野菜や果物が体にいいことは、もはや周知の事実です。
では、野菜のなかでも脳卒中の予防に役立つものは何でしょうか。
答えは、「ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ」という十字花科植物の野菜です。
ハーバード大学医学部公衆衛生部門の研究グループが、約11万4000人の健康な男女を対象に
果物や野菜の摂取量と脳卒中の発症の関連を調べた疫学調査があります。
女性で14年、男性で8年もの追跡調査をしたところ、女性は7万5596人中366人、
男性は3万8683人中204人が脳卒中を起こしました。
その結果、毎日5〜6皿野菜や果物を食べていた人は、
脳卒中を起こす危険が31%も低いという結果が出たのです。
そのうち、脳卒中の危険が最も低かったグループがよく食べていたのが、
「ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ」という十字花科植物の野菜だったのです。
また、大きな葉を持つ、ほうれん草や柑橘類もよく食べられていたそうです。
残念ながら、この調査では女性が好む芋類には脳卒中の予防効果は低いという結果だったそうです。
「血圧と血液サラサラの常識が変わった! より」