健康、美容、若返り、認知症予防にも!「アマニ油」
数多くある「油」の中でも、積極的に取り入れ、おすすめしているのが
オメガ3系脂肪酸を多く含む「アマニ油」です、
「オメガ3系脂肪酸」たっぷりの「アマニ油」は、ダイエットや若返り、美容、
健康促進に役立つ“最強の油”です。
認知症予防にも役立つと期待されていることがメディアにとりあげられ、
がぜん注目を集めています。
アマニ油に豊富に含まれているオメガ3系脂肪酸には、次のような作用があると言われています。
・細胞を包む「細胞膜」を健康に保ち、細胞から元気になる
・皮膚のハリやツヤの元になる
・血液をサラサラにして血栓を予防する
・血圧を下げる
・ポッコリお腹から脱出する強い味方に
・体内の炎症を抑え、アトピー性皮膚炎、花粉症の抑制に
・脳機能の若さを保つ
・ホルモンバランスを整える
・便秘改善……etc.
ざっとあげただけでもこれだけのメリットがあります。
「なぜそれがいいのか」を理解して毎日の生活に活用していただきたいと思います。
<選び方、とり方……「アマニ油」6つの注意点>
アマニ油を摂取するときの注意点をあげておきましょう。
・アマニ油は酸化しやすいので1カ月を目安に目処に使い切る
・アマニ油は冷暗所で保存する
・アマニ油は低温圧搾やコールドプレスと表示されているものがよい
・ローストアマニ(粒・粉末)は酸化する心配はない
・脂質が主成分なので摂りすぎは禁物だが、その分糖質を減らせば心配ない
・1日の摂取量は、アマニ油小さじ1〜2杯程度
<酸化しやすいので「加熱」は×>
アマニ油だけでなく、αリノレン酸を多く含む油全体に言えることなのですが、
酸化しやすいので加熱料理には使わないようにしてください。
また、光でも酸化するので、開封後は冷暗所で保存し、1カ月以内に使いきるようにしましょう。
開封して時間が経つと、酸化して色がにごったり、クセのある香りが出たりします。
加熱せずに搾った新鮮なアマニ油は薄い金色で透き通っていて、苦味や香りはほとんどありません。
苦味や香りが出てきたときには、油が過度に酸化してしまっている可能性があります。
そうなると、過酸化脂質という体に害のある脂質に変化してしまっているので、
食用にはあまりおすすめできません。
とはいえ、「オメガ3系脂肪酸」だって、いきなり完全に酸化するわけではありません。
魚のEPAで実験したところ、冷蔵庫に1週間以上おいていてもほとんど酸化していなかった
という結果も得られています。
少なくとも食べられる状態の魚であれば、油は酸化している心配はないと考えていでしょう。
油も同じです。
口にしたときに、がまんできない苦味や香りがほとんどないかぎりは、使用しても問題ないでしょう。
<「低温圧搾」「コ−ルドプレス」を選ぶ>
もうひとつ。
アマニ油を選ぶときには、製造方法にも注意しましょう。
せっかく体にいい油なのですから、低温圧搾やコールドプレスと表示されている、
高品質のものを選ぶと安心です。
これらは、アマニから油を絞るとき、加熱による品質の低下を最小限におさえて
つくられていると考えられるからです。
アマニ油はフラックスシードオイルと表記されていることがありますが、
日本語か英語かの違いだけで、中身は同じです。
ローストアマニは殻で保護されているので、ロースト(加熱)しても酸化する心配はありません。
安心して召し上がってください。
<1日にどれくらいとればいい?>
油をおすすめするときに必ずといっていいほど摂取量について聞かれます。
アマニの主成分は、脂質ですから、過剰にとりすぎるのはよくありません。
とはいえ、油や香辛料として使うのですから、いっきにたくさん食べることはないでしょう。
アマニ油であれば、1日にスプーン1〜2杯を目安にとりましょう。
ローストアマニは食事に加える程度であれば、とりすぎの心配はありません。
美容、健康によく、若返りの効果が得られるだけでなく、
加えると風味や食感がアップしておいしくなるのですから、やってみないと損ですよ。
厚生労働省は「オメガ3系脂肪酸」を、1日に1.8〜2.4グラム以上とるようすすめていますが、
毎日活用すれば不足する心配はないでしょう。
「血管の名医が教える15歳若返る習慣 より」