野菜を多くとる食生活を。
野菜は1日に350g以上、生野菜なら両手のひらに
いっぱいくらいが目安です。
生野菜はかさがあって大変なので、
煮物や鍋物にして煮込めばたくさん食べられます。
全体の3分の1は緑黄色野菜に。
みそ汁やスープだけでなく、ジュースやデザートも
おすすめです。
◆◆ 健康を維持するために食生活の見直しと改善 ◆◆
《体の調子をチェックしてみる》
健康を維持するためには、自分の体調に留意することが大切です。
単なる疲れやストレスだと思っていた症状が病気の前兆だった・・・ということもあります。
また、食事の内容や運動、休養、睡眠、ストレスなど、健康に影響を及ぼす要因を見直しましょう。
さらに、年に一度は健康診断や人間ドックを受けることで、体の状態を把握することができます。
また、病気を早期に発見したり、生活習慣病を予防したりできます。
《生活習慣病を甘く見ない》
生活習慣病とは、偏った食習慣や運動不足、飲酒、喫煙などの
悪い生活習慣が長年続くことによって起こりやすい病気で、
生活習慣が発症にかかわっていると考えられる病気の総称です。
代表的なものには、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などがあります。
生活習慣病の最大の特徴は、自覚症状がないケースが多いことです。
検査結果、数値が悪くても、実際に痛いところや調子が悪いと感じるところがなければ、
そのまま放置してしまう人が多いようです。
しかし、それが何年か経過すると、命までも脅かす疾患につながる場合もあるのです。
《食生活を見直そう》
食生活は健康状態を大きく左右します。
食事が偏りエネルギーが過剰な状況に陥ると肥満になり、ひいては生活習慣病を引き起こします。
また、ビタミンやミネラルが不足すると、体内の様々な代謝機能がうまく働かなくなることがあります。
疲れがとれにくくなり、体内の恒常性が狂ってしまうこともあります。
体の細胞は、自分が食べた物からできています。
何を食べるかきちんと選んで、健康を維持していきましょう。
「栄養の教科書 より」