脳梗塞の最大の原因は脳の動脈硬化である。その動脈硬化をうながす2大危険因子として指摘されているのが、”加齢”と”高血圧”だ。一般論だか、多くの人は血圧にはそれなりの注意を払うが、加齢には”やむをえないこと”と妙に割り切りがいい。実はその加齢にこそ大きな問題がひそんでいるのに、である。驚くなかれ、脳内主幹動脈の硬化は10代からすでに始まっており、その主たる要因がなんと加齢である。集中力の欠如や”キレル現象”、さらに先ごろ朝日新聞の調査でも明らかになった小学生の10%がうつ病という実態も、その加齢とけっして無関係ではない。
分かりやすくいうとこうだ。加齢によって起きるのは臓器(ここでは脳神経と脳血管)の劣化と、その劣化や故障に対する修復力の低下である。正しくはこれが直接かつ密接に関与している、というわけだ。脳梗塞に限らず脳内出血やくも膜下出血、さらに若年層のうつ病も老人性痴呆症も同様だ。加齢は万人に必然である。となると、隠れ脳梗塞人口が1000万人を超えるのではという推計にも、なるほどとうなずくしかあるまい。 |
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