年をとると喜怒哀楽がなくなり、脳の感情の起伏が少なくなり、いわゆるボケの症状が出てきます。
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることが判明しています。
更に興味深いことは、当時、精神神経学会長であった京都大学医学部老年課の亀山正邦教授によると、「健全な老人の脳に比較して、老人性認知患者の脳に含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/4〜1/6程度にまで低下している」ということが明らかにされております。
これは、ビタミンB12が不足すると老人性認知症になるのか、または逆に老人性認知症になると(ビタミンB12が不要となって、排出されて)ビタミンB12含有量が低下するのか、その因果関係は不明ですが、精神神経学的な機能としビタミンB12との間の密接な関係が示唆されています。
発見の当初は19世紀中頃、鉄分の補給でも治癒しない悪性貧血と呼ばれる病気があることから始まりました。
1920年代から1930年代にかけて、この種の特殊な貧血に動物の肝臓が有効であり、動物性食品にこの有効成分が含まれているらしい事が漸くわかってきました。
ビタミンB12の研究の初期は、ビタミンB12と言えば悪性貧血、悪性貧血と言えばビタミンB12と言われました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調−手足の痺れ・麻痺・痛みなど−はもちろん、中枢神経−脳・脊髄−の機能低下にも有効である事が明らかになっています。
末梢神経の不調に関しては、ビタミンB12は既に健保採用となっており、国費で負担してくれるところまで行っていますが、中枢神経の機能低下に関しては、今後の課題です。
しかし、既に充分多量のビタミンB12を含む健康食品によって、”驚くべき効果”と言っても良いほどの顕著な改善が多数知られるにいたってます。
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