞」を見つけて脳梗塞を防ぐ より」

日時:2017年4月 5日 PM 04:53
隠れ脳梗塞・脳梗塞が起こる原因は脳の動脈硬化

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隠れ脳梗塞は脳梗塞への予備軍といえます。

では、なぜ脳梗塞は起こるのでしょうか。

動脈硬化は、生活習慣、過度のストレスなど、

さまざまな理由で血管が傷ついたときに、

体が自分で治そうとすることで起こります。

傷ついたままだと血管が破れてしまうわけですから、

それを防ぐためにカサブタのような状態を作り、

硬くしてしまうのです。

硬くなった血管は、狭く、もろくなってしまいます。

 

隠れ脳梗塞・脳梗塞が起こる原因は脳の動脈硬化

 

血液が行き渡らないと脳の神経細胞が破壊される

 

脳梗塞は、脳の血管が詰まり、血液が行き渡らなくなることで、

脳細胞が壊死してしまう病気です。

 

血液には脳を含め、体中に酸素を送る役割があります。

その通り道である血管が詰まると、その先には酸素は行き渡りません。

脳の神経細胞は、たった5分の酸欠でその部分が破壊されてしまいます。

 

このため、大きな血管で脳梗塞を起こすと、脳に重大なダメージが与えられ、

命の危険にさらされるのです。

 

また、一命を取りとめたとしても、マヒや言語障害、

認知症などの後遺症が残る場合があるのです。

 

ただ、血流が悪くなっても、それが命や運動機能に重大な影響を

及ぼさないこともあります。

 

たとえば、田んぼが干上がる過程を想像してみてください。

水をせき止めたとしても、急に田んぼは干からびません。

徐々に干上がり、ところどころにぺんぺん草が生えてきます。

この時点でぺんぺん草を抜き、水を流し込めば、田んぼはよみがえります。

 

田んぼは脳、水は血液、隠れ脳梗塞がぺんぺん草です。

早く気づいて処置すれば、脳は無事のままだというわけです。

 

脳梗塞が起こる原因は脳の動脈硬化

 

では。なぜ脳の血管が詰まるのでしょうか。

その原因は動脈硬化です。

動脈硬化は、生活習慣、過度のストレスなど、さまざまな理由で

血管が傷ついたときに、体が自分で治そうとすることで起こります。

傷ついたままだと血管が破れてしまうわけですから、それを防ぐために

カサブタのような状態を作り、硬くしてしまうのです。

硬くなった血管は、狭く、もろくなってしまいます。

 

やわらかい砂利道をトラックが踏んだらベコベコになってしまいます。

そこに近所の人が自前の土や材料を持ってきて、

修理したらガチガチになってしまうでしょう。

動脈硬化はそんな修理作業と同じです。

 

硬く、もろくなった血管がついに破れると、脳出血を起こし、

血栓ができて詰まると、脳梗塞になるのです。

 

脳梗塞、脳出血などを合わせた呼び名が、「脳卒中」です。

脳卒中は脳の血管疾患の総称で、脳梗塞もその一種ということになります。

 

脳梗塞や脳出血が起こりやすい動脈

 

脳梗塞や脳出血が起こりやすい部分があります。

太い血管から細い血管に移ろうとするとき、逆流してしまうような角度があったり、

まっすぐな血管から、横に血管が分かれているような場所です。

 

内頸動脈、前大脳動脈、中大脳動脈、後大脳動脈、脳底動脈などから派生する

非常に細い血管(穿通枝)です。

 

とくにレンズ核線条体動脈は、別名「脳卒中動脈」と呼ばれるほど梗塞が多く出現する部分です。

 

ただし、隠れ脳梗塞は太い血管から分かれて細い血管になり、いちばん細い毛細血管になる手前の、

髪の毛ほどの太さの細動脈という部分にもっとも多いように思われます。

 

また、近年では脳の血管ではなく、首の動脈硬化によって起こる脳梗塞が

30〜40代の比較的若い層に増えてきています。

「「隠れ脳梗塞」を見つけて脳梗塞を防ぐ より」

日時:2017年4月 2日 PM 04:22
「隠れ脳梗塞」を見つければ、脳梗塞は防げる!?

   

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  隠れ脳梗塞は、年をとれば、ほとんどの人にできるものです。

  皮膚にシワやシミができることと同じように、老化現象のひとつ

  であると考えてください。ただ、脳の血管の細いところが詰まり、

  血流が悪くなってきているという事実はあります。

  それによって、皆さんが恐れる大きな脳梗塞や脳出血の予備軍

  であることは間違いありません。

  もしも顕著な症状が出ていたら、医師に相談してください。

  そうすることで、脳梗塞が予防でき、脳の病気にかかるリスクが

  減らせるのです。

 

 

「隠れ脳梗塞」を見つければ、脳梗塞は防げる!?

