腸の環境をよくすることが「自律神経美人」の第一歩
根本から美しく変身させてくれる1番目の鍵なのです。
腸は、とても精神的な影響を受けやすい器官です。
腸の状態が悪くなると、副交感神経の働きが下がり、
血管が収縮して、末梢まで血液が流れにくくなり、
心も体もますます調子が悪化して、肌アレやたるみ、
くすみなども引き起こしてしまいます。
◆◆ 「腸」の健康が、きれいのもとを形づくる ◆◆
近年、美容の世界でも、“インナーケア”ということが
たいへん注目を集めています。
本当の美しさを得るためには、表面的なことよりもまずは
インナーケア=体の中からきれいにしていくこと
が大事だということは、まったく同感です。
そして、「究極のインナーケア」の鍵になるのが、
じつは「腸の健康」なのです。
体の中にとり入れた栄養素を吸収し、
毒素を排出してくれる腸は、
「第2の脳」ともいわれるほど、大切な器官です。
しかも、自律神経のバランスを整えるためにも、
「腸」はとても重要な役割を果たします。
なぜなら腸内環境をよくして腸がきちんと動くようになれば、
副交感神経の働きも格段に高まるからです。
ですから、腸を整えれば人生も変わります。
日々、便秘に悩む患者さんに接して感じること、
それがまさに「腸の環境を変えると、人生も変わる」
ということだからです。
たとえば初診のときと2回目では、
みなさん、入ってくるときの表情がまったく違います。
まるで「世も末だ……」というふうな暗い感じだったのが、
見ちがえるように生き生きと明るく変わっている。
それはじつは、「便秘を解消する=腸を健康にする」ことによって、
腸の働きにもっとも大切な副交感神経の働きが高まり、
「乱れていた自律神経のバランスが整った」からなのです。
でも、腸は、とても精神的な影響を受けやすい器官です。
たとえば「仕事や人間関係のストレスで便秘になった」
「大事な会議の前はいつも下痢になってしまう……」
というのは、このパターンです。
そして、腸の状態が悪くなると、副交感神経の働きが下がり、
血管が収縮して、末梢まで血液が流れにくくなり、
心も体もますます調子が悪化して、肌アレやたるみ、
くすみなども引き起こしてしまう――、まさに悪循環です。
ですから、いかに腸の環境をよくしていくかが
「自律神経美人」になるための第一歩、
根本から美しく変身させてくれる1番目の鍵なのです。
「「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣 より」