フリーラジカルに電子を奪われることによって、物質は大きく損傷されます。
糖やたんぱく、脂質といった、身体の基本となっている成分も、本来の機能が失われ、
働けなくなるのです。
それが老化や病気の原因になるのは、いうまでもないでしょう。
細胞も細胞膜もやられます。
細胞膜は脂質やたんぱく質、糖質などからつくられているわけですが、
それらが傷つけられてしまうのです。
その結果、細胞がもっている機能が低下したり、機能不全に陥ったりします。
行き着く先は老化の促進、病気の発生です。
では、フリーラジカルの横暴な振る舞いを阻止するにはどうすればいいのでしょうか。
それをいつでも消せる力をつくり上げることです。
抗酸化力を高めるのです。
抗酸化力を高め、フリーラジカルに対する万全の体制を整えることは、
老化防止はもちろん、あらゆる病気対策の決定打といえます。
ガンや生活習慣病をはじめ、ほとんどの病気にフリーラジカルがかかわっているからです。
「「脳の栄養不足」が老化を早める! より」
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが
好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
また、シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは
当然でその構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも
必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは
促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす
非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群は
バランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が
起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。