 

50代で約半分の人に見つかる「隠れ脳梗塞」

 

隠れ脳梗塞は、脳にできる小さな小さな梗塞のこと。

自覚症状はほとんどありません。

30代で6人に1人、40代で4人に1人、50代では約半分、60代では8割以上、

ほぼ全員にあるという割合です。

 

一瞬、意識がなくなるけれどすぐに治る、手足がしびれたりろれつが回らなかったりする

けれどすぐ治まる、といった症状で、学問的には一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれます。

症状は24時間以内に消えます。

それが24時間以上3週間以内まで症状が続く場合は、可逆性虚血性神経脱落(RIND)となります。

それらを調べてみると小さな脳梗塞が原因だったことがわかりました。

 

さらに、解剖学的に見てみると年をとった人の脳には小さな穴があることがわかりました。

その穴のことをラクナといいます。

小さな穴、小孔という意味です。

ですから、病理学的には隠れ脳梗塞とはいわず、ラクナ梗塞と呼びます。

医学的には2009年に、日本脳卒中学会において、

「脳の中にはラクナ梗塞(隠れ脳梗塞)がかなりある」という主張がだいたい通るようになりました。

 

隠れ脳梗塞は老化現象のひとつ

 

隠れ脳梗塞は、年をとれば、ほとんどの人にできるものです。

皮膚にシワやシミができることと同じように、老化現象のひとつであると考えてください。

 

ただ、脳の血管の細いところが詰まり、血流が悪くなってきているという事実はあります。

それによって、皆さんが恐れる大きな脳梗塞や脳出血の予備軍であることは間違いありません。

早く見つけて、しかるべき治療をしたほうがいいのは当然です。

 

隠れ脳梗塞が見つかったら、逆によかったと思ってください

 

昔、20代後半の患者さんに、隠れ脳梗塞が見つかりました。

若く、高血圧もなく、本人の希望もあったため、

とくに薬などの治療はせず様子を見ていました。

ところが5年後に調べてみると、隠れ脳梗塞が増えていることがわかったのです。

「ショックだろうけど、仕方がない。薬を飲みましょう」と投薬治療を始めました。

現在、その方は50代。

社会でバリバリ活躍しています。

 

隠れ脳梗塞が見つからず放置していたら、いつか脳梗塞で倒れ、

今頃は不自由な生活をしていたかもしれません。

隠れ脳梗塞が早く見つかってよかったのです。

 

今日から脳梗塞を予防する生活をしよう

 

脳梗塞予備軍である隠れ脳梗塞は、早いうちに見つかったほうがいいのです。

要するに「これを契機にあなたは脳梗塞の予防をスタートできる」ということです。

大きな脳梗塞が起きてから気がつくよりも、その前に気がつけば、

元気でいられるというわけです。

 

もしも顕著な症状が出ていたら、医師に相談してください。

そうすることで、脳梗塞が予防でき、脳の病気にかかるリスクが減らせるのです。

「「隠れ脳梗塞」を見つけて脳梗塞を防ぐ より」

日時:2017年3月23日 PM 04:46
寒い日は、首の頸動脈を温めるマフラーは必需品

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ご高齢の家族を持つ人は、入浴時は声をかけ合うことも重要です。動脈硬化、不整脈、高血圧、糖尿病などの人も、ヒートショックの影響を受けやすいので注意が必要です。

冬場の外出時には、コート、帽子、マフラー、手袋を着用し、寒暖差に対する体の負担を軽減しましょう。家の中で装着してから外出すれば、血管の中の血液が急に冷やされないので、血管にストレスをかけずにすみます。

居間から浴室、寝室からトイレへの移動には、首と足を冷やさないように、浴室全体を温めるなどの工夫をしましょう。

 

 

急激な寒暖差にご用心!ヒートショックが突然死をまねく

 

入浴中に心配が停止して、救急搬送されて亡くなられる人は、

全国に年間1万7000人いると推測されています。

そのうち約8割は、65歳以上の高齢者です。

 

日本では浴室は北側にあることが多く、冬場では暖かい部屋から廊下、脱衣所、

浴室、浴槽へ移動する際、温度差が20度以上になることもまれではありません。

このような急激な温度変化(寒暖差)に心臓や血管は弱いのです。

鳥肌を立ててブルブル震えながら熱い湯につかれば、血圧の急激な上昇・下降

という大きな変動が起こり、血管事故が起こりやすくなるのです。

しかも、首まですっぽり熱い湯につかると水圧で心臓や肺が圧迫されます。

その結果、意識を失って浴槽内で溺れたり、長湯しているうちに熱中症のような

状態になったりします。

このような状態を「ヒートショック」といいます。

 

動脈硬化、不整脈、高血圧、糖尿病などの人も、ヒートショックの影響を

受けやすいので注意が必要です。

高齢者の家族を持つ人は、入浴時は声をかけ合うことも重要です。

 

