日々蓄積されるストレスは心身に大きな影響を及ぼします。重要なのはストレスは回避するのではなく、上手に解消してストレスをため込まない、ということ。次の「三つのR」を意識して、ストレスを上手に解消しましょう。
ストレスをためない「三つのR」
Rest(レスト):休息・休養
Recreation(レクリエーション):趣味
Relaxation(リラクセーション):リラックス
激怒は血管のストレス、適度な怒りはストレス発散になる
動脈硬化を予防・改善する生活習慣のうち、ストレス対策がもっとも難しいでしょう。
恐怖や不安、緊張といった過度なストレスは、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になるわけですが、
ストレス解消のために始めた運動や趣味なども「〜しなければならない」と義務になったら、
それが心理的なストレスになるのです。
健康ブームもあって、マラソン大会に出るのが生きがいになっている市民ランナーは大勢います。
趣味ならそれを否定することはできませんが、健康維持のために走ることはすすめたくない行為です。
ジョギング中に心筋梗塞になる人も少なくありません。
激しい運動は血管へのストレスとなるのです。
「極端な怒りを覚えた患者さんは、その2時間以内に心臓発作を発症するリスクが
通常より8.5倍も高くなる」という研究結果も報告されています。
一方、「適度にに怒る男性は、怒らない男性より脳梗塞になりにくい」という報告もあります。
ストレスをためない「三つのR」
日々蓄積されるストレスは心身に大きな影響を及ぼします。
重要なのはストレスは回避するのではなく、
上手に解消してストレスをため込まない、ということ。
次の「三つのR」を意識して、ストレスを上手に解消しましょう。
Rest(レスト):休息・休養
仕事は必要以上に引き受けない・抱え込まないことが
ストレスをためないコツです。
仕事(オン)と休む(オフ)を切り替えて、
心身を休ませる日をつくりましょう。
Recreation(レクリエーション):趣味
映画、読書、絵画鑑賞、トレッキング、スポーツなど、
仕事以外で楽しむことをしてみましょう。
会社や家庭以外の居場所や、
新しい仲間ができたりするのも楽しいものです。
Relaxation(リラクセーション):リラックス
自律神経などを整える、
呼吸法、アロマオイル、音楽など、自分にとっての
リラックス方法で、ゆったりした時間を過ごしましょう。
「動脈硬化を予防する!最新治療と正しい知識 より」