腸は免疫力を左右する重要な臓器ですから、腸の調子を整えることは不可欠です。腸内細菌の善玉菌は発がん物質を無毒化したり、免疫力をアップさせる効果が高いものなのです。
海藻やキノコに多い食物繊維は腸内細菌のエサになったり、排便を促したりして大活躍してくれます。一方、ヨーグルトや納豆といった発酵食品には、乳酸菌などが多く含まれています。これらは腸内細菌の善玉菌の仲間です。腸内で善玉菌の割合が高く、腸内細菌のバランスがよいほど、免疫力もアップし、かぜや食中毒から身を守る効果が高くなります。
善玉菌を補給して、腸内細菌のバランスを整えましょう。
食生活改善で免疫力をアップ!
免疫力を上げるための「食生活改善」といっても、難しいことではありません。
ちょっとしたポイントをおさえておけば、栄養のバランスはグンとよくなります。
不規則な食生活や外食依存、無理なダイエットなど、
油断すると偏った食事になりやすいものです。
1日3回の規則正しい食事をとることが基本ですが、
次のポイントを採り入れて、さらにステップアップしてみましょう。
≪野菜や果物をたっぷり≫
免疫力アップにもっとも貢献しているのが、野菜や果物に含まれるビタミン類や
抗酸化微量性栄養素と総称される微量成分です。
免疫力アップには、カラダを酸化から守ることが欠かせません。
酸化とは、簡単にいうとカラダの老化であり、
老化は免疫力を低下させる大きな原因の一つです。
野菜や果物に多く含まれる抗酸化物質は、
老化の原因や免疫システムそのものを低下させる原因を攻撃してくれます。
カラダの酸化や細胞のがん化を素早く止めて、
しかも年をとることで生じる免疫システムの衰弱もセーブしてくれるのです。
またこれらの成分は、単独で食べるよりも、
いくつかの成分を同時に食べたほうが効果が強力になることもわかっています。
免疫力を増強するには、ある特定の食品だけではなく、
他の食品にも含まれる栄養素が加わることが欠かせません。
ですから、野菜や果物の量も大切ですが、種類を多く食べることも大切なのです。
≪たんぱく質源となる食品を!≫
肉、魚、卵、大豆・豆製品、牛乳・乳製品も免疫力アップに重要な役割を果たします。
これらの食品はたんぱく質源です。
たんぱく質は筋肉や内臓、血管をつくる健康なカラダづくりの基礎となるものです。
しかも、免疫に関係する細胞をつくる材料にもなっているのです。
不足するとリンパ組織が萎縮するなど、免疫システムそのものの規模が小さくなったり、
働きが悪くなってしまいます。
また、これらには鉄や銅、亜鉛、カルシウムといったミネラル類も
豊富に含まれているので免疫力アップに貢献してくれます。
≪脂っこい食事はほどほどに≫
エネルギーのとり過ぎとは別に、脂肪は独自にカラダに悪影響を及ぼします。
脂肪はカラダの酸化(老化)を促すうえ、肥満を招いて免疫力そのものを下げるのです。
ある程度はカラダに必要な成分ですが、現代の食生活なら
「控えめにしてちょうどよい」くらいです。
≪海藻やキノコ、発酵食品を積極的に≫
腸は免疫力を左右する重要な臓器ですから、腸の調子を整えることは不可欠です。
腸内細菌の善玉菌は発がん物質を無毒化したり、
免疫力をアップさせる効果が高いものなのです。
海藻やキノコに多い食物繊維は腸内細菌のエサになったり、
排便を促したりして大活躍してくれます。
しかも、これらに含まれる多糖類はカラダの免疫システムを活発にし、
免疫力アップに役立つと考えられています。
一方、ヨーグルトや納豆といった発酵食品には、乳酸菌などが多く含まれています。
これらは腸内細菌の善玉菌の仲間です。
腸内で善玉菌の割合が高く、腸内細菌のバランスがよいほど、免疫力もアップし、
かぜや食中毒から身を守る効果が高くなります。
これらは免疫力を活性化し、免疫システムの間違った反応であるアレルギーを
起こしにくくする効果や、便秘予防など健康づくり全体に役立っています。
善玉菌を補給して、腸内細菌のバランスを整えましょう。
≪食事を楽しく!≫
食事を楽しく食べると、おいしさも増しますね。
しかも、自然に胃腸の活動も活発になって、
食事から免疫力アップに必要な成分をより多く吸収できるのです。
楽しさを感じることでストレスも解消され、免疫力はさらにアップします。
「免疫力を上げるコツ より」
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質、核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、
たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、
進行すると動脈硬化や心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。