手袋とマフラーが血管事故を防ぐ

 

冬場の外出時にも、急激な温度変化からヒートショックが起こりやすくなります。

コート、帽子、マフラー、手袋を着用し、寒暖差に対する体の負担を軽減しましょう。

家の中で装着してから外出すれば、血管の中の血液が急に冷やされないので、

血管にストレスをかけずにすみます。

このような生活習慣の積み重ねが、血管事故の予防につながります。

 

冬場の血管事故や突然死は、浴室・トイレで起こりやすい

 

暖かい部屋から浴室(入浴中の突然死、12〜1月が多い)、

寝室からトイレ(冬の深夜、室温は20度以上の温度差)への移動。

急激な温度変化(寒暖差)が、血管事故を引き起こします。

ガウンなどを羽織る、靴下やスリッパをはくなど、首と足を冷やさないように、

入浴前に浴槽の蓋を開けて、浴室全体を温めるなどの工夫をしましょう。

「動脈硬化を予防する!最新治療と正しい知識 より」

日時:2016年12月15日 PM 04:17
日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞

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隠れ脳梗塞は、年齢とともに誰にでも起こり得る

脳の老化現象の一つです。

脳をMRIで診断すると、実に40代の3人に1人、

50代の2人に1人、60代の8割以上に隠れ脳梗塞が

あることが確認できるそうです。

しかし、予防に関しても大いに進歩し、症状が出る前の

病気の把握や予知により、初期の段階で、的確に予防

することが可能となってきています。

 

◆◆ 日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞 ◆◆

 

脳梗塞は、高血圧(血圧が高く、血管が痛む病気)や糖尿病(血液中のブドウ糖がふえて

血管が痛む病気)などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって

血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の毛細血管が徐々に詰まって進行していきます。

 

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさが数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、

段階をへることにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

そしてついには本格的な脳梗塞へと発展していくのです。

 

このような症状のないごく小さな梗塞を、「隠れ脳梗塞」としています。

隠れ脳梗塞は、医学用語では「無症候性脳梗塞」や「一過性虚血発作」などとされ、

その名のとおり、あまり大きな症状は現れません。

また、たとえ症状があっても、ふつうは一時的で、短時間で回復するため、軽視されがちです。

 

しかし、症状がないからといってこの隠れ脳梗塞を放置することは、非常に危険です。

実際、隠れ脳梗塞が見つかってから数年以内に約3割の人が脳梗塞の発作を起こす

というデータがあることからも、あなどれないものなのです。

 

脳梗塞は、それまで比較的元気そうに見えた人が、ある日突然、

意識を失って倒れることが多いため、

予告なしに突然襲い掛かる病気のように考えがちですが、

実は、目に見えないところで少しずつゆっくりと、

長い年月をかけて進行していく病気なのです。

ふだんの生活の中で、徐々に血管が傷つけられていくこともあれば、

身内の死のような大きなストレスが降りかかった場合、

血管が一気に傷ついてポロポロになってしまうこともあります。

 

したがって、脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、

ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけることが非常に大切なのです。

 

隠れ脳梗塞は、いわば皮膚のシミやシワのようなもので、

年齢とともに誰にでも起こり得る脳の老化現象の一つです。

実際、脳をMRI(磁気共鳴画像)で診断すると、実に40代の3人に1人、50代の2人に1人、

60代の8割以上に隠れ脳梗塞があることが確認できます。

 

ボケ症状の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くのボケを防ぐことができます。

一昔前は、脳血管障害(脳卒中、脳溢血、中風など)は、いったん起こってしまったらしかたがないもの、

とあきらめていましたが、最近では脳血管障害の治療や管理が飛躍的によくなり、

少々痛んだからといって、必ずしも死に至る病ではなくなりつつあります。

加齢とともにだれにでも起こり得る脳血管障害は、現代では軽い脳の血管障害ならば、

かなりのところまで予防が可能なのです。

 

平均寿命の上昇に伴い、増加傾向にある軽い脳血管障害は、マヒや認知症、寝たきりなどの

後遺症のおそろしさから、だれもがその不安を抱えつつ生活している部分があります。

しかし、予防に関しても大いに進歩し、症状が出る前の病気の把握や予知により、

大きなダメージをもたらす前の初期の段階で、的確に予防することが可能となってきたのです。

「自分で見つけて治す隠れ脳梗塞 より」

日時:2016年9月19日 PM 03:31
脳梗塞を防ぐことは、元気な老後を送るうえで不可欠

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 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、
 その原因の多くが脳梗塞です。
 脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が
 数個出現します。
 これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
 隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、
 40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 脳梗塞・隠れ脳梗塞をはじめとする脳血管障害を
 生活習慣病の一つと捉え、脳の血管を健康に保つ
 生活を心がけましょう。

