大食漢で働き者の脳の内部では、どんなことが起きているのでしょうか。
フリーラジカルという言葉は、もう耳になじまれたと思いますが、
そのフリーラジカルの代表格が活性酸素と呼ばれるものです。
「活性酸素? そう、シミの原因が活性酸素!」
女性は美肌の大敵として、活性酸素を知っているかもしれません。
活性酸素は美肌を損なうだけではなく、さまざまな悪さをします。
老化を引き起こすというのも、悪さのひとつです。
その活性酸素は、酸素を消費しているところで発生します。
もっともたくさん酸素を消費する脳は、じつは大量の活性酸素の発生源なのです。
活性酸素に対抗する抗酸化については、さまざまなところで語られています。
それをもっとも求めているのが体内で際立って活性酸素が多い脳だということは、
もう、説明するまでもないでしょう。
もちろん、抗酸化の手段を講じて、シミやそばかすから肌を守ることも大切ですが、
それ以上に脳の抗酸化対策は急務なのです。
これまで、「抗酸化」については、身体へのアプローチがよく知られていましたが、
脳についてはあまりいわれてこなかったように思います。
とくに体内でいちばん酸化しやすい脳の抗酸化を考えることは、
同時に、身体の老化を防ぐことにもつながります。
脳を若返らせることは、身体をも若返らせるのです。
「「脳の栄養不足」が老化を早める! より」
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ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは
促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を
及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など
他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群は
バランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
栄養療法の一環としてご利用いただきたいと思います。