【大豆の力】・・・・・・大豆、納豆、豆腐、厚揚げ、豆乳
大豆は、日本人が昔から食べてきた代表的な食品のひとつです。
「畑の肉」と呼ばれるように、主成分は良質の植物性たんぱく質で、動物性たんぱく質と同じように、
体の細胞が新しく生まれ変わる際の大切な材料になります。
さらに大豆には、ポリフェノールの一種である大豆サポニンや大豆イソフラボン、
良質の脂質である大豆レシチンなど、特有の成分も豊富です。
このようにすぐれた栄養素に富む大豆や大豆製品をたくさん食べていたことが、
ひと昔前の日本人の健康と長寿をささえていたのでしょう。
大豆を原料とする大豆製品は、魚や肉の加工品と比べて、塩分が少なめなのもメリット。
納豆や豆腐は、混ぜるだけ、切るだけで食べられるのも魅力です。
〔効能〕
良質の植物性たんぱく質である大豆たんぱくに加え、大豆サポニン、大豆イソフラボン、大豆レシチン、
植物ステロールなど、血液をサラサラにする成分が多いのが特徴です。
血液を健康に保つことで、血管の若返り効果もアップします。
また、ポリフェノールの一種である大豆サポニン、大豆イソフラボンは、悪玉のLDLコレステロールや
中性脂肪を減らすよう働きます。
良質の脂質である大豆レシチンは、血栓ができるのを予防し、植物ステロールは腸内での脂肪の吸収を阻害し、
血中のLDLコレステロールを減らします。
加えて、納豆には、発酵過程でナットウキナーゼという特有の成分が生まれます。
この成分には、血栓を溶かす作用があり、脳卒中や心筋梗塞の予防に役立ちます。
〔使い方&食べ方のコツ〕
●1日1回以上、大豆・大豆製品を食べるよう意識する。
●納豆、豆腐、豆乳は、調理しなくても食べられる。
納豆は1日1パックまでが摂取の目安。
●大豆は、水煮缶などを利用し、サラダなどに入れると手軽にとれる。
●厚揚げや薄揚げは、肉の替わりに炒め物や焼き物に使うのもよい。
「一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本 より」