 

 

 

◆◆ 脳梗塞を防ぐことは、元気な老後を送るうえで不可欠 ◆◆

 

2014年の厚生労働省のデータによれば、脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など)は

死因の第4位で、9.0%の方が命を落としています。

 

脳血管疾患を軽視してはいけません。

 

脳血管疾患の死亡者数は脳出血が激減しているのに対し、

脳梗塞は、大きく減っていません。

 

かつて、日本人は塩分を多くとる食事をしていました。

魚や魚卵、野菜などを塩漬けにし、保存食として常備しました。

さらに、しょうゆや味噌、塩がすべての味つけのベースになっていたのです。

日本高血圧学会は、理想的な塩分摂取量を1日6gと定めていますが、

1950年代後半〜60年代前半の東北地方では、

平均で20g以上も塩分を取っていたといわれています。

 

塩分の多い食事は血圧を高めます。

その結果、細い血管が切れる脳出血が起こりやすかったのです。

昔は脳血管疾患といえば脳出血がほとんどで、

1950年代まで脳梗塞はほとんどありませんでした。

 

ところが、1970年代に入り食生活が欧米化すると、

事情が変わり始めました。

塩分摂取量は劇的に減少し、それに呼応するように

脳出血で亡くなる人の数も減少し出したのです。

 

しかし、逆に肉が多く、魚や野菜が少ない欧米流の食事は、

脂質やコレステロールの過剰摂取を招きました。

1980年代になると女性の進出が顕著になり、外食やコンビニ食が増え、

その傾向に拍車がかかります。

その結果、増えてきたのが脳梗塞というわけです。

 

脳血管疾患で亡くなる人が減ったもう1つの理由として、

医療の進歩が挙げられます。

かつては発作を起こしたら動かさないほうがいい、と信じられていましたが、

現代医療では一刻も早く処置をするように改められています。

そして、最新の緊急医療によって命を取り留めることができるようになりました。

 

その一方で、新たな問題が浮上してきました。

脳梗塞の後遺症によって、介護生活に陥る人が増えたのです。

介護が必要になった原因の24.3%、男性に限れば、

実に41.2%を脳血管疾患が占めているのです。

脳梗塞を防ぐことは、長生きはもちろん、

要介護状態にならず元気な老後を送るためにも不可欠なのです。

「隠れ脳梗塞は自分で治す より」

 

日時:2016年9月 1日 PM 04:30
脳梗塞の危険は軽減できる生活習慣を改めて血管力をアップ

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脳梗塞を防ぐためには血管の健康を維持することが最善かつ唯一の方法です。

もしも、MRI検査などにより隠れ脳梗塞が見つかったとしても、落胆する必要はありません。

死滅した脳細胞自体は元に戻せませんが、この段階ではまだそれほど大きなダメージは

受けていないからです。

大切なことはそれ以上の血管事故を起こさないようにすることです。

幸いなことに、血管は一度老化したとしても、若返らせることが可能なのです。

血管内皮は、肌と同様の新陳代謝により、日々新しく生まれ変わっています。

心を入れ替えて生活習慣を改めれば、血管内皮細胞は本来の機能をとり戻し、

動脈硬化を予防し血栓を防ぐことによって、脳梗塞の危険は減少していきます。

 

循環器を専門とする病院には、頚動脈超音波検査(エコー)という機械があります。

これは頚動脈に超音波を当てることで、動脈硬化が起きていないかを

画像として見ることができる画期的なシステムです。

 

頚動脈は脳に大量の血液を送っている、負担のかかりやすい血管です。

この血管の状態を知ることで、おおよそ体全体の血管の様子を推測することができます。

また、頚動脈は6〜7mmと太いため、様子を調べやすいともいえます。

 

プラークを血管事故に結びつけないようにするためには、柔らかくて不安定なプラークの表面を安定させ、

血栓を作らないようにすることが大切です。

そのために何をすればいいか?

それは、やはり生活習慣の改善なのです。

 

できて間もないプラークは柔らかく、血管の内側の壁の表面に存在します。

時間が経過し、プラークが大きくなったり、新たなプラークが次々とできるようになったりすると、

次第に血管の壁全体が厚く硬くなっていきます。

動脈硬化の原因となる悪しき生活習慣を改めなければ、血管内壁にはいつまでも不安定で

傷つきやすいプラークが存在し続けることになります。

動脈硬化の対策は、早ければ早いほどよいのです。

 

生活習慣の改善とは、大きく分けて食生活の改善、運動療法、ストレス解消が挙げられます。

近道はありませんが、効果的に進めるテクニックはあります。

 

生活習慣の改善というくらいですから、毎日の積み重ねが大切です。

短距離走ではなく、長距離走のつもりで始めましょう。

「隠れ脳梗塞は自分で治す より」

日時:2015年12月16日 PM 03:13
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