頭を活発に働かせるためには、マイナス思考に陥ることを避けたい。
「どうせうまくいかないだろう」「自分は無力だ」というようなマイナス思考にとらわれると、
集中力も記憶力も低下していきます。
逆に言えば、「できるはずだ」というプラス思考で、勉強や仕事に取り組めば、
集中力も記憶力もよく働きます。
その結果、勉強や仕事がうまくいく確率は高まっていきます。
プラス思考によって頭がよく働くようになるのは、脳内のドーパミンという物質の
分泌量が増えるからです。
ドーパミンの量が増えると、脳の働き、とりわけ前頭前野の動きが活発になり、
思考力や記憶力が高まるのです。
ドーパミンが増えるのは、人が楽しいとか幸福だと感じているときです。
逆に「自分はダメだ」とマイナス思考にとらわれているときには、ドーパミンは出てきません。
脳内のドーパミンを増やし、頭を働かせるためには、まずはポジティブに考えることです。
「どうせ無理だ」と思ってしまいそうなときでも、あえて「なんとかなるだろう」と考えましょう。
そうやって、プラスに考える癖をつければ、頭はいつもよく働き、思いもよらなかった
アイデアも出てくるはずです。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、
ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに
行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、
イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、
ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な
糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、
認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、
それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、
そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、
動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、
一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる
恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまう
という深刻な問題も起きています。
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが
好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは
促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす
非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など
他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群は
バランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
栄養療法の一環としてご利用いただきたいと